ゼロ時間へ アガサ・クリスティー
文庫: 382ページ 出版社: 早川書房 (2004/5/14) ★★★★★ クリスティー自らベスト10に入るという本作。 バトル警視が登場する殺人ミステリー。 スポーツ万能なテニスプレーヤーのネヴィルは病弱な妻オードリーと別れケイと再婚。 オードリーとケイの2人を、お互い分別を持っていい友達として突き合せたいとネヴィルは考え、海辺にある老婦人のミス・トレシリアン邸を訪れるのだが、若くて嫉妬深いケイはおとなしいオードリーに対し癇癪を起してしまう。 ケイのことに気がある男や老婦人の友人である弁護士も訪れるのだが、皆で夕食をし、自分のホテルに帰った弁護士のトレーヴが持病の心臓発作の為死亡してしまう。 ネヴィルは別れたオードリーとよりを戻したかった。 そのことをケイに話すが絶対に離婚はしない、離婚するくらいなら2人とも殺してやると・・・。 そして、屋敷の主人である老婦人のトレシリアンがゴルフクラブで殴られ殺されてしまう。 崖からの飛び降り自殺を失敗した男、9番アイアン、財産絡み、犯人はいったい誰なのか・・・。 バトル警視は真相に乗り出した。ゼロ時間へゼロ時間の謎(DVD) ◆20%OFF!