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カテゴリ:小池真理子
出版社: 講談社 (2008/6/13) ★★★★☆ 人の死や別れをテーマにした短編集6編。 ●秘めごと 海外へ移住する前にかつての不倫相手の墓に最後の挨拶をしたいという男の為に、その死んだ友人の夫と鉢合わせしないように墓参りの時間をずらすのだが・・・。 ●月の光 離婚し痴呆の母の面倒、携帯電話が嫌いで古風な若い男と知り合い仲良くなるが、突然薬を大量に飲み自殺未遂をしてしまう・・・。 ●パトロール 富山から出稼ぎに来ているという男と小料理屋で知り合い、店で会う度に隣に座り色んな話をした。彼は普段は詩を書いており、体を動かしたくて肉体労働もしていたのだ。その男が事故で死んだという。涙が溢れて止まらなかった・・・。 ●夏の吐息 一緒になろうとしていた役者の彼が突然いなくなってしまった。 おなかの子供は流産してしまった。 いつ帰ってきてもいいようにと、彼の母と一緒に暮らし何年も待っている・・・。 ●上海にて 生意気な女のお陰で知り合った男と6年ぶりに上海で会い・・・。 ●春爛漫 「浮気をするにしても、なんで父は若い女の人じゃなくて、年くったおばさんなんかと・・・」 あんたなんか死ねばいい、と娘に詰め寄られ・・・。 夏の吐息 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
July 27, 2008 06:25:43 PM
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