牧師の一人遊び

　朝、起きるとうっすらと雪が積もっていました。
　子どもたちは大喜びです。今日は、子どもたちの幼稚園のクリスマス礼拝と終園の日。残念ながら私はいけませんでした。
　というのも、キャロリングを予定していたからです。
　
　わたしたちの教会では、個人宅のほかに、教会関係者の病院や施設を回ってクリスマスの讃美歌を歌っています。
　今日は、小布施にある病院･デイケァ施設を回りました。施設の関係で、今日(２１日)の午前中に回ることになりました。最初の病院には、９年も寝たきりとなっている方をお見舞いし、その病室で歌い、その後、広間で歌いました。寝たきりとなっている方は、手足も動かず、口も利けない状態、外にでる反応はほとんどないような状況です。しかし、月に一度伺うと、ときどき表情がでることがあります。今日も、最初挨拶をしたときには、寝ている様子でしたが、「まきびと、羊を♪」を歌い始めると、パッチリと目をあけ、また口を動かされました。ああ、一緒に歌ってくださっているのだな、という感じがしました。また、その歌を聴いて、他の病室からも車椅子で歌を聴きに来られた方もいらっしゃいました。歌った後、手作りの小さなクリスマスカードを聞いていただいた方々にお渡ししてきました。
　広い場所で歌っていると、もう一度歌って、とか、「もろびとこぞりて」を歌ってなどと、リクエストもあって、うれしい限りでした。
　すこしでも明るい気持ちになっていただければ、と思っています。

　それから、デイケアーの施設にいって歌いました。その中の一人が、知っている牧師さんおお名前を出して、「昔は、よく教会に行ったり、訪ねてきてもらったことがあったが、病気になってご無沙汰になってしまった」なんておっしゃっていました。そして、一緒に讃美することができました。

　また、教会員の方が院長をしている病院の待合室でも歌わせてもらいました。帰ろうとしていた親子連れが残って聞いていただいたり、その子どもが、これっ、聞いたことがあるよ、なんて顔をしているのに、ちょっとうれしくなりました。

　風邪やらインフルエンザやらいろいろと流行っていますが、どうぞ皆様お大事に。良いクリスマスを！

　明日(２２日)は、また別な病院と施設を回ります。

　帰ってからは、クリスマスの聖夜礼拝のプログラムをクリスマス委員の方と作り、その後、小学校の門の前に行って、教会学校のクリスマスのチラシを配りました。
　
　実は、前日は、くしゃみと鼻水が抑えられないほどひどかったので、このままではキャロリングにも行けない、と不安だったのですが、部屋を少し暖かくして着込んでいたら、大丈夫でした。体が守られたことにも感謝しています。