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カテゴリ:ハーブ
「私は月経前症候群(PMS)だったんだ」とはっきりわかったのは’チェツトツリー’というハーブを飲んでからだ。
それまで、生理の前は誰でもイライラするものだと思っていた。 やたら眠いし、甘い物が食べたくなることも一緒だと。 自分でも信じられないくらいカッカしてしまい、後で後悔するくらいコントロールが利かなくなる。 子供を産んでからはそれまで以上で、時には子供に当たってしまい後で反省しては自己嫌悪に悩まされていた。 それが、ある講習を受けて勉強し始めてから理論的に自分の身体を理解することができた。 一昨年、あるイギリス在住のメディカルハーバリストの講習を受けた。 イギリスでは、ハーブで治療する医院が普通にあって、そこでハーバリストが診断&調剤する。 その講習のテーマが「女性の病気」についてだった。 女児は初潮を迎えると同時に女になり、 毎月子宮内の掃除のために血を流し、 そこで生理痛やPMSと闘い、 妊娠するために身体を作り、 妊娠中は自分の栄養を体内にいる胎児に与え、 出産後は体液から母乳を造り出し、 更年期を迎えホルモンのバランスを崩し、 やっと女が終わる。 これらの変化に身体を対応させなくてはいけないのだから女って忙しい。 特に毎月くる生理が面倒だっていうことは言うまでもないが、生理が近づいてくるのが恐怖でもあった。 女性の75%がこのPMSと言われていて、特に30代から40代には特に多く、月経の約2週間前から始まり月経が始まると同時に治ると言われている。 それは、ホルモンのバランスが問題で、その大半がプロゲステロンに対するエストロゲンの過剰が原因。 ちょっと難しい話になるので省略するけど、要は卵胞刺激ホルモンを減少させて黄体刺激ホルモンを増加させれば解消できるのです。 これによってうつ病を引き起こす場合もあるし、自殺者もいるのだから放っておけない病気なのだ。 それに効果があるのが「チェツトツリー(イタリアニンジンボク)」。 仁丹のような実で苦味があってちょっと飲みにくいので他のハーブとのブレンドティーがお勧め。 ハーブには、普段健康や美容のために飲むものと、何かの症状を治すためのメディカルハーブがあって、普段飲むハーブは大量に飲まない限り特に問題はないけど、メディカルハーブは症状に効く分長期間の服用は副作用が出る場合がある。 この「チェツトツリー」は後者のハーブで、2~3週間以上は続けて飲まないよう注意する必要がある。 人によっては吐き気やめまいが起こる場合があるらしい。 私は「あ、きたな」と思うとコレを飲んで解消する。 これでだいぶ症状も楽になったし、コレがあると思うだけで安心できる。 受胎を望んでいる人にも処方しているし、排卵痛にも効果があるようで「排卵痛がなくなった」という声も聞く。 日本のアロマショップではなかなか売っていないので取り寄せる必要があるけど、もしPMSでは?と思うのであればお勧めする。 その場合は、必ず肝臓をいたわるハーブ(ダンテライオン、オレンジピール等)や、同じくホルモンバランスを整えるローズやセージを加えるのが私流です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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