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カテゴリ:読書、映画鑑賞、美術館などなど
NHKの、朝の連ドラの話です。
コシノヒロコ、ジュンコ、ミチコの三姉妹のお母様、小篠綾子さんの物語です。 ファッションには疎くて、デザインなんてましてよくわからない世界なんですが 一人で三人もデザイナーを育てちゃう人ってすごいなぁと漠然と思っていました。 ところで、NHKでこの番組が流れるころ、私は職場かその最寄駅に到着している頃です。 この番組は、ビデオに撮って観ています。 ドラマだから、という演出的な部分は多いとは思いますが、この人は本当に 神様とか、そういったものに 日本に洋装を取り入れるために遣わされてるんじゃないか?と思うほどですね。 彼女のところにはそのためのチャンスがどんどん来るんですよ。 いわゆる「引き寄せ」ってやつです。 と、書くと運よくその道に行っただけに聞こえちゃいますが、努力もすごい。 まず、女学校を中退しちゃう。 いまでさえ高校中退するなんて親は大反対ですよね。 大学や専門学校だって反対しますよ、「卒業だけでもしとけ」って。 ましてや呉服屋の長女です。想像もできないほどの反対があったでしょう。 それを頑張って頑張って、ドラマの中ではお父様に何度も投げ飛ばされています。 それでも頑張って、中退をします。 そしてパッチ屋に就職します。 パッチって、岸和田だんじり祭りで、男衆が着てる股引ね。 これだって大変でした。 そもそも長女がそんなところに就職したら、呉服屋としての信頼はどうなる?? 長女なのに、女学校辞めさせて、外に働きに出させている。 そういう世間の目があるんだもの、お父様はこちらも猛反対です。 それでも綾子さん(ドラマの中では糸子さん)就職します。 次女の静子ちゃんがお母さんに新しい着物をねだるシーンがありました。 当然だめって言われちゃうんですが 「お姉ちゃんばっかり自由にしていてずるい」と反論します。 「自由っていうのはね、ラクで簡単に見えるけど、それはそれは大変なことなんだよ。静子のお着物が欲しいなら、お姉ちゃんみたいに頑張ってお父さんにお願いしなさい」 とお母さんが諭します。 本当にそうですね。 自由って勝手気ままに見えるけど、そうするためには大変な努力があります。 この後の綾子さんは1週間ほどでデパートの制服を20着作ったり一晩でパッチ100着作ったりします。 好きなことだから苦とは思わなかったのでしょうけど、やはり大変なことです。 まだまだこれから結婚したり出産したり、この時代(戦争など)ならではの波に飲み込まれていきます。 先が楽しみなドラマです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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