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なめこ先生の我ら食べ鉄道中記

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2022.03.07
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カテゴリ:その他
前回の投稿で保存鉄道と観光鉄道への転換を提言しましたが、そのヒントとなる英国の保存鉄道と観光鉄道について、触れていきたいと思います。


​※ここからの記事は存続に向けての具体的なモデルケースを出しています。沿線の自治体や島根県、広島県の関係者の方には特に読んで頂きたい内容です。​​


4、存続に向けてのヒント:英国のケースから学ぶ 
ヒントの1番手となるのは、Settle-Carlisle lineです。この路線の始発駅はヨークシャーの中心都市リーズになります。ロンドンからはインターシティで約2時間半です。終点はスコットランドに程近いカンブリア州のカーライル(人口は約11万で福岡の春日市とほぼ同じ規模)で、リーズ~カーライル間は快速で約2時間半の道程です。カーライルはロンドン~グラスゴーやエジンバラ~マンチェスターなどを結ぶインターシティがほぼ全列車停車するので利便性がよく、グラスゴーへも1時間15分ほどで行けるので、サッカーファンであれば、日本人選手が多く活躍しているサッカーのセルティックの観戦に向かうことも可能です。

時刻表を以下にアップしておきますので参照ください。カーライルまでは平日と土曜日が1日8往復(区間列車を除く)、日曜・祝日が1日6往復と木次線よりは本数が多く確保されています。

Settle-Carlisle line時刻表
https://settle-carlisle.co.uk/tickets-times-travel/timetables/leeds-settle-carlisle-timetable/

Settle-Carlisle lineは日本でいう芸備線によく似た運行形態が採られていて、リーズ近郊区間は30分に1本電車がある他、加えてブラッドフォードに向かう短距離の各駅停車も途中の駅まで走ることから利用客が多く、芸備線に例えると広島~下深川間のような感じとなります。本数が極端に減るのは途中のSkiptonからで、この駅を過ぎると自然豊かな風光明媚な車窓が楽しめる本格的な観光路線に入ります。

ただ、この路線も元々は赤字ローカル線で、40年前は当時のイギリス国鉄の廃止の対象に入っていました。しかしながら沿線住民や鉄道ファンのグループ、保存会、自治体などの強力な存続運動が功を奏して廃線の危機を脱し、現在では観光路線として乗客が増えた他、団体列車や蒸気機関車などが入線するほどの路線に復活を遂げたのです。この間、一旦廃止された駅の再開や乗客を戻すためのキャンペーンも地元を中心に行われるなど、2012年には年間120万人の乗客を集めるまでになりました。これは、本路線が観光路線として英国国内だけでなく、海外にも認知をされた結果でもあります。ですので、存続運動については国内だけでなく海外にも路線の魅力を伝え、コロナ後のインバウンド客の集客も図る必要があり、これに関しては自治体、沿線住民、鉄道ファン、地元の協議会(出雲の国ー斐伊川サミット)の連携が欠かせません。

続いてヒントの2番目も英国の鉄道からになりますが、今度は保存鉄道です。英国の保存鉄道は日本以上に数が多く、元々正規の路線として走っていたものを転用して使っているので、その規模も半端ではありません。中にはGreat Central RailwayやWatercress lineなどのように路線が複線のまま残されている鉄道もあり、行き違いが出来たり複数の列車を走らせたりすることが出来るなど、観光名所としてお客さんの数も多いのです。日本では代表格として、嵯峨野観光鉄道(山陰本線の旧線を転用してトロッコ路線として活用)や黒部峡谷鉄道(黒四ダム建設工事で使った工事路線を転用)がありますが、英国ではこれ以上のスケールで運営をされています。

保存鉄道かつ観光鉄道としての存続の他のねらいは、島根県の観光資源を増やしていくということにあります。ばたでんや旧大社駅などはその一例ですが、これらは保存鉄道ではありません。鉄道関連の施設やアトラクションを設けることで、地域の賑わいを戻していく、盛り上げていくことが必要です。また、閑散区間にいかに観光客を呼び寄せるか、特に食の資源は木次線には豊富にあります。

木次:焼肉弁当、木次乳業のスイーツ・乳製品
亀嵩、八川:そば
出雲三成:地元産の特産品、仁多牛、仁多米
出雲坂根:延命水、焼き鳥

上記で取り上げるのは一部で、これ以外にも笹ずしやクリーム大福など、奥出雲おろち号で食べることが可能なものも数多くあり、これらを活かさない手はありません。では、どのようにして最適な経営方針や持続可能なサービスを提供できるか、これらを次の4回目で考察していきます。





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最終更新日  2022.03.07 18:47:32
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