ヴァンサンカンまでに 乃南アサ
文庫: 303ページ 出版社: 文藝春秋 (2008/3/7) 再読。.......................................... 部下と不倫していた倉沢次長が、女の部屋で胸を刺され殺された。 女もガス栓を捻って自殺未遂をした。 翠も別の上司と付き合っていた。週末は独身の恭一郎と遊ぶ。やはり会社の人間。良く言えば倹約家の恭一郎だが、何か物足りない。現実的過ぎる。外食などはすべて割り勘。なんでも女のせいにする、子供扱いする。 24歳まで女を知らなかったくせに、妙に自信家な恭一郎にとうとうキレる翠。 どちらとも上手くいかない翠は、飼っているミドリガメにやつあたり。.......................................... 最後は女性の方に軍配が上がる内容でした。男としては残念だけど…。 恭一郎という男は、男から見ても、かなりしょぼい男でしたね。 私が女性だったら、絶対付き合いたくない男やね。ヴァンサンカンまでに