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カテゴリ:生活
今夏の最終6組目の訪問者は両親だった。
よく考えてみたら、夏休みの半分以上が誰かが泊まっている計算になる。 しかも全て私の知人。 神経質な旦那様なら病気にでもなるだろうが、我が夫は多くの訪問を喜んでくれた。 ありがたい。 今回の父親の目的は幼少時代に住んでいた土地と、震災時に来た場所を訪れたい、というかつてないリクエストだった。 実は父が幼い頃、今住んでいる市の山の方に住んでいたことを最近知った。 ほんのわずかな間だったけど、片隅にしっかり残った記憶を頼りに車で巡回すると懐かしそうに感動していた。 そまま住んでたらよかったのに!・・・なんて(^^ゞ もうひとつは、震災後に物資支援のために訪れた長田地区。 その当時、仕事の都合で訪れた父は東京から岡山に入って明石駅から一番被害がひどかった長田まで6時間歩いて物資を運んだことを興奮しながら話す。 まるでそれは原爆の跡だった・・・と。 最寄の駅からタクシーで寝泊りした病院や周辺の街を回った。 タクシーの運転手さんの説明も交えながら、その変貌に驚愕しきる父。 その前に訪れた震災のメモリアルパークにしろ、父の想い出の場所といい、子供たちには何のことやら??? いずれきちっと教えたい。 せっかく明石にきたのだからフェリーで淡路島へ、って言うけれど。 さっき、元町から震災メモリアルパークまで歩いたよね。 この猛暑の中、こんなにアクティブな老人と子供がいるだろうか。 向こうに行けば何かあるだろうと・・・ 何もなかった。本当に何も。 淡路滞在時間10分のトンボ帰りだけど、結果的にクルージングした気分。 タコマークの「たこフェリー」に乗って。 明石焼きはすっごく美味しかった! 今度、これを食べるためだけに明石に行きたいな。 明石では「玉子焼き」と呼ばれる。 魚の棚と書いて「うおんたな」。 明石と言えばタコ! 鱧を2尾と川津海老をゲットして夕飯に。 只今フリーの店長さんに出張板前をしてもらって、鱧鍋と海老の唐揚げでご馳走! 下ごしらえや出汁作りの丁寧な仕事によって、我が家はたちまち料亭。 こちらに引っ越してきてから初めて食べた鱧だけど、やっぱり鍋が一番美味しい食べ方だと思う。 最終日は有馬温泉に行ってのんびりしてもらいました。 (私はこの1ヶ月で4回も行ったわさ。地元の人も生涯に1回行くか行かないか、というのに) 両親もしばらく会わないとグッと老けたような気がする。 母親はまだまだ現役!って感じなのに、父親は精気を吸い取られるように痩せ細っていく。 昔は中条きよし似とか言われてファンがいたりしたのに・・・ サミー・ジェイムスJr.似も笑えた・・・ 武田テツヤになっちゃたまでは洒落になったけど・・・ ’おひょいさん’にまで進化しちゃうんだね、人間って。 なんか、老いていく父親の姿ってたまんないよね。 でも、少しは親孝行できたかな? これでこの夏の女将業も終了。 あっという間に夏休みも終わる。 さすがに疲れも出たけど、子供たちも飽きることなく夏休みを過ごせて、ワイワイ過ごすのが好きな私も楽しかった! ありがとう~でした! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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