黒い家 貴志 祐介
単行本: 365ページ 出版社: 角川書店 (1997/06) 若槻の勤める生命保険会社で保険給付の支払いをめぐって繰り広げられる謎と恐怖の物語。 生命保険会社には様々な来客や問い合わせがある。 パジャマ姿で頻繁に文句を言いに来る者。 「自殺した場合でも保険金は下りるのか?」 「会社が不渡りになって倒産したのはおまえの会社が貸付を渋ったからだ!」等様々である。 ある日、若槻は菰田家に呼び出され自宅へと出向くが、なんと子供の首吊り死体を発見させられてしまう。 しかも発見した時の若槻の顔を横から父親がじっと見ていたのだ。もしや若槻はこの父親に利用されたのではないか? 親が子供を殺した場合保険金は下りない為、偽装に加担させられたのか。 菰田はその後毎日「保険は下りたか?」と足を運ぶ。 菰田は近所でも迷惑がられていた。ゴミ等による悪臭、飼い犬の問題など様々だ。 菰田の左手にいつも軍手がはめられている事に不審をもった若槻は調べてみるとなんと過去に5本の指を切断し保険給付を受けていたのだ。 これは怪しいと思い若槻は母親に匿名の手紙を送ったり、通称「潰し屋」に依頼し、今までに支払った掛け金は返還するので保険契約はなかったことにして欲しいと脅しの作戦に出るが・・・。黒い家 貴志 祐介 本体価格 680円 (税込 714 円) 黒い家 本体価格 1,500円 (税込 1,575 円) 黒い家内野聖陽20070126祭5 当店通常価格 4,935円 (税込) 価格 1,974円 (税込)