子を亡くした母
「子を亡くした母」わが子を亡くした母の哀しみは海よりも深い暗闇に堕ち一寸の光の筋さえ掴めない悲しみの海の揺らぎの中で必ず一度は死を選ぶひとつに過ごした時間を想えば想うほどにCopyright (C) 2007 凪。ナギ . All Rights Reserved.生後間もないわが子を殺された母親が、自殺してしまうという痛ましい事件がありました。テレビ番組のリポーターは「母親はどんな気持ちだったのでしょう」と何度も言っていました。わが子を亡くして、「自分もあの子の元に・・・」と思うのは正常な感覚です。この世にその子が生まれ出でる前から、誰よりも時を共に過ごしたのですから。二人はひとつであったのですから。私の娘の場合は、先天性の病気で、生まれる前からすでに死を覚悟していてもそうでした。突然の不慮の事故や病気でわが子を失うほどの、ましてや、この方が背負った深い絶望と哀しみは、私のようなわが子を亡くした経験を持つ母親であっても、例え、同じ子を失った父親であっても、その哀しみに寄り添うことはできても、理解できるものではないでしょう。同じ境遇の人を探しても、すべてを分かり合える人はいない。一人ひとり、生きてきた環境も、性格も、出逢ってきた人々も違うのだから。この親子の魂が、そして残された遺族の方々が、安らぎの光へと導かれることを切に願ってなりません。希望と喜びが、一瞬にして、絶望と哀しみに変わり果てたとき、人は誰しも、一度は、その道しかないであろうというように、自らの命を絶つ道への選択を考えることがあるでしょう。人生においての沢山の時間の流れの中の一瞬の出来事に、心はすべて闇で覆われてしまう。そこから一筋の光を掴み取るためには、時間しかない。絶望と哀しみを癒すのは、時間しかそして自分自身にしかできないんですよ。じっと、時を過ごすしかない。悲しみの海の底でじっと待ち続けることで、人それぞれの心には揺らぎがあるのは当たり前だと時は必ず教えてくれる自分にしかわからない、自分の哀しみや辛さを誰かに理解を求めることが不可能なことだと。自分と向き合い、自分を見つめ、手を差し伸べてくれる人がいたとしても、自分の足で立ち上がるしかない。起きた出来事の理由と試練の意味、乗り越えたあとの自分何もない平凡な日々の幸せ自分以外の人の存在の意味それまで気づかなかった幸せそうに見える人の見えない苦労自分よりももっと辛く悲しい想いを抱え前向きに生きる人々そして、自分を気にかけてくれる自分に関わってくれる人々の想いそれらの気づきを、時間を試練を受け止め続けた誰でもない自分自身が教えてくれるんですよ。あなたが辛く思い試練に潰されそうな時深い悲しみに打ちのめされそうな時あなたが生きる意味を見つけることができるチャンスです。時を待ち、時を越えて、過去の自分現在の自分未来の自分そしてあなたがこの世に存在する意味を考えて。自分をみつめ自分を許し自分を愛し自分にしか造れない人生があることを思い出して。あなたの経験がきっと誰かのためになる。苦しみや試練を乗り越えた未来のあなたは必ず誰かに必要な存在となるのだから。「かなしみ」何を悲しんでいるの起こった出来事が哀しいのか哀しみを抱えた境遇が悲しいのか自分が可哀相で悲しいのかその闇を抜けると気づくことがあるすべての出来事は必要だったと悲しみは希望を生み出し哀しみは愛しみに変わり心が強く優しく生きる未来へとかなしみが導いていくのだとCopyright (C) 2007 凪。ナギ . All Rights Reserved.※愛のクリックいただけたら、凪。ナギが喜びます(愛) 人気Blogランキング http://blog.with2.net/link.php?529077 にほんブログ村 http://www.blogmura.com/※携帯メルマガでは新作を配信中♪(PCメールでも受信可能) ミニまぐ「凪の雫」登録はこちら↓ PC:http://mini.mag2.com/pc/m/M0072392.html 携帯:メールで携帯にURLを送る RSSリーダーに追加 ブックマークに追加