半落ち 横山秀夫
文庫: 357ページ 出版社: 講談社 (2005/09) 再読。 最後の最後はすっかり忘れてたわ。 とっても素敵な作品ですね。 ベテラン警部の梶聡一郎が、女房を殺したと自首してきた。 温厚で人情派で知られる男が何故・・・。 自首したのだから「落ちている」のだが、空白の2日間何をしていたのか、さらに「落とす」ことを任命されたのは「落としの志木」と言われる男、志木和正だった。 若年性アルツハイマーに罹っていた妻を不憫に思って殺したという。 7年前には白血病に罹った13歳の息子が死亡していた。 その息子の命日に妻に手を掛けた・・・。 空白の2日間に歌舞伎町に行った訳。50歳の誕生日がきたら自殺をする、と言っている理由とは何なのか・・・。半落ち