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カテゴリ:アルコール類(鉄道バー・居酒屋)
※今回の内容は大人向けのコンテンツになります。未成年者の飲酒は絶対に止めてください。 年度末になり卒業式や異動の季節となりました。こういったハレの日や節目のときにお酒は欠かせないものになっているかと思います。車内でもアルコールを嗜むのは旅の楽しみの一つです。そんなときにより楽しめる内容をいくつか取り上げていきたいと思います。 ※3月27日にウイスキーについての加筆を行いました。 【1、車内でお湯割り】 近鉄のひのとりの車内では、お湯がカフェスポットにあるコーヒーマシンで手に入ります(もちろん無料)。これで焼酎や泡盛のお湯割りを楽しむことができるのです。また、マイボトルを旅行時に持っていき、コンビニなどでお湯を補充して乗り込むことでも可能になります。人気の銘柄は黒霧島(芋)やいいちこ(麦)などがありますが、管理人のおススメは久米島の久米仙(泡盛)。ふわっとしたバニラのような香りがするのと味がマイルドなので飲みやすいですよ(^~^)。 【2、車内販売を利用する】 車内販売は年々、縮小の一途を辿っていて、一部の新幹線や全国にある観光列車など、限られた機会でしかお目にかかれなくなってきています。その車内販売で売られている限定のお酒は車内で勿論飲めますし、家に持ち帰ったらそこが列車内に早変わり。地酒や梅酒は結構入手がしやすいです。或る列車の車内で買える「梅花爛漫」は、列車ボトルで売られているので、飲んだ後はコレクションとして乗車の記念にも。 【3、越乃Shu*Kura】 このブログでも何度か乗車記を取り上げている越乃Shu*Kuraですが、自前のおちょこを持っていき、2号車のカウンターに行けば、これにお酒を注いでくれます。蔵開きや大規模な日本酒のイベントと絡めて手元にマイおちょこを準備しておくのもよいでしょう。 【4、入手が難しいウイスキーを楽しむ】 近年、国際的に日本のウイスキーの評価が高まっていることで、旺盛な需要に対して生産が追いつかず、品切れの状態が続いています。特にサントリーの山崎、白州、響、ニッカの余市、宮城峡、竹鶴、西武の52席の至福で楽しめるイチローズモルトなどのシングルモルトや高価格帯のブレンデッドウイスキーは人気が高く、熟成年数の表記がないノンエイジでも定価の4倍から5倍以上に価格が高騰するほどです。あのサントリーのオールドやローヤルでさえも売り切れる店があるのは驚きでした。そんな人気銘柄のウイスキーですが、車内販売で入手可能なものがあります。 ![]() 新幹線の車内販売で手に入れられるのはコレ。サントリーの山崎12年です。飲みやすいシングルモルトで、水割りやロック、ハイボールなど、どの飲み方でも合う人気の銘柄です。変化球で楽しむ場合、バニラアイスにかけて食べると、バニラの香りが増して一層大人の味になります(^~^)。これ、実はやったことが嘗てありまして、ホンマ美味いです。スーツ君が食べ方の指南をしていましたが、英国では少数派ですがやっている人もいます。グレンリベットやマッカランなどのシングルモルトをアイスにかけるんですが、香りの良いウイスキーを使うと味が一層まろやかになりますよ!あと、あんまり熟成の長くないウイスキー(目安として12年以下のもの)を使うのがポイントです。他にはハチミツを入れたり、りんごジュースと割って飲んでも楽しめます(^~^)。甘味をつけることでものすごく飲みやすくなります。 あと、燻製やクセのあるおつまみ、ニオイがあって食べにくいものとの相性がウイスキーは抜群ですので、大人になって苦手な食べ物があるときにウイスキーと一緒に食べることで、これらを克服できる可能性があります。意外と飲み方や使い方の汎用性が広いので、是非試してください。ちなみに新幹線のグランクラスでは、以前はメーカーズマーク(バーボン)やオールドパー(ブレンデッド)が飲めていましたが、現在は前述のウイスキーの品不足からかコニャック(ヘネシー)に一昨年から変更されています。 【5、蔵開きに行く】 ななつ星や四季島、瑞風など、クルーズトレインの車内で提供されているお酒を飲みたい場合は、提供元の蔵元さんの蔵開きに行くことで、簡単かつ安価に飲めることが多いです。これは狙い目です。時期としては全国的には2月~3月に行われることが多く、有名どころが集まる灘や伏見、新潟の蔵元もこの時期の開催がほとんどです。滅多に飲めない銘柄を気軽に飲めるので、行って損はありません(^~^)。今年は蔵開きについては4年ぶりに足を運んできました。元ヴィッセル神戸のイニエスタでお馴染みだった菊正宗以来の蔵開きです。 ![]() 行ってきたのはこちら。福岡の老舗、喜多屋さんです。酒蔵は鉄道のない八女にあるので、久留米もしくは羽犬塚からバスで行くことになります。往路は羽犬塚からバスを使って20分ほどです。途中、ビッグボス(プロ野球日本ハムの新庄監督)の母校、西日本短大付属高を経由します。帰りは西鉄の久留米まで概ね20分に1本バスが走っているのでアクセスは悪くありませんでしたが、それでも40分ほどはかかりました(汗)。 ![]() 試飲はほとんどの場合は有料ですが、良心的な価格で提供してくれるところがほとんどです。試飲は100円のチケットが11枚に特製のおちょこがついて1500円です。追加で飲む場合は、10枚綴り1000円のチケットで賄えます。 写真はななつ星の車内で飲める大吟醸酒「極醸(ごくじょう)」です。めちゃくちゃ香りのよい酒で、2013年のIWC(International Wine Challenge)でチャンピオンにもなった一品。おちょこに並々と注いでくれたので太っ腹!世界的な品評会で優勝した酒ですから、飲まなあきまへんよね。ななつ星の味、勿論◎でした(^~^)。すーっと飲みやすいですが、後味はさすが大人の味でちゃんと辛口でフィニッシュ。他にも姉妹品の純米大吟醸や長期熟成梅酒を頂くことができ、大満足の蔵開きになりました。結構、お土産も買ったりして帰りは重かったんですが・・・。ちなみに極醸は、お値段が300mlで2420円なり。 ![]() 道中、鳥栖に寄ることができ、来週24日でラストランを迎えるSL人吉の弁当(鳥栖SL弁当)も入手出来ました。3年ぶりに食べた味は酒のアテに。 ![]() アテにする前に中身をチェック。肉が多く、腹持ちのよい弁当は変わらずでした(^~^)。辛口の純米酒や焼酎にはこれ、結構合うんですよね。 また、蔵開きで外してはならないイベントとして、蔵元さんにもよりますが利き酒を行っているところがあり、これは全部当てることで豪華賞品がもらえるチャンスがある場合が(^ー^)。付加価値の高い内容が多く、鉄道ファンでない方でも結構楽しめます。アルコールの飲めない方(ハンドルキーパーを含む)もソフトドリンクやおつまみが充実しているので、行く価値大ですよ。 鉄旅と酒。大人の嗜好になりますが、旅情を盛り上げる材料として楽しみましょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.03.28 08:23:23
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