じゃじゃ馬母さんと子馬ちゃん

ついに禁断の地に足を踏み入れてしまいましたぁ｡｡｡
というくらい、主婦にとっては別世界、無縁の園「ホ・ス・ト　ク・ラ・ブ」

別に’はとバスツアー’で行ったわけでもなく、ましてやひょっこり入れるほど敷居は低くない。

実は、小学校からの同級生の男の子で、この世界の社長の息子がいる。
この友人、小さい頃は父親がいなかったのだが、大人になって探したら、この社長だったという嘘のような本当の話。

で、各店舗を何人かの腹違いの息子に任せている。（そこいら中に隠し子がいたらしい）

ということで、いつかは遊びに行くね～と言いながら主婦になってしまった今、なかなかきっかけがなくて行かれなかったのだが、ヤングママちゃん（これまた寒いっ）の再三な催促により、重い腰を上げたのだ。

さてさて、何を着ていこうか？靴箱の奥からハイヒールなぞ出してきたり、近年法事でしかはかなくなったストキング･･･あ、伝線しているっ、とか、ばたばたしながらも準備万端!?

息子達もいつもと違うママの姿に興味津々、まさか「主婦５人ホストツアー」に出かけるとは!?
「お友達とお食事行ってきま～す！」と罪悪感を抱きながらも、夜の楽園に出発！

しかしっ、ホストクラブって夜中の１２時からオープンの店舗がほとんど。
仕方なく、１つだけ空いている熟女が多い所へ行くことに。（１２時過ぎは熟女と主婦は’おねむ’の時間だからねｰｰ;）

店に着くと、すっかり幹部になって貫禄ついた友人がお出迎え。

そして、入り口に入った途端、目がくらむようなきらびやかな電飾や装飾、これは･･･スーパーの照明売り場？（例えが主婦目線でわるいね）

<こういう飾りは社長自ら日曜大工用品店で買ってきて飾りつけているらしい、案外庶民的>

黒服のメンズが一斉にこちらを見る視線、はぁ～どのくらいぶりだろ～
「いらっしゃいませ」低音の掛け声を次々と浴びせられる♪

遠くから見ると’石原軍団’きゃぁ～渡哲也に舘ひろし？これぞホスト！

ところが、席に着き近づいてよーく見ると、今はなき石原良純だらけっていう落ちが待っていました。

思わず「父さん！」と呼びたくなる人から、今時懐かしいマッチヘアに襟立てスタイル、貧乏臭いのやら、日焼けサロニスト･･･舘ひろしはどこにいるのっ？っていう現実でございました。

しまいには沢田亜矢子と別れた元旦那・松野がやってきたので、思わず直撃インタビュー！　
<実際もヘビみたいでキモかった>

フロアでは、花井幸子みたいなおば様が、パンタロン姿でホストとボサノバでステップをふんでいる。
ルンバだのチャチャだの、よく腰が動くこと動くこと！

遠くのテーブルではＴＶドラマのシーンそのまま、私達は夢の中、ここにいる現実が信じられない様子の主婦軍団。

そのうちどっちが客？ってくらい盛り上げ役になってしまう悲しい主婦の性。
そろそろ脳みそが充血してきて（なんのこっちゃ？）、いつもの’おねむ’の時間だわ･･･子供達だの顔がちらつく。

でも、ヤングママちゃん達はお元気で、ジジイはもういい、２部の若い子ちゃんも見てみたいと大張り切り
　　　　　　　　→　せっかくだからと若い子ちゃんの店へ移動
　　　　　　　　→　老体組、鞭打って頑張る

確かにイケメンがいっぱいだけど、１９です！大学生です！って言われるとこんな仕事してないで真面目に勉強しなさいって言いそうになっちゃいましたよ。

「ドンペリ入りましたぁ！」の合図に合わせて、キムタクやゴローちゃんのように「ホッホォ～♪」と皆で踊る姿を生で見られたのが一番感激！

友人がいたから超スペシャル料金でやってくれたけど、まともに払ったらひとり１０万円じゃきかないだろう｡｡｡ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

主婦の私達には信じられない金額、実態、そして時間帯･･･

でも、やっと子供もママがそばにいなくても寝てくれる年齢になって、ちょっと羽を伸ばして何もかも忘れて楽しむ時間が数時間だけあっても罰は当たらないだろう。

後日、夫に体験ツアーの内容を話したら、笑いながら「ハマるなよ」と忠告。
あら？その程度なのね･･･　

でも、一生に一回でいいですぅっ！