まず話を聞く。
今回は私が相談を受けた時の接し方について、少し話してみたいと思います。メールだけの相談を行っていた時期は、大量の文章をやりとりしていましたが、店内で対応できるようになってから大分スムーズに解決できるようになりました。メール相談の場合、いきなりA4用紙一枚分くらいの文章が送られてきます。文字数にして1,000字くらいでしょうか。その中にポイントとなる要素が3つ4つ入っています。それぞれ全部 答えていたので、返信メールは2倍か3倍の量になって返します。それに対して、部分的に質問が来ます。また1,000~2,000字です。1人の相談で3~4回の往復をします。昼間は避難している方も多く、1日1回の遣り取りしか出来ないので、解決までに1週間ほど掛かってしまいます。中途半端な返答をして間違った対応を取って欲しくはないので、必要だと思うことは全部 記して返していました。それでも本人にとって必要な部分は意外と少なかったり、その返信で新たなことに気付き、更に更に・・、と続いてしまったり。文章では どうも理解できないことも多く、また伝わらないことも多かったです。実際 面と向かって話すと、そういう誤解は殆ど生まれないので、数時間で解消します。以前、遠くから相談に来て頂いたために1時間くらいしか時間が取れない方がいました。そこで更に時間を短縮する方法を模索しました。今では1時間で大抵の問題はクリアすることが出来ます。クリアと言っても、その場で結論が出た対処法を実際にやるのは その後の本人次第ですし、その後に次の問題が出てくることもあるでしょう。問題の解消には更に時間を要します。ただ、その時に抱えている一番の悩みについては、最終的な対処方法を必ず出します。話しているうちに相手の顔がどんどん明るくなっていくのは、こちらも嬉しいことです。自分がこれまで積み重ねてきた知識や経験が誰かの為に役立っているのだな・・、と直に感じることが出来ます。じゃあ あの建材は?、普段使ってるあれは?、と話はドンドン膨らんでしまうので、今は1時間で一度区切りを付けて、+α という形で対応しています。ネタは尽きないですから。同じような相談でも、人によって若干の違いがあります。そのニュアンスを見分けるには、相手の話をただ聞いていくしかありません。どこまでが化学的の反応か精神的な反応か、その境目は本当に難しいです。人によっては思い込みで症状を出している部分もありますし、原因とは違うものを気にし過ぎていたり。だからと言って症状は出ている訳で、「そこは精神面でクリアできるから我慢しなさい」という問題でもありません。どれだけ客観的に捕らえられるか、そしてイメージ出来るか。部屋の見取り図を簡単に書いて貰うことも よくします。どこに何があるか、どの場所で、どの時間に症状が出ているか。対処方として、この部分に扇風機を置いて、この窓とこの窓を開けて、ここは閉めて、5分 経ったら今度はこれをやってみて・・、とか。そういうところは、実際に面と向かってでないと出来ませんから。今は遅い時間しか対応できませんが、直接 会って話すことを重視しています。今後も出来る限り、対応していきたいと思っています。次回はメールの相談で最も多かった事柄について、触れてみます。※店内での相談に関してはこちらを参照ください。