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カテゴリ:東北の旅
【7月23日】
道の駅なみえに滞在したのち、浪江から常磐線で1駅戻り双葉で下車。 双葉も震災の被害を大きく被った場所で、震災時から2020年3月の常磐線全通まで駅に立ち入ることが出来なかった。 常磐線全通から2年が経ち、あれからどうなっているのか気になっていた。 2020年3月常磐線全通の記事 「オトクなきっぷ」「おすすめの列車」などをまとめたサイトを作成しました。 鉄道旅行の参考になれば幸いです^^ ホームは片面1線のみで行き違いは出来ない。 原ノ町までの普通列車は上野口の常磐線と同じE531系が使用されている。 E531系は常磐線品川~水戸~いわき~原ノ町、水戸線の小山~友部、更には東北線の黒磯~新白河に使われていて、運用範囲がかなり広いのが実感する。 駅の反対側には新しい街づくりが行われているようだ。 今は少し寂しい駅前だが、これが完成すると多少は賑やかになることだろう。 全通に合わせて近代的な駅舎になった。 但し、浪江同様無人駅になっている。 双葉からは車で5分ほどの原子力災害伝承館を訪問してみる。 駅前からは列車の時刻に合わせてシャトルバスが出ていて、片道200円、往復350円で乗車できる。 バス停の間の前は双葉町産業交流センターになっていて、訪問時は営業終了したがフードコートやレストランもある。 双葉町産業交流センター公式サイト その奥が東日本再震災原子力災害伝承館になっていて、大人600円で入館できる。 東日本大震災原子力災害伝承館のサイト 入り口付近はかなり開放感がある。 館内は東日本大震災やその直後の原発事故に関する営巣やパネルや展示物が数多くある。 あの時は自分達の地域の被害が心配で原発事故といっても何のことかよくわからなかった。 後になってかなり大変なことがわかり、周辺住民が急きょ非難しなければならない事態になったようで、そのつらも伝わってくる。 除染された土壌を入れておく黒い袋も展示してある。 常磐線に乗っていると沿線にこの様な袋が目立った。 屋外には津波により変形した消防車も展示してある。 車がこんな形になるのだから、自然の力は大きいのが実感する。 双葉町産業交流センター屋上は展望フロアになっていて海も眺められる。 近くには、除染した土壌を入れた黒い袋を貯蔵する中間貯蔵施設がある。 こういった施設があるのはありがたい。 双葉周辺は、「双葉アートディストリクト」として、震災時からの建物をアートにしている。 建物をただ放置してあるだけでなく、町全体が美術館のようでなかなか素晴らしい。 本格的な生活エリアとなるにはもう少しかかりそうだが、どの様に変わるか引き続き見守っていきたい。 元消防署もアートになっている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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