贅沢な昼寝

タオルが200枚くらいあり、一回使うと洗うという俳優の言葉についついそのままテレビを見続けた。
家具の配置を床の木目に合わせないと気持ちが悪いとか、一人暮らしなのに一日５回は洗濯機を回すとか、最初はその潔癖ぶりを笑う他のタレントと同じ気持ちで聞いていたのだが、後段そうでもなくなった。

ホテルは２枚のシーツの間にからだを入れるので、布団に直接肌が触れない。しかし旅館などは布団カバーだ。客が帰った後シーツと枕カバーは新しいものに替えるだろうが、布団カバーを毎回替えるとは思えない。寝ている間の他人の息がかかったカバーが口元にあるのがちょっと、と実は思っている。（思っているだけではあるが）

トイレのウォシュレットも一度掃除をしてみるとわかるが、水の噴出口はかなり汚れているものだ。あれを見てしまうとなかなか不特定多数の使う場所のものは勇気がいる、と実は思っている。

洋式トイレにおける男性の使用後については番組の「潔癖組」とまるきり同意見。飛沫は拭いていただきたいと思っている。我が事務所では拭いていただいているが。

ゴミの分別に関しては「潔癖組」の意見はもう当たり前でしょという感じであった。さすがにサービスエリアのゴミ箱で他人が捨てたゴミの分別まではしないが。

煎餅を食べてかけらが落ちるのが気になるとか、自分は落とさないとかも笑ってはいられない。

「一緒に暮らせない」「気持ち悪い」「おかしい」という言葉がだんだん自分に向けられているような気がした番組だった。

でも、バスタオル、手を拭くタオル、トイレ用、台拭き、食器拭きを別々にするのは普通だと思っていたのだが。そして食器拭きと下着を別々に洗うのも別に潔癖とは思わないのだが。