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カテゴリ:東野圭吾
出版社: 光文社 (1992/08) カバー・リニュアルフェアの内の一冊。 スッチーとよばれていた頃の女性客室乗務員が絡んだ様々な物語。 いつもエー子(早瀬英子)にくっついていて、体系がビー玉の様に丸いからビー子になってしまった藤真美子。 二人は月とすっぽんだった。エー子は優秀、ビー子はドラマのようなちょっとドジでマヌケなスチュワーデスだった。 そんな二人の前で様々な事件が発生する。 ●ステイの夜は殺人の夜 「本間さんの奥さんはやっぱり殺されになったんですか?」 と妙な敬語を使いつつエー子が刑事に問いかける。 副操縦士たちと呑んでいるところに、便で一緒だった客に偶然出会い、夜中まで楽しんだ後に、部屋で休んでいた客の奥さんが殺されてしまったのだ。 ●忘れ物に御注意ください 「地獄だ・・・アカンボ地獄」ビー子は言う。 旅行会社が組んだ「ベビー・ツアー」は、赤ん坊を抱える家族に気兼ねなく旅行をしてもらう為に組まれたツアーだった。 その25組のツアー客を任されたビー子。 一行は京都奈良を巡り帰るところだった。 無事羽田に到着するが、赤ちゃんがひとり忘れられていた・・・。 だが、25組の中に赤ちゃんを忘れている人間はひとりもいなかった・・・。 ●お見合いシートのシンデレラ 機内のお見合いシートで男性に声を掛けられたビー子。ビー子タイプのいい男だった。 数日後その男性に声を掛けられ食事に誘われた。 会ったその日にその男性から突然結婚を申し込まれたのだが・・・。 ●旅は道連れミステリアス エー子は常連客の男性に食事に誘われたが丁重にお断りした。 ビー子はある女性に「浜松町にホテルはあるか」と聞かれとあるホテルの名を上げた。 だが、そのホテルで男女二人は殺されてしまったのだ・・・。 保険金を支払わせる為に他殺に見せかけたと思われる事件の真相は・・・。 ●とても大事な落とし物 エー子とビー子は機内に遺書が落ちているのを発見してしまった。 痴話げんかをしている男女、老夫婦、中年男性、いったい誰が落としたのか、落とした本人探しが始まった。 ●マボロシの乗客 人を殺して東京湾に沈めた、という怪電話が掛かってきた。 そして駐車場では血の付いたバッグが見つかり、そのバッグの持ち主を知っているという男が現れ・・・。 ●狙われたエー子 誰かに後を付けられている気配を感じ、路上で車に轢かれそうになったエー子。 アリバイ工作の為に殺されそうになったエー子だった・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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