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テーマ:最近観た映画。(40134)
カテゴリ:映画
ビートルズのGolden Slumberがテーマになっている小説として関心があったが、映画化されていたものでDVDを借りて見てみた。 特に期待していたわけではなかったが、思いのほか感動してしまった。涙が出てきてしまうシーンもあった。映画を見た後、夜遅くなっていたのだが、ついついもう一回見たいシーンもあって、飛ばしながらも、また見てしまう、それぐらい胸を打たれるものがあったし、主人公よりもその両親たちの姿に感動したのかもしれない。 堺雅人扮する主人公青柳は、首相暗殺の犯人として仕立てられてしまう。彼の大学時代の友人で家族によって借金地獄に陥った森田が、その役割を担うが、森田はそれでも精一杯青柳を思い、死の直前「信頼が武器だ。何としても逃げて生きろ。無様でもいいから生きろ!」という言葉を残す。 警察から青柳が犯人であると断定され、青柳は逃走するがその間に、マスコミが彼の実家を訪れていろいろと質問攻めにするシーン。彼の父親は、彼の無実を信じている。マスコミの一人が「息子さんを信じたい気持ちは分かりますが...」というと、父親は「信じたいんじゃない。知ってるんだ。何もかも...」と語り始める。 「信じたいんじゃない。知ってるんだ」。そんなふうに言ってもらえる存在があるっていうのは、本当にすごいな、と感じたのと同時に、ルカ福音書15章の「いなくなった息子の帰りを待つ父親」の姿とも重ねられた。 学生時代の友人たちの信頼、両親の信頼、他の仲間たちに支えられて青柳は生きる。 他、学生時代の回想シーンで、ポールがどんな思いでアビーロードを編集し、ゴールデンスランバーからThe Endまでメドレーでつないでいく様を話し合っているシーンもちょっと印象的。 伊坂幸太郎の原作も読んでみたいと思わせられた。 それにしても、キルオ役の濱田岳は、よくよく火野正平に似てるなぁなんても思ってしまった。 【送料無料】ゴールデンスランバー 【25%OFF】[DVD] ゴールデンスランバー お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Feb 21, 2011 07:56:28 AM
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