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カテゴリ:小池真理子
出版社: 集英社 (2004/11/19) あとがきにありましたが、『恋』が生まれる少し前の作品で、『無伴奏』と共に作品に転機が加わった頃の作品ということでした。 子供が絡んだゾッとする作品です。 函館から上京し、川久保悟郎のところで一人娘の桃子の家庭教師をするかたわら、絵の勉強をさせてもらう雅代。 そこには桃子が可愛がっている真っ白な猫のララがいた。 川久保は妻を亡くしており、家政婦もひとりいたが、雅代が上京するとその家政婦をやめさせ、雅代にすべての家事もまかせるようになる。 ただの独身男ではなくかつて結婚していたという安心感からか、川久保のことを少しずつ気になりはじめる雅代。 やがて未亡人の小柴千夏が頻繁に川久保家を訪れるようになり、どうやら恋人同士になったようだったが、娘の桃子はもちろんのこと猫のララまでも千夏には懐かなかった。 ある日雅代は、千夏がララを池に溺れさせているのを見てしまい・・・。
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Last updated
June 7, 2010 11:53:31 AM
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