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カテゴリ:期間限定・終売の駅弁
SL人吉号の特別運転を記念して鳥栖駅の駅員と駅弁の中央軒さんがタッグを組んで開発した限定の駅弁です。鳥栖駅は古くからの交通の要衝で、機関区も嘗ては所在していた他(現在は貨物のターミナルが1つ北の田代にあります)、寝台特急や昼行特急もほとんどが停車しており、現在は定期特急は全て停車する営業上の拠点となっている駅です。
![]() 鳥栖の駅弁は駅舎の中とホーム上で買える他、新鳥栖や博多でも買えたりします。ただ、今回の駅弁はSL人吉の車内と鳥栖駅5,6番ホームの立ち食いうどんのお店でしか買えない限定品のため、ホームに足を運びました。博多方面からは折り返しの列車を除いて基本5,6番ホームに停車するのでアクセスは良好です。 ![]() 出ていました、鳥栖SL弁当(^~^)。赤文字で「限定商品」というのがそそります。鳥栖の駅弁はかしわめしや焼売の駅弁が有名で、単品の蒸し焼売が540円で駅弁として買えるのも特徴です。焼売は東の横浜、西の鳥栖と二分するくらい味も引けをとらないのです(^~^)。 ![]() 掛け紙は肥薩線で活躍する本来のSL人吉号の雄姿がダイナミックに描写されたものが使われています。肥薩線の復旧は熊本の観光業の活性化に欠かせません。 ![]() 勿論、掛け紙はコレクションとして保存できるように調製元の中央軒さんの名前と駅弁のロゴが入っています。 ![]() お弁当の内容はSLを想起させる献立に仕立てられています。お品書きは以下のとおりです。 ・鶏天巻き(4個) ・焼売(3個) ・豚と玉葱の串カツ ・ウインナー ・鯖の塩焼き ・卵焼き ・蒲鉾 ・蓮根(2切れ) ・きんぴらごぼう ・花人参 ・青菜 ・ブロッコリー 弁当はコンパクトにまとめられていますが、ボリュームは結構ありました。鶏天巻きは巻き寿司の寿司飯がかしわめしに使われている炊き込みご飯になっていて、これをベースにタレのしゅんだ鶏天が巻かれたもので濃厚な味です。おかずも腹持ちのよい内容で、鳥栖駅弁の定番の焼売が3個に串カツ、ウインナー、鯖の塩焼き、卵焼き、蒲鉾とタンパク質の豊富なおかずが多く、食後は夕方までエネルギーが持ちました(^ー^)。勿論、焼売は肉の旨味を感じ取ることができる鉄板の味です(^~^)。 折しも、弁当を買った後に別の駅に移動してSL人吉の撮影を済ませた後、一旦鳥栖に戻りましたが、SL人気は結構なものでSLの乗客だけでなく、この日はJリーグの試合も駅前不動産スタジアムであり、地元のサガン鳥栖のサポーターだけでなくアウェーの鹿島アントラーズのサポーターまで撮影をしていました。さすがです。 ![]() 食べた後の容器は竹皮編みで再利用ができます。しかも、弁当の中身をろ紙で包んでいるので食後の処理が簡単でこれは助かります(^^)。これであれば使用前にアルコールティッシュで拭き取ればそのまま衛生的に使えるので調整元の配慮を感じます。コレクションの保存容器に、文房具など事務用品のツールボックスにも幅広く活用ができるので是非。 SL人吉は9月まで熊本~鳥栖間の特別運転が継続になりました。しかしながら、この5月からの運転から指定券が大幅に値上げとなり840円→1680円と倍額になっています。これは肥薩線の復旧のための資金捻出以外にも、昨年熊本→博多間で運行されたSL鬼滅の刃で指定券の転売が続出し社会問題になったことから、転売防止のためにJR九州が強気の策を講じたことも要因となっているようです。 SLは鉄道の黎明期から現代に受け継がれる産業遺産です。貴重な財産ですので、みんなで守っていく姿勢が大事です。マナーを守ってみんなが気持ちよく趣味や旅を楽しめるよう、道徳の原点に戻るべきではないでしょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.03.24 08:26:00
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