カテゴリ:ロサンゼルス生活
「日本経済の持続的成長は期待できるのか?」と題するUSC目良教授の講演を拝聴してきました。要旨は次の通り。
日本経済への課題 1.経営効率の改善 (1)人情的経営から、より合理的経営へ (2)ビジネス・スクールの普及 2.知的財産の生産 (1)R&Dへのインセンティブの適正化 (2)知的財産権の確立 (3)大学と企業の協力関係の推進 日本経済成長の阻害要因 1.人口の減少 2.政治的リーダーの不在(ポスト小泉) 結論 1.政治的挫折が無ければ、中期的に2.5から3.0%の成長は可能であろう 2.小泉純一郎は多大な貢献をした 3.今後は企業が今までの緊張感を持続して、経営技術の向上と知的財産の生産を中心として、成長を図るべきである 私の感想 知的財産の生産に力を注ぐのはこれからの目指すべき道と思いますが、日本政府及び財界の具体的な方策が見えて来ません。 この点については、先日特許弁護士のヘンリー幸田氏も指摘しておられましたが、IBMなど特許戦略で先行している企業と日本企業の間に未だ大きな差があるように感じます。 大学と企業の協力関係については、私の日本の協力会社の社長が国立大学の教授になるなどの具体的な動きが、身近にも感じられます。 いずれにしても日本経済に持続的成長の可能性が見えてきた事は誠に喜ばしい事で、私も何らかの貢献をしたいと思っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006.03.13 22:44:33
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