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テーマ:鉄道(23044)
カテゴリ:特急乗車記
【7月16日】 7月15日より、東武鉄道の日光、鬼怒川方面に新しい特急車両「スペーシアX」がデビューした。 現行の特急スペーシアをグレードアップした形で、普通車に相当するスタンダードシートの他にグリーン車に相当する「プレミアムシート」があるのが特徴だ。 更に、コンパートメントシートやコクピットラウンジ、コクピットスィートなど格が上の車両もあり、新婚旅行など特別なイベントでも楽しめそうだ。 東武鉄道スペーシアX特設サイト スペーシアXの特急料金【別途乗車券などの運賃が必要】 浅草~東武日光 スタンダードシート:1940円 プレミアムシート:2520円 従来のスペーシア・リバティ普通車:1650円 欧風の品のある浅草駅が東武特急の旅のスタート。 日中の東武浅草駅には、日光、鬼怒川、両毛方面の特急の他は、浅草~北千住の普通列車がメインになる。 今回乗るのは13:00発のスペーシアX5号。 他の特急にように「きぬ」「けごん」など方面別の愛称はなく、全てスペーシアXと呼んでいるようだ。 浅草駅の改札やスペーシアXが発着する5番ホームも和風になって明るく落ち着いた感じになっている。 白い車体がまぶしいスペーシアXが到着。 デビュー間もないので駅は見物客でにぎわっていた。 丸みを帯びた先頭部分も特徴。 どことなく北陸の681系特急車両を思わす。 【参考】金沢駅での681系特急サンダーバード・しらさぎ。 両端の車両の窓も特徴的で、Xをイメージしているようだ。 行先表示も、停車駅の他に車両の紹介画像も映し出されて、今までにないパターンだ。 スペーシアXの中で最高レベルのコクピットスィートは、6号車運転台直後にあり、最大7人収容で展望を独占できる。 6号車の半室はコンパートメントになっている。 浅草駅先端ではカーブが急なので、車両とホームの隙間が広い。 なので、特急乗車の際は渡り板を使用する。 スペーシアXのプレミアムシートは2列+1列の配置なので、一人でも楽しめる。 絨毯の上に並んだ黄金色のシートが高級感を出している。 バックシェルもあるので、後ろの人に気兼ねなくリクライニングが出来る。 もちろんカップホルダーやコンセントもある。 電動リクライニングを備えているので、ゆったり倒せる。 デッキにはチェーン式の荷物置き場があり、手持ちの交通系ICカードが鍵代わりになる(料金はかからない) 浅草を出発し、隅田川と、生ビールをイメージしたアサヒビール本社ビルを眺める。 テーブルもあるので、浅草駅で買った今半の牛肉重を賞味。 スペーシアXをはじめとする東武特急にはワゴンの様な車内販売は無く、また、東武浅草駅の改札内に売店はないので要注意。 スタンダードシートも明るい雰囲気で悪くない。 春日部にも停まるので、気軽にスペーシアXの体験乗車が出来そう。 終点の東武日光の手前でJR日光駅を通り過ぎる。 JRの駅でもスペーシアXのデビューを祝う張り紙があった。 JRと東武では東京~日光のライバルにも思えたが、今はJRは宇都宮~日光などの地域輸送に特化し、あまり争わないように思える。 それどころか、スペーシアXの開発にあたり、JRや近鉄ひのとりなど参考にしたようで、個々ではなく鉄道全体が一丸となる姿が素晴らしい。 浅草から約1時間48分で終着東武日光に到着。 清掃スタッフに出迎えながらの到着になるが、きれいな列車で旅ができるのもこの方々のおかげというのも忘れてはならない。 浅草駅では落ち着いて撮れなかったが、東武日光では編成全体を収められた。 折り返し準備中の行先表示は「X」が表示されなかなか格好いい。 最近Twitterのマークも青い鳥から「X」に変わったようで、どうしてもスペーシアXに見えてしまう。 1号車はコクピットラウンジで、こちらもゆったりくつろげそう。 長時間だと疲れそうだが1時間50分くらいならちょうどいいだろう。 コクピットラウンジ利用者はカフェも利用でき、飲物や菓子類などが販売される。 他の車両ではアプリによる予約制になるがこの日はシステム不具合で利用できなかった>< どっちにしろしばらくは込み合いそうなので、落ち着いた時期にでも利用したい。 ホームギリギリだが、従来のスペーシア日光詣色とのツーショットが実現した。 スペーシアもデビューしてから33年たつが、それほど古さは感じられず、しばらくは一緒に活躍できると期待したい。 「オトクなきっぷ」「おすすめの列車」などをまとめたサイトを作成しました。 鉄道旅行の参考になれば幸いです^^ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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