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カテゴリ:神奈川の旅
【3月7日】
この日は久々に箱根登山鉄道を訪問した。 箱根登山鉄道は、その名の通り小田原から箱根湯本を通りケーブルカーの乗換駅である強羅(ごうら)を目指す鉄道で、特に箱根湯本~強羅は急勾配やスイッチバックで山を越え、登山鉄道にふさわしい内容になっている。 山岳路線ゆえに2019年10月の台風19号では土砂災害が起こり、2020年7月まで運休を余儀なくされた。 運転再開後は初めての訪問になった。 箱根登山鉄道のサイト 小田原か約14分で箱根観光の拠点である箱根湯本駅に到着する。 新宿からの小田急ロマンスカーはこの駅までで、そこから先は登山電車の乗り換えになり本格的な箱根の旅になる。 箱根湯本を境に路線の性格ががらりと変わる。 手前の青い電車は小田急ロマンスカーMSE。 箱根湯本を出るといきなり約80パーミル(1キロ進むと80メートル高くなる。ちなみに横川~軽井沢の碓氷峠は66.7パーミル)の急勾配になり、一目でその急さがわかる。 昼食は箱根湯本駅前の麺処「彩(さい)」で鯛ラーメンセット(1260円)を賞味。 鯛の刺身がトッピングされ、あっさりした味になっている。 一通り麺を食べ終わったら、セットについている薬味と焼きおにぎりをスープに入れてお茶漬け風に食べるのもなかなか美味かった。 箱根湯本に到着する登山電車。 1000形ベルニナ号。この1004号は昭和59年製造なので、40年近くが経とうとしている。 箱根湯本の次の塔ノ沢で下車。箱根湯本などの賑わいとは対照的に静かなたたずまい。 ホームには「深沢銭洗弁天」があり、待ち時間に参拝できる。 塔ノ沢駅はトンネルに挟まれた形にホームがある。 強羅行きのアレグラ号が到着。 塔ノ沢を出ると急勾配やスイッチバックが続く。 見るからに勾配だというのがわかる。 スイッチバックの出山信号場では旧型のモハ1形、モハ2形の3両編成と行違う。 手前のモハ2形109号は昭和30年製で今年の3月21日をもって引退する。 同じくスイッチバックの大平台では箱根湯本行きのアレグラ号が左側の線を下っていく。 強羅行きは右側の線路を上る形になる。 大平台ではモハ1形(左)とサンモリッツ号(右)と行違う。 スイッチバックのため行き止まり式になってる。 沿線は急カーブが多いため、3両編成でも最後尾車両から先頭車両が車窓に見える。 109号も最後の活躍をしている(宮ノ下駅) 復刻塗装含む3両編成で実にカラフルだ。 アレグラ号とも顔を合わす。 まるでおじいさんと孫の様な年の差だ。 宮ノ下駅の駅前は坂道になっていて、まるでジブリ映画に出てきそうな風情だ。 2019年10月の台風19号では箱根登山鉄道も被害が大きかったが、2020年7月に全線で運転再開した。 その中でも宮ノ下~小涌谷が流出など被害が激しく、今でも工事が行われていた。 小涌谷駅前には台風19号の被害状況や復旧状況の写真、応援メッセージが掲示されていた。 もっと復旧に時間がかかると思ったが、早く復旧できて一安心。 ただ、新型コロナの影響でピークより客足は少ないようで、これからも何とか乗り越えてほしいと祈りたい。 箱根方面へは登山電車やケーブルカーやロープウェイや芦ノ湖の遊覧船にも乗れる箱根フリーパスもあるが、箱根登山電車やケーブルカーのみの利用なら「トコトコきっぷ」が便利。 小田急線の小田原駅や箱根登山鉄道の有人駅で発売されている。 乗り鉄お役立ちガイドでの「トコトコきっぷ」の案内 「オトクなきっぷ」「おすすめの列車」などをまとめたサイトを作成しました。 鉄道旅行の参考になれば幸いです^^ 【300P】あじさい薫る箱根登山鉄道 鉄道コレクション 箱根登山鉄道モハ2形 ありがとう109号[トミーテック]《06月予約》 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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