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カテゴリ:教会
教会員の女性の方でお誕生日を迎えた方のところに訪問した。
夫を数十年前に亡くし、子どももいない彼女は、認知症の症状のため一人暮らしは難しく(例えば、ガスコンロの火を消し忘れることなどしょっちゅうだったらしくご近所からも苦情が来ていたらしい)、数年前からグループホームに入所している。大体、一ヶ月に一度しか訪問できないが、他の教会員にも声をかけて伺っている。 昨日は、その方の友人で今は別な教会に通う今年97歳になる女性、同じ教会員でおよそ80歳の女性、70代男性と女性、60代女性など世間的に見ればご高齢の方々が集まった。そのグループホームも私たちの訪問を受け入れてくれて、お茶など用意してくださるので感謝している。 世間話をしながら、その方は実際91歳になったのだが、年齢の話になると、「わたしはそんな年じゃない」と驚いたような顔でおっしゃられた。昨年、90歳だったので誕生カードには「90歳のお誕生日おめでとう」なんて書いたら、「これだけは見たくないね」と笑っていわれたので、私が用意したカードには今年は年齢を書かなかったのだが、誕生日であるので、自然に年の話はでるのである。 いつも97歳になるご友人の方が、編み物や折り紙など作ってきて「あんたも、これぐらいやらないとどんどん衰える一方だよ」なんてハッパをかけるが、今回は針金を芯にして毛糸でその周りを編んだ人形を持ってきた。その方は、現在96歳というご高齢にも関わらず、風邪などほとんど引いたことがない、と言われ、お孫さん家族と一緒に暮らすものの、ほとんど自分のことは自分でなさっていて、その元気さと手先の器用さに驚かされるのである。その方の作られた人形を見ながらも話しに花が咲いた。 さらに、80歳の女性の方が、花札を持ってこられて、一緒に遊んだ。施設に入られている方は、昔よくご主人と一緒に花札をするのが好きだったということを思い出してのことだった。 以前は、オセロを持ってきて遊んだことがあったが、こちらは、あまり乗り気ではなかった。しかし、花札はよく覚えておられて役も点数も覚えておられた。私も最近、ちっともやってなかったので、かえってこちらが教えられるぐらい。一緒に遊べるゲームがあるっていうのはいいものだった。いつもは、会話の中で繰り返し同じ質問が出たりするところ、今回は、多くの顔ぶれが集まったこともあり、認知症であることを忘れるぐらいの姿を見ることができて嬉しかった。 賛美歌を最後に歌い祝福をして帰ってきた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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