藤子・F・不二雄ミュージアム
ドラえもんやオバケのQ太郎(オバQ)といえば年代を越えて有名な漫画で、僕自身もいろんな思い出がある作品である。それらの作者、藤子・F・不二雄に関する展示がされている「藤子・F・不二雄ミュージアム」が、川崎市多摩区にあるので行ってみた。藤子・F・不二雄ミュージアムのサイト藤子・F・不二雄ミュージアムの最寄駅である小田急線の登戸駅は、駅名標などドラえもんをイメージしたデザインになっている。エレベーターはどこでもドアになっている。といっても違う場所に行かされることはないのでご安心を。登戸駅前からは川崎市営バスによる直行バスも運転されている(大人220円)車体はドラえもんなどのキャラクターが描かれていて、いち早く藤子不二雄ワールドに足を踏み入れられる。車内にもパーマンやドラえもんがいた。登戸駅からバスで約10分の所にある。他に小田急線の向ヶ丘遊園から歩く方法もある(約20分)ミュージアム周辺には様々な藤子キャラのモニュメントがある。橋にもドラえもんが隠れている。入館料は1,000円だが、現地窓口での発売は行っておらず、サイトを通じての入場時間指定の予約制になる。詳細はサイトをご覧ください。2023年10月23日まで「藤子・F・不二雄のSF短編原画展」が行われている。藤子不二雄というとドラえもんの様にほのぼのとした生活を描いた作品が多いイメージがあるが、単発でSFの様な作品を描いたこともある。その中で個人的に印象的なのが「ミノタウロスの皿」である。これは、宇宙飛行士の青年が乗った宇宙船がとある星に不時着し、その星のミノアという女性と出会ったことから物語が始まる。雰囲気は地球と同じような星だったが、牛と人間が立場が逆なのが大きな違いであった。なので、牛が人間を家畜として面倒を見て最終的に人間が食べられる所であった。青年はそのことを知り、牛が人間を食べるのをやめる様に説得した。しかし、ミノアなどの人間は自分が食べられる運命なのは知っていて、美味しく食べらるのが何よりの目標としていたという。このことからも、考えや価値観は環境によって大きく変わるものと実感したマンガであった。知る人ぞ知る伝説の「きれいなジャイアン」(きこりの泉の巻)館内は撮影禁止だったが、きれいなジャイアンは撮影可だった。3Fは「はらっぱ」で、この辺りは撮影可能である。どこでもドアが設置されている。(もちろんどこにも行けないが)映画「のび太の恐竜」で登場したピー助にまたがったドラえもんとのび太。パーマン1号と猿の2号(ブービー)もくつろいでいる。コロ助もいるなり~。ドラミちゃんQ太郎とバケラッタの弟・O次郎藤子漫画でおなじみ、はらっぱの土管。建築資材も子供たちにとっては絶好の遊び道具のようだ。はらっぱにはギフトコーナー「藤子屋」があり、ちょっとしたお菓子も購入できる。ドラえもんでおなじみどら焼きと、辛口せりふカード付きのカードを購入。のび太君たちのことを常に思いやりを持って接しているドラえもんでも、時として失礼な言葉をサラリとはくときがある。悪気ない表情で、のび太君をけなすような事を言っている。ドラえもんのあぐらのかき方も面白い。藤子・F・不二雄先生と、そのキャラが交わっている像もあった。先生が亡くなったのが1996年で27年が経とうとしているが、こうやって作品が21世紀まで受け継がれているのは、先生としても嬉しいことだろう。ドラえもんが出来るのが2112年9月3日なので、今、生まれて間もない子供たちが年を取るころにはギリ見れるかも。