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カテゴリ:劇団☆新感線
ツイッターの方で、妄想ダダ漏れになっている【結界シリーズ】?!
ちょこっと長く書いたので、ブログの方に更新。 設定としては・・・ 荒神パパ時代の話。パパと壺とボラの話。 まったくの創作。まったくの妄想。本編に一ミリもそんな話はでてないし、パパがあの人だっていう設定もない。 なので、完全に私の脳内で広がっている頭の悪い子の可哀想な話(笑) そして、いろんなのが混ざっています。七宝だったり、スサ3だったり、髑髏だったり? ということで、「ああ、つららちゃん、十三郎さまにやられて脳がおかしくなっちゃったのねぇ~」と思って 読み流しください。 ******************************************************************************************************** 「なんだこりゃ?!」 数多の敵と斬りむすびながら、ボラーが摘まんだのは ガラスのように透明で、絹のように柔らかな、何かの破片の・・破片より細かい欠片のような微細なものだった。 「結界の破片だ。やつが、あの姫君に張っていた結界の残りだ」 斬っても斬っても湧いて出る敵を消し去りながら壺井はそう教えた。 「結界?!こんなに薄い?」 薄汚い敵が舞い上げる土埃の中に混ざりながらも、キラキラと暖かい光を放っている それを見つめながらボラーは驚きを声にした。 「ああ、そうだ。やつぐらいにしかできない芸当だ」 結界は防御だ。防御レベルを上げるには、厚みが必要、それが普通の魔術のセオリー。 だが、厚く作れば作るほど、中のものの行動は制限される。それが他者にかけたものならなおさらのこと。 中に捕らわれたものにとっては檻になる。 例え、それが己を護ってくれる防御システムだとしても大きな枷になる。 離れた場所から、他所に結界を張り続ける。それだけも術としては高レベル。 それに加えて、張られた人間に悟られず、行動を抑制せず、それでいて屈強である結 界、そんなもの見たこともない。 敵のスピードが幾分落ちた気がした。一人もがき苦しんでいるものもいる。 きっと呼吸の中に含まれるあいつが残した強固な魔力を含んだ結界の破片が体の中から体を蝕んでいるのだ。 こんな細かな塵でさえ、自分達に刃向うものには牙をむく。 「わかってると思うが、この結界の破片は、姫君への道筋だ。 ここで乱せば、あいつが姫君へとたどり着く手間を増やすことになる」 「わかってるよ!【整理整頓】【出前迅速】だろ?】 「違うっ!【迅速果断】だ!!」 己の指針を言い放ちながら、少ないモーションで敵を粉砕していく。 なるべく風を立てず、この煩わしい敵が彼女を護っていたベールを打ち消さないように。 「「ったく、めんどくせえなぁっ!!」」 彼女を護るために走り抜けて行った男の口癖をボラーと同時に叫んだ。 本当に面倒くさい。 この任務も、この結界も、そして、ヤツの彼女に向けた【想い】というやつも。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
April 14, 2016 10:30:51 AM
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