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カテゴリ:東北の旅
【2月13日】
特急ひたち3号で仙台に到着し、仙台で昼食をとったのち「仙石東北ライン」で次なる目的地に向かった。 向かった先は仙石線の「野蒜(のびる)駅」。 石巻湾にも近く、東日本大震災では津波の被害が大きかった地域の一つで、仙石線復旧の際は内陸の高台に線路や駅を移設した。 従来海近くにあった野蒜駅とは歩いて15分程のところだが、旧野蒜駅ホームも被災した状態で保存しており、建物は「東松島市震災復興伝承館」として震災に関する資料など展示してある。 乗り鉄お役立ちガイドでの「週末パス」の案内 仙石線高城町~石巻には、ハイブリッド気動車を使い、仙台から東北線を通り塩釜から短絡線を通り仙石線と合流して快速運転で石巻へ向かう「仙石東北ライン」(上)と、あおば通、仙台から仙石線を各駅に停車して石巻に向かう205系通勤電車の普通(下)の2種類が存在する。 高台に移転した野蒜駅は、新築の住宅のような雰囲気。 駅周辺は住宅が分譲中のようだ。 駅前にある赤レンガの建物は、地平の旧駅舎や復興祈念公園への地下道につなぐ入り口になっている。 地下道を出ると展望スペースになって旧野蒜駅や石巻湾などが望める。 下に降りて旧野蒜駅に向かう途中に児童公園もある。 子供が楽しそうに遊んでいるが、この子供たちの中には震災を知らない子も多いことだろう。 旧野蒜駅近くには慰霊碑のモニュメントもある。 旧野蒜駅周辺には震災に関する様々な施設がある。 現野蒜駅から歩いて約15分で旧野蒜駅に到着する。 旧野蒜駅の駅舎跡は「東松島市震災復興伝承館」になっていて、震災に関する展示がされている。 また、映像で実際に被災された方の体験談もあった。 津波が押し寄せる恐怖や、医療関係の方は他の人の治療等に追われて自分の身内の安否がわからなく不安だったこと、津波で亡くなると顔などのもとの姿がわからず、それまでの体の傷などで身元を判明したことなど、想像を絶するような体験を聞くことが出来た。 今までも震災に関する場所を訪問したが、実際の体験したことを聞くのも必要なのかなと実感した。 駅のホームはヒビが割れて線路も曲がっていて、改めて自然の脅威を感じた。 奥松島の玄関口として普段は穏やかな海が、この日は遠くからここまで押し寄せて海の恐ろしさを痛感した。 これらの施設を訪問して、当時はかなり大変だったんだろうなとか、もうこんな災害はご免だと思って場所を後にして家に帰った矢先に大きな地震があり、本当にどうなるのか不安になった。 地震そのものをなくすことは難しくとも、過去の教訓から命や町を守る知恵をつくり、後世に残していきたいと思う。 「オトクなきっぷ」「おすすめの列車」などをまとめたサイトを作成しました。 鉄道旅行の参考になれば幸いです^^ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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