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淡々堂

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2019年09月11日
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東京国立博物館で開催中の「三国志展」へ行きました。
会期は7月9日~9月16日で、10月1日からは九州国立博物館で開催されます。



東京国立博物館の中の、平成館で開催されました。
チケットは現地で買うと、行列に並ばねば買えないであろうと予測し、ネットで事前に買っておきました。
当日、朝一番に行くと、案の定行列ができていたので、買っていてよかったです。



最も印象的だった展示物は、曹操の墓の副葬品を除くと、この「玉豚(ぎょくとん)」です。
玉成の豚のことで、貴人を埋葬するとき、死後の世界でも豚肉が食べられるようにとの願いを込めて手に握らせたのだそうです。
故宮博物院の豚の角煮の形をした石「​肉形石​」といい、中国人の豚への愛は驚くべきものです。



三国時代(3世紀)の「武士俑」です。俑とは、死者と共に埋葬された人形のことです。
「呉の墓の入口付近に置かれていた武士俑。素朴な造形ながら、冑(かぶと)をつけた姿は三国時代の武装の一端を示すものであり、たいへん貴重である」とキャプションに書かれていました。
私には武士に見えません。強いて言えば、大きな帽子を身につけた神官に見えます。
秦の兵馬俑より後の時代なのに、なぜこんなに造形が拙く見えてしまうのだろう……と不思議に思いました。



「神亭壺(しんていこ)」です。
三国時代(呉)の鳳凰元年(272)の作です。
「神亭とは呉から東晋にかけて焼かれた明器の一種。江南の豊かさを裏付けるように、壺上に楼閣や貯蔵用の甕、家畜や人物などをびっしりと配す。銘から、かつて孫堅も務めた「長沙太守」に因むものであることがわかる」とキャプションにありました。
全体としての造形も好みですが、壺側面のカニが素晴らしいです。



キュートなカニです。



会場内全作品撮影OKでした。
たくさん撮影しました。


三国志展
https://sangokushi2019.exhibit.jp/



三国志 日中文化交流協定締結40周年記念特別展 [ 東京国立博物館 ]
↑図録は本屋で買えます。2,500円。





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最終更新日  2019年09月28日 15時54分08秒
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