医師は過労なんです。
医師の生活:長時間労働と睡眠不足 他の米国人と同様、医師は睡眠を削って長時間働いている 【3月4日】十分な睡眠をとるという点で医師は患者よりもそれほど優っていないかもしれないことが、新規の調査で明らかになった。 調査を行ったのは米国胸部疾患学会(ACCP)である。ACCPは呼吸器学、心臓病学、そして睡眠医学まで含めた、すべての胸部疾患領域に関係している。 約5,000名のACCP会員に、12月中旬から1月上旬までACCPのウェブサイトに掲載された調査に参加するよう案内したところ、581名の医師が回答した。 調査は仕事と睡眠を両立させることに焦点を合わせており、一般人の長時間労働と睡眠不足を明らかにした国立睡眠財団の2008 Sleep in America調査によく似ていた。 その結論は、医師が必ずしも他の人よりよく眠っているわけではなく、長い一日を働き通すために、よりカフェインに頼っている可能性があるというものである。 調査に回答した医師の典型的な一日、および夜は、簡単にいうと次の通りであった:*午前7?9時に仕事を始めて、午後5?8時に仕事を終わる。 *勤務日の夜は6.5時間眠り、休日はもう1時間多く眠っている。 *もう30?90分長く眠りたいと思っている。 *カフェイン入りの飲料を1日に3杯飲むが、これは「眠気覚まし」のためではなく「習慣」だとしている。 調査では93%の医師がカフェインを使用していると回答したが、国立睡眠財団の調査の参加者の場合、その割合は82%であった。 ACCPの調査では睡眠障害の報告はまれであった。しかし約30%の医師が起床時に疲れがとれた感じがしないとしており、43%が勤務スケジュールのために十分な睡眠をとれないと回答している。 ほとんどの医師が、眠気のせいで仕事に支障をきたしたことはないと回答した。しかし10%の医師が週に数日以上、眠気に悩まされたと回答し、27%の医師が前月、勤務中に時々居眠りまたはうたた寝をしたことを認めた。 当直勤務が睡眠不足の原因であったが、これはACCPにとって予想外のことではなかった。そして医師以外の人々と同様に、寝ないでいる理由として家庭や社会との関わり合いやボランティア活動を挙げた医師もいた。 「自己犠牲がライフスタイルの一部になって可能性もある」と、調査のまとめ役であったACCP睡眠研究所の所長、Barbara Phillips, MD, FCCPはニュースリリースで述べている。 調査に回答した医師が、他のACCP会員または他の専門分野の医師を代表しているかどうかは不明である。 *どこの国でも医師は犠牲にしているものが多いのかもしれません。