沖縄日和、改め四十路目前のゆるい日常

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• チャイコフスキーは古賀政男メロディ？

  先日、筑摩書房の手塚治虫漫画音楽館という文庫漫画を購入。 故手塚氏は、クラッシック通で有名だったが（妹さんや義理の弟さんは音楽家だとか …）漫画の中でも沢山の音楽を取り入れている。ご本人もピアノは相当の腕前だった とか。 本の内容は、ショパン題材や、バーンスタイン題材、佐渡おけさなど、クラッシック にとどまらない。 そういえば、彼の最後の作品はベートーベン題材で、未完で終わってしまいなんとも 残念。 この文庫の中に彼のエッセイがいくつかのっている。 彼の好んだ音楽は、チャイコ、ベートーベン、バッハなどであるらしい。 その中のチャイコフスキーについてこんなことが書いてあった。 チャイコフスキー節を、僕はロシアの歌謡曲だと思っている。ずいぶん乱暴な比喩だ が、センチでメランコリックで…中略…もしチャイコフスキーが日本人だったら古賀 政男ぐらいの巨匠になったろうと思う。 古賀政男くらいの巨匠？という形容がなんとも昭和の人で、大体チャイコって巨匠中 の巨匠でしょ？と思ったが、あるコンサートに行って納得。 東京室内管弦楽団with秋川雅史 秋川さんをゲストにクラッシックの中でもポピュラーな曲を聞かせてくれた。 前半はクラッシック音楽4作品で固めたがその中の2曲はチャイコ。 プログラムの内容は Part1 グリンカ　歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲 チャイコフスキー「くるみ割り人形」より 小序曲・行進曲・トレパック・花のワルツ ヴェルディ　歌劇「シモンボッカネグラ」第2幕より ガブリエーレのアリア　心に炎が燃える チャイコフスキー　弦楽セレナーデ第一楽章 どれも聴いたことのある曲で、なるほどチャイコ≒古賀政男の形容もわかる気がし た。 ちなみに Part2は J.シュトラウス　美しき青きドナウ カプア　ベリサリエリマーチ カーペンターズ　イエスタデディワンスモア C.フランソワ＆J.ルヴォー　マイウェイ カプア　オーソレミオ P.F.ウェブスター＆S.フェイン　慕情 V.フェラーリ　歌劇「マドンナの宝石」間奏曲 新井満　千の風になって でした。 秋川さんの歌、千の風になってがやっぱり一番良かったです。 オケに声が消されて良く聞こえない曲がいくつもあり、彼の歌が悪いのかオケが悪い のか良くわからないけどバランスイマイチでした。 ちなみに、指揮者は橘直貴という方で、遠目でみると立ち振る舞いやしゃべり方が カールスモーキー石井みたいでした。（顔は違うけど派手目な感じ）

  2008.01.25

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• 月光途中経過

  今年に入り2回目のレッスン。 前回見てもらった月光1楽章は、譜読みの間違いが2箇所ほどあったものの、全体的に は良く弾けているとのお褒めの言葉をいただき気をよくしてレッスンに臨む。 今日は、2楽章を見てもらい、スラーとスタッカートを弾き分けるなどの課題はある もののまあまあ譜読みとしてはこんなもの。 問題は3楽章。 「全部見てきましたか？」と先生。 「そっ、そんな！！！まだ最初のリピートのところまでです～。」 辛い指使いなどが何箇所かあるものの、読み間違えは3箇所ほど。 段々上達している気がしてきた… テンポ・リズムなどはまだまだだけど、なんだかいい調子です。 今日はダメだしがなかった！ また気をよくして家で練習、あと2ページ弱で譜読みが終わります。 前半をちゃんと弾ければ、後半の最終ページ以外は難関はなさそう。 2週間後のレッスンまでに譜読みは終わらせておきたいなあ。 弾きこなすのはまだまだ時間がかかりそうだけど…

  2008.01.24

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• フーガとは

  日曜日にチェンバロ教室の弾き初め会があります。 プレリュードを3曲弾きます。 それが終わったら、「フゲッタ弾きましょうね」と先生。 「ところで、フーガって何ですか？」 「ザ・ピーナッツの、恋のフーガってぜんぜんフーガと違いますよね？」と私。 笑いながら「恋のフーガの出だし唄ってみて」と先生。 「ため息の出るような～？」 「違うでしょ」 「あっ、これは恋のバカンスだ。ええっと何だったっけ・・・」 「追いかけて、追いかけて、これがフーガなのよ」 「ほほ～」 提示部の旋律を他のパートが繰り返していく。 これがフーガなのだと。納得～。 ザ・ピーナッツからフーガ解説になろうとは… ちなみにフゲッタとなると小さなフーガという意味で短めのフーガのこと。 勉強になった～

  2008.01.23

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• ロン・ティボー国際ガラコンサート

  今日はロン・ティボーのガラコンサートに行ってきました。 席はB席で指揮者と向かい合う形だったので音のバランスはイマイチでしたが、かな り良い演奏で満足しました。 まず横山幸雄のラフ３ すでに活躍中のピアニストですから安定していますし、ソロのところなどはラフマニ ノフらしい繊細でロマンティックな音色でした。 席が金管楽器の後ろに位置するからなかなかピアノの音が聴けないので、ベストポジ ションで聞きたかった。 韓国の18歳？のキム・ジュンヒ君のベトコン４は私好みで少しウルッときました。 金管の鳴り物が少ない編成なのでピアノの音も良く聞こえたし、オケとのバランスも うまくいってたみたい。彼、いい音出しますね。繊細で、若々しい。これからが楽し みです。モーツアルトみたいなベートーベンでしたが本当に音がきらきらでした。 田村響のピアノはもう響ワールドが出来上がっているといった感じでした。 私の好みではないけど…これからが楽しみです。 あと、指揮者の金聖響。かなり甘いマスクでしてのだめに出てくるジャンっぽかっ た。 なんだか小指を立ててちょっときざな感じでして…たまに団員に向かって微笑んでサ イン送ったり…なんだか気になる～。 こちらの席ならではの指揮者の表情が見えるのもなかなか面白いものです。 ガラコンサートお得でした。 なので、チャイコのガラコンサートも行くことにしました！ 来週火曜日こちらも楽しみです。

  2008.01.22

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• 根岸弥生ベートーベンリサイタル

  ピアノムシのお仲間と第一生命ホールに行ってきました。 演目はオールベートーベンで 一部は パイジエッロ『水車小屋の娘』の二重唱《ネル・コル・ピウ》の主題による6つの変 奏曲ト長調WoO.70 エリーゼのためにイ短調WoO.59 6つのエコセーズ変ホ長調WoO.83 リスト編曲交響曲第5番『運命』ハ短調op.67より第一楽章 2部は 3大ソナタ『悲愴』『月光』『熱情』 根岸弥生さんですが、23歳の女性で、さばさばした感じの女性で、女の子のお稽古事 からピアノにのめり込んで行ったタイプではないです。 女であることを拒絶しているような、女らしさなんてくそ食らえ…そんな雰囲気で す。 3大ソナタは、かなり荒削りな感じで力はいっていましたが…皮肉にもどちらかとい うと小品の方が女性らしい繊細な音が出てきていた気がしました。 どうも、最近の若い方の傾向なのか、早く弾くこと、技巧を見せることに重きを置き すぎる気がします。自分が早く弾けないから半分僻みですが、もっと音をかみしめて 弾いても良いのにと思うところがありました。確かに、熱情なんか勢いで弾ききって しまうのもわかるけれど、やはりもっと聞かせてほしかったかなあ～。 でも、全般的に若々しく、パワフルな演奏は好感が持てました。 『運命』などは、ジャジャジャジャーンと運命のドアがノックするわけですが、最後 のクライマックスは、教会の鐘がガランゴローンと大きくなる音が聞こえてきて（こ れは私の頭の中でですが…編曲がリストだから？）ちょっとウルッときました。 これは難曲でかなり弾くの大変そうでしたが、聴く価値のある曲でした～。 そう、第一生命ホールのスタインウェイの音色は、エリーゼのためにピッタリで、本 当至福の時でした。 第一部のほうが本当良かったなあ～。 第二部は、ソナタにまつわる、ベートーベンの恋愛の書簡などが朗読されて、曲のイ メージを膨らませるのに役立つのですが、どちらかというと、曲に対するイメージは 個々人の者なので朗読はなくても良いかなあ。

  2008.01.20

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• Moments　ｍusicaux

  今年はシューベルトイヤーらしいので（没180年）でも去年は生誕210年だったからか らなんとも中途半端な記念年ですね。 去年はグリーグイヤーだったのでグリーグの自伝なども読み1曲レパートリー?も作り ました。 これから追々シューベルトについて学びたいと思います。 今まで弾いた曲と言えば即興曲OP90-2,4で久しぶりに4のほうを弾きなおしてみまし た。はっきり言って指使いや何から何までめちゃくちゃで、特に音階のリズムなんか 滑っちゃってなっていない。 でも自画自賛ながら、ピアノを再開した2年半前より着実に譜読みが早くなったよう に感じます。以前だったら昔の曲の掘り起こしなんて楽譜見るのもうんざりといった 感じでしたから。 未だに初見はまるでダメ。譜読みが早いことが良いことかどうかわからないけれど、 楽譜アレルギーがなくなることでいろんな曲に挑戦できる可能性は出てきたわけで す。 もともと食い散らかしのように弾くのでどの曲も完成度はかなり低いです。 6月のピアノムシの発表会はシューベルトにしようと決めていて、他の曲も調べてみ ました。 最近お気に入りの無料楽譜サイト。 http://www.free-scores.com/ こちらで、楽興の時3番の楽譜をゲット。 こちらは1823年に「ロシア風な歌」と言うタイトルで出版されたそうです。 2拍子ですがロシア舞踊？のようで短調の曲ですが最後は長調になり楽しい雰囲気も します。 短めで譜読みはかなり簡単でした。 それもそのはず、本来f-mollのはずがg-mollに移調されて書き直されているためフ ラットが2つ少ないのです。 どうりで… シューベルトの曲を弾いてみると、ショパンなどと比べると内声、外声が結構しっか りしていて、楽譜は簡単ながらなかなか弾きこなしにくいです。 即興曲の90-4なんかは、ロマン派を感じさせるところもあるけれど、どちらかと言う と古典派っぽい。個人的には今まで弾いた曲で比べるとTrioのあたりはウェーバーの 舞踏への勧誘とかイメージが近い。確かに3拍子だし…調も全く違うのだけれど何か 通ずるところがあるような…一応どっちもドイツ人だし、同じ時期ウィーンにいたの で同じ空気を感じると言うか… 90-2のほうは、ちょっとモーツアルトっぽい。90-2のほうが簡単かと思っていたら、 こちらのほうが難易度高いみたいです。やはり単音で綺麗な音階を出すのは難しいで す。 いろいろ、これからの課題、目標がありまして… 今月27日にチェンバロ教室の弾き初めでプレリュード3曲ほど弾きます。 1曲は去年12月の最後のレッスンで与えられた課題なので短い曲とはいえ結構大変。 2月はのだめさんデジさんと恵比寿で練習会。 ショパンのワルツを4曲弾こうと思っていますがもう少し完成度を上げて臨みたいで す。 6月はピアノムシの発表会ですが、Amiさんとの連弾、 Soloは、シューベルトの即興曲か、ベートーベン月光3楽章。 一応今年前半にベートーベン月光は弾けるようになっていたいので間に合えば。 あ～でも人気曲だから誰かが弾くかもしれないですね。 後半はショパンのソナタかエチュードに挑戦したいな。 いろいろ野望はありますがどこまで到達できるか。

  2008.01.14

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• 松下電器がなくなると雷門も変わってしまうの？

  都営地下鉄に乗っていましたら、東京都交通局のポスターを見かけました。 内容としては、東京都の名所の写真で、地下鉄を使って名所をめぐろうって事なのだ と思います。 その写真でとっても気になったのが、浅草雷門。 あの入り口の大きな提灯。提灯の下に松下電器の文字が入っているのです。 松下電器の社名が変更されると、この文字もPanasonicに変わるのでしょうか～。 なんだか味気ない気もします。 確かに、Nateionalのブランド名をPanasonicに統合するのは時代の流れだと思うので すが～やっぱり雷門の提灯には松下電器がしっくり来ると思うわけです。 日本人は横文字の造語が得意ですが、MOTTAINAIや、TUNAMIが世界の言葉になる時代 ですから、松下電器が残っていても良いと思うのですが～。

  2008.01.12

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• やはり、幻想即興曲は～

  昨日の日記にも、月光のパクリっぽいと書きましたが… またまたWikipediaによりますと、 曲の構成 複合三部形式(A - B - A')による即興曲。ベートーヴェンの月光と調性、構成、雰囲 気が類似していることから、これを下敷きに作曲したと考えられている。　 ショパンがなぜこの曲を出版しなかったかについては、諸説あり定かではない。 フォンタナ対し「自分の死後この楽譜を灰にして欲しい」と頼んだという説もある。 一説として、この曲の冒頭部分(7-8小節)が、ベートーベンのピアノソナタ第14番 「月光」第三楽章のカデンツァ(189小節)と酷似していることから、自己批判に厳し いショパンがあえて出版を断念し、楽譜を焼き去ろうとした説がある[1]。 フォンタナはショパンの遺品の中からこの曲を見つけ、自筆譜の題は単に即興曲で あったが、あらたに『幻想即興曲』とのタイトルを付けて1855年に出版した。 とのことなので、私が妄想を抱かなくてもこの2曲が似ていると言うことは、普通に クラッシック界の常識のようでした。 月光3楽章と、幻想即興曲どちらが弾くのが難しいかというと、私は弾いたことがな い分、月光だと思います。 なので、月光3楽章を弾く前に、幻想即興曲のたな卸しは正しい。 と思います。 私のお勧めとしては、シューベルトの即興曲のあとに、幻想即興曲、月光3楽章の順 番で学習するのが効果があるのではと思います。 一応、シューベルト即興曲難易度D。あとは難易度Eです。 指の訓練にはもってこいです。が幻想即興曲のほうが、シューベルト即興曲よりごま かしやすい気がします。というのは、音階のところで右手アクセントをつけるところ さえ弾けば、早く弾けば弾くほど音をすっ飛ばしても幻想即興曲はそれっぽく聴こえ るからです。といっても、私にはそのような技術はありませんが… さてさて、この年（40歳）で音階弾くのが苦手な私はどれだけ上達するでしょうか。 自分で人体実験。みたいな感じです。

  2008.01.07

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• 月光にとりかかる

  ピアノを再開した一番の理由が、ベートーベンの熱情3楽章を弾きたい。というもの であったけれど、そもそも、20年以上のブランクあり+もともとそれほど基礎が出来 ていない。わけだから、一歩一歩と言うことで、昨年の8番、悲愴を弾いたので、今 年は14番月光に挑戦。 月光ソナタとして有名ですが、Wikipediaによると当初の表題には、「幻想曲風ソナ タ」となっていたそうです。月光はベートーベンがつけたのではなく、後世の人がつ けたもの。1楽章は確かに、月光だけど、全体は全然違う。 （その点、悲愴は、ベートーベン自身がつけているので、全編そのイメージがあると 思います。（ベートーベンがつけたのはあと告別だけ）） で、Wikipediaによると、 第1楽章に緩徐楽章を配置するという、変わった構成をしている。このため「幻想曲 風」というタイトルを付けたのではないかと思われる。また、4楽章ソナタの標準的 な構成である「アレグロ、緩徐楽章、舞曲、終曲」という構成から第1楽章に相当す るアレグロ楽章を省略したものであるとする意見もある。 とのことです。 なるほど～。 レッスンはまだ受けていないけれど、私の勝手な解釈では、右手一楽章のソドミと三 楽章のソドミがドミソじゃなくってミソ！（ポイント）。 一楽章は、同じ音程でソドミが続きますが、三楽章はソドミソドミソと上がってい く。左手は、一楽章ドのオクターブ。ソのオクターブ。三楽章はド、ソ、ド、ソ。 こう見ると、（本当は別に1楽章があったのではと言う方もいますが）この一楽章が 本来の一楽章で間違いないと思うんですよね。だからこそ、幻想曲風というサブタイ トルをつけた。という、上記の説明にかなり納得。 さてさて、三楽章、譜読みをはじめ、最初のリピートまでは譜読みをしたものの、基 礎のないことを痛感。早い音階を弾くのが全くついていけない～。（読み自体は思っ たより難しくないのだけれど、途切れなく音階をあがり続けるのが大変！！！） なので、今まで弾いた曲をまたたな卸しすることにしました。 個人的に、似ていると思っている曲。 ショパン、幻想即興曲。同じ幻想ですからね～。+調も拍子も同じです。出だしも3楽 章にかなり似ているので、ショパンはベトベン、ぱくってないですかね～とさえ思っ てしまいます。もとい、このソナタにインスパイアされて作ったのでは。と勝手にま た妄想してしまいました。1楽章もちょっと似ている。 そしてシューベルト、即興曲OP.90NO.4。 どちらもフレーズの転調が続きますので、きっとこのソナタを弾くのに助けになるの では、と思っています。 今年のもう一つの目標の、ショパンのソナタは、葬送行進曲の譜読みが終わったと ころで中断。というか挫折。一応長い目で少しずつ進めていきます。 今年は、どんな曲と出会えるだろうか、楽しみ。

  2008.01.06

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• パガニーニってすごい

  正月は、のだめ漬けですね。 再放送の分でのだめを見ていると、このころは誰の曲か知らなかった曲も結構知って いる曲になっていたりして、我ながら少し成長したな～と思うわけです。 （もちろん、ピアノ曲でない曲は結構知らないけどね…） ロシア系、プロコとかチャイコが良く使われている気がしました。 そういえば、チャイコはCMでも良く使われているようで（だいたいくるみ割り人形が 多い）、ちょっとくるみ割り人形はマイブームになりつつあります。 そうそう、のだめのコンクールの時にゆうと君が弾いていた曲、どこかで聴いたこと がある。 そっか～ラフマの「パガニーニの主題による狂詩曲」のピアノ版か？と思ったら、 ブラームスの「パガニーニの主題による変奏曲」でして、 パガニーニの、24の奇想曲からのものだそうです。 パガニーニと言えば、リストも超絶技巧練習曲はパガニーニによるものですね。 そのあまりのテクニックのすごさに、悪魔に魂を売ったと言われたパガニーニ。 バイオリニストで作曲家ですが、ピアノ曲にも大変大きな影響を与えた人なのです ね。 私にとっては、ブラームスの変奏曲は大発見でした。 パガニーニの主題による変奏曲はいろいろな作曲家が書いているようです。 ブラームスのは、とっても難しいので主題を弾くのがやっとですが、とてもかっこよ い曲です。 主題は、ちょっと悪魔っぽくもあり、それでいてコミカルで、こういう曲をピアノを 操るように弾けたら本当に悪魔に魂を売っても良いと思ってしまいます。

  2008.01.04

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• 舟歌と言えば

  舟歌と言えば…八代亜紀ですが、ピアノをやる人にとって、思い浮かぶのは、やはり ショパンでしょうか？ 先日、チャイコの6月、舟歌を弾いたのですが、他にも舟歌の名曲はあります。 そうそう舟歌と言えば八分の六拍子が基本ですが、チャイコは四拍子。3拍目の拍子 が長いのですね。八分の六拍子は三拍子が二つ続くようですが実は2拍子系で、一小 説に三拍が２セットある形なので四拍子でもあまり違和感無いです。 さて話は戻りますが、子供のころ弾いたピース版を掘り返してみたらありました。 メンデルスゾーンの『ベニスの舟歌』。メンデルスゾーンはベニスの舟歌を3曲ほど 書いているようですが、私が弾いたことがあるのは、2番OP.30NO.6でした。 久々に弾いてみたら技巧的に難しいところはありませんが、思った以上に素敵な曲で す。これは是非レパートリーにしたいですね。 メンデルスゾーンの狩の歌の楽譜も見つかりました。全く弾いた覚えがないのです が、 （他のきょうだいが弾いたものかもしれません）無言歌集の曲はシンプルながら美し い曲が多そうです。 あと舟歌を書いた作曲家と言えば、フォーレがいます。フォーレは舟歌を沢山書いて います。 ラフマニノフも若かりしころ舟歌書いているようです。 また八代亜紀に戻りますが、日本人の「舟歌」「バラード」のイメージはピアノ曲と はかけ離れていると思うのですが、どなたかバラードの概念を教えていただけますで しょうか？

  2007.12.28

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• 自分へのプレゼント

  クリスマスのプレゼントをあげたりもらったりと言うこともなく一年がすぎようとし ています。 良く若いころは自分へのご褒美などと言って年に数回高額商品を買ったものですがそ ういう物欲も今はありません。スーツもここ1年全く買っていないし… で、今日は衝動買いしてしまいました。といっても洋服ではなくCDしこたま・・・ 本当は、ベートーベンの7大全集CD買おうと思ってHMVに言ったけど、やっぱり全集は ～失敗したら痛いし、大体そんなに聞かないや… で、とりあえずベトベン、ピアノソナタの全集を買いました。グラモフォンのとEMI のがあったんだけれど、なぜかグラモフォンのほうが倍ぐらいする！でもアーチスト がギレリスで、以前告別とワルトシュタイン結構良かったので買いました。 そのほかアシュケナージのディアベリ？（ってよむのかな）変奏曲、チェロソナタ （ピアノはケンプ）、来年はシューベルト年だというので、シューベルトのソナタ集 （ケンプ）そのほかヨーヨーマのピアソラ、ベトベンピアノトリオなど… これで、年末年始は退屈しないな。 レコード芸術とピアノアンドピアニスト2008も買っちゃいました。 プレ様のベトベンピアノコンチェルト2,4が、協奏曲部門でレコードアカデミー賞受 賞です！パチパチパチ。（これをもってピアニスト引退なのでご褒美っぽい感じ？） あと、ちゃんとまだピアノアンドピアニスト２００８でもトップピアニスト25には 言ってました～（感涙）（日本人ではこの中に入っているのは内田光子さんです。） こんなに沢山買ってもCDディスカウント中で2万五千円以内でした。ついでにグラモ フォンのカレンダーももらってしまいましたが・・・ポリーニ、ドアップちょっと嫌か も～やっぱりかっこいいのはカラヤンですね。なんだか今カラヤンブームなんでしょ うか…たくさんCDおいてありました。 買い物って心を満たしてくれます。

  2007.12.27

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• 第九の時期

  去年、第九を聞いてやっぱり第九って聞くより歌うものだよな～と感動したものの今 年は第九とは無縁。 去年の第九本当に良かった～。（プレ様間近で見られたし…） 最近、「歓喜の歌」と言う映画を見たけど益々歌いたくなりました。 来年こそは！唄うぞ～ 先日、NHK教育で交響曲第九にまつわる話を見ましたがなかなか興味深いものでし た。 ベートーベンはシラーの詩に感動し合唱つきのこの曲を完成させたのですが、ベー トーベンの人類愛とは裏腹に、戦争の道具などに使われていくのがなんとも皮肉。 ヒトラーであったり、ベルリンの壁であったり、連合国、ソ連、国に関係なく第九は 常に愛され、利用もされたようです。 一時は、国連の歌の候補にもなったり、（採決される前に他の国しかも人民の惨殺を しているような国が国歌にしてしまったり…）今は、EUの歌らしいです。 宇宙船ボイジャーには第九ではなく運命が乗せられているそうですが、ナレーション は（渡辺徹）第九には地球で果たす役目があるからかもしれないですね。と言ってい て、妙に納得。 音楽って言うのは作った人がどこの人であれ発表した時点で、（著作権は別だけど） 皆の者になる。 特にベートーベンの人類賛歌の曲たちはすべての人達のものなのでしょうね。 年末はベトベン、年始はヨハン・シュトラウスかな？

  2007.12.26

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• 大掃除と個人情報

  そろそろ今年の総括やらしないと。 まず大掃除ですね。我が家は皆捨てられない症候群でして、カードの請求書やら、携 帯の請求書やらレシートやら数年分がまとめて箱の中に入っています。 こうやって残しておくと、新しいのと古いのとがわけがわからなくなるので捨てるこ とにしました。シュレッターがないので手でちぎって…最近はカード番号などの末尾 が伏せてあるので見られても大丈夫と思いきや…あることに気が付きました。 確かにクレジットカードの明細などは末尾3桁がふせてあります。 ところが！電子チケットピアの購入控えでは、クレジットカードは、末尾4桁だけが 記載されていました。 つまり、クレジットカードの明細書と、電子チケットピアノ購入控えを一緒に見る と、クレジットカードの番号がわかってしまう！？ってこと… ちょっとごみを捨てるのが怖くなってしまいました。 どなたか良い案がありましたら教えてください。 さてピアノの話になりますが、昨日の発表会はまたしても途中で弾き直しがありまし た。もうマイナスのスパイラルに入り込んでしまいなかなか出られません。 間違えないで人前で弾ける日は来るのだろうか… その後弾いた青年は、革命を完璧に弾いていたり、ベートーベンソナタ5番を完璧に 弾く少女がいたり、益々落ち込む反面、自分の今できることはここまでなので一応客 観に見ることが出来たり。まあ1年間良くがんばったなあと思います。 今年はスケ2に力を注ぎ新しい曲に挑戦することがあまり出来ませんでした。 それでも、7月からチェンバロを習いバッハのプレリュードを4曲ほど弾いたし、ピア ノムシの発表会のためにチャイコ2曲ほど挑戦したし、いい加減な愛の挨拶やらを入 れると結局レパートリーが8曲増えた。 でもどの曲も弾かなくなって、来年になると忘れちゃうのよね。 先週から葬送行進曲も手を付けたら、思ったより譜読みは簡単に出来たので来年早々 には先生に見てもらえそう。どうも短調の曲のほうが自分には合っているみたい。 雨だれもそうだったんだけどこういうシンプルでゆったりした曲をたまに弾くと心が 落ち着く。 子供のころに雨だれを弾かされていた時は、何でこんなに簡単で同じばかりの音を弾 かせるんだろうと不満をあらわにしたけれど、我ながらこういう曲に魅力を感じ弾く ようになったんだなあと腕は上がらなくても、音楽に向き合う姿は、成長したなあと 思う。（練習に対してはまだまだいい加減だけどね…） 来年はチャイコのくるみ割り人形プレ様編にも挑戦したいし、シューベルト年だから 歌曲とかも聴きたいし、月光もどうにか弾きたいし、ショパンも何曲か弾きたいし… やりたいことは沢山あるけど、どこまで実現できるかな。 ただ絶対これって言うのがいまだないんだよね。

  2007.12.24

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• 来年の曲

  来年の話をすると鬼が笑うと言いますが、ピアノ愛好家にとって好きな曲を弾くと言 うのは一年がかり、（若しくはそれ以上…の期間）でピアノムシのメンバーたちも来 年の発表会に向けて曲を絞り込み始めているようです。 ドルチェの発表会も曲を決めたのが9月10月にかけてだったので人前で弾くような状 態ではなく仮装でごまかしました。どうも私はスローススターターのようでして、い ろいろ考えているうちに早くも候補曲がなくなってきました… ピアノのレッスンでは月光全楽章を来年から取り掛かるつもりですが、第3楽章を人 前で弾くのは気の小さい私には無理。 他にもベートーベンの方もいるらしく、ベートーベンカツラは封印だな… もともと、ピアノを再会するきっかけが熱情第3楽章で、ピアノでこれが表現できた らすごい！とベートーベンの4大ソナタは是非弾きたいと思っているのだけれど… 漫画ののだめじゃないけれど、（のだめが弾きたい曲、ＲＵＩと千秋で今度共演する ことが決まっている）ちょっといじけモード。 でも、クラッシックを、しかもピアノ曲となるとどうしても被っちゃうのは仕方ない ことなんですよ。 で、苦し紛れに「ショパンのソナタ2番をやるから（1と3楽章）とらないで！」と銀 座の飲み会で宣言してしまいました。 ベートーベン確かに好きですが、ピアノを弾いていて楽しいのはやっぱりショパンな んだよね。（ノー天気なくせに、いじいじする性格が曲に出ていて共感するところ多 い。ヨーロッパって乾いていそうなのにショパンってウエッティでなんかじめじめ感 が好きなの） 私の技術だとちょっと無理だろ～と思われつつも好きな曲って自分の中にとっておき たい。すごいエゴイスト。 よくよく考えたら来年は連弾に集中して練習するんだった！ え～連弾の曲も被っちゃってるの！！！ まあこんな感じで飲み会は少々荒れてしまいました。 二日酔いですが、これから今年最後の発表会、スケ2弾いてきます。 （ちょっとぼろぼろかも…）

  2007.12.22

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• 日本音楽コンクール

  AMは、板橋美術館でブルーノ・ムナーリ展へ 私は美術とか芸術とか良くわからないんだけど、子供のころから日曜は教育テレビの 日曜美術館から始まる家なのでなんだかそういうのを見る機会が多い。 今日は弟家族と、父と散歩がてらに… 区美術館あまり期待しないようなところもあるが、周辺の区、練馬と板橋はなかなか 良い企画展をやっているのだ。 なぜか、池袋モンパルナス、アトリエ村のあった豊島区には区美術館が無いのがなん とも皮肉。 で、今回のアーチスト、イラストレーターでもあり現代アートのはしりでもある方な んだけれど、その表現方法が絵本。 絵本のイラストはもちろん、絵本の可能性、形態や表現方法を実験的に行なっていて とても面白い。 日本と縁の深かった方のようで、武満徹は、ムナーリの本にインスパイアされて、 「ムナーリバイムナーリ」という曲を作曲している。 機会がある方は是非ムナーリ展へ。 家に帰ってきて、たまたま3チャンネルのままになっているテレビをつけたら、日本 音楽コンクールの本選ドキュメントを放映していた。 丁度ピアノ部門。 ファイナリスト4名のうち、3名がラフマニノフ。1名がモーツアルト。 二人が2番。この二人東京音大の同級生で全く違うタイプ、しかも仲良しらしい。 1人は、緻密に音を積み上げるタイプ、もう1人は感情の赴くままに弾くタイプ。 もう1人はパガニーニの狂詩曲～で芸大の大学院在学の女性。 モーツアルトのコンチェルトは何番だったか忘れた20番かな？普通カデンツァはベー トーベンの書いた者を使うらしいが、今回自分のカデンツァで挑戦。 結果は、積み上げるタイプの子が1位。予想どうり。2位はその友達。しかも聴衆賞は 彼が取った。結構意外だった。モーツアルトのこの方が良かった気もしたんだけどな …どうも、2位の男の子自己陶酔型で、ロマンチックな感じは良かった反面やりすぎ のような…でも魅せたと言う点では聴衆賞も納得。 モーツアルトのコンチェルトは点数稼ぐの難しいですね。カデンツァも悪くなかった けどシンプルすぎてここでもっとアピールしてほしかった。 芸大の女性もうまいけど、なんだか無難でつまらない演奏ってかんじ…音楽やるなら 外国に行ったほうがよいのになぜ日本にいるのだろうか～… やっぱり、ピアノコンチェルトはラフマニノフかリストで勝負が審査員にアピールで きるんだろうな～。 必ずモーツアルト選ぶ人も1人いるけど…ベートーベン選ぶ人ってあまりいないなあ ～。 皆さんは、誰のピアノコンチェルトが好きですか～

  2007.12.16

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• ピアノムシ

  ピアノムシの発表会今回は2回目の参加です。 皆さんいろいろなところでブログやコメント飛び交っているので、私はそこに書きこ みで、詳しくは皆さんのブログで見てください。 ピアノムシで良いなあと思うのは、ピアノという共通の話題で集まっていて、みなピ アノが大好きなのだけれど、それでいていろいろなことに興味を持っていたり、仕事 をがんばっていたり、ピアノだけでない広がりがあるところかな。皆、それぞれを尊 重しているところがこの会の良いところなのだ。 コンピュータに強かったり、デザインに強かったり、映像編集に強かったりと、すご く素敵なプログラムやDVD,CDが出来てきたり、テーマ曲まである。 しかも、皆ほとんど慈善で、素晴らしい仕事をしてくれてしまうのだ。 私は、乗っかっているだけで、とっても楽チンなんだけれど、非難する人もいなけれ ば強制する人もいない。そのくせ結束が固い。 素晴らしい大人の集まり。 いつもの自分だと、集団行動なんとなく居心地が悪くて長続きしないんだけれど、こ のまま良い関係でいろいろな人と交流できると良いな～と思っています。 発表会の自分の演奏のできばえは、練習していないからこんなものだろうなあと思い つつ、やっぱりもう少し弾きこんだ曲にすれば良かったと少し後悔。 次回は、どんな格好いや、どんな曲にしようかな～

  2007.12.15

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• 大掃除と、DVD『楽聖ショパン』

  調律をしてもらってピアノをリフレッシュしようかと思ったら、突然のキャンセル。 調律師さんのお子さんが急病になってしまいご本人も体調不良とか… こればかりは致し方ない。 ピアノをリフレッシュできないので部屋のリフレッシュ。 窓拭きなど早めの大掃除。と言ってももともと古い家なので見た目は綺麗にならない のだけどね。ピアノの周りも少し片付けて、窓も拭き気分は少しフレッシュできた。 昨日、JR地下構内で激安DVDを購入。3枚1000円 ファンタジアや赤い靴など、音楽が良さそうなものを購入。 その中で、『楽聖ショパン』と言う映画があって購入、見てみました。 昔の映画って背景と今の映画より、劇を撮影しているって感じ。 内容は一応ショパンの生涯を描いたものでもっと面白い脚本にもなるだろうにと思っ たものの、ジョルジュ・サンドや、リストがメインで出てきて面白い。 一応リストは色男でした～。 ショパンの名曲も散りばめられていて、1944年の作品だから音も古臭く演奏もなんだ か笑っちゃう感じなのだけれどショパン好きにはまあまあ楽しめる映画かな。 一応ショパンとかかわりのあったであろうパガニーニや、ドラクロアも脇役で出てき て、そうそうと思うところもあったり。 サンドがやっぱり強引で嫌な女性っぽく書かれているのも良かったかな。 死の床でリストが弾くノクターンOP.48NO.1結構好きな曲で今度挑戦して見たいと 思っていた曲なのでほ～運命感じちゃった。ちなみにスケ２もショパンの才能を知ら しめる場面に使われていたので、やっぱり来年はショパンのノクターンと英雄かな… -----Original Message----- From: [mai??????@mb.plaza. rakuten.co.jp] Sent: Sunday, December 09, 2007 9:35 AM To: ??????@nifty.ne.jp Subject: 9日の日記

  2007.12.09

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• ピアノムシ直前レッスン

  ピアノムシの発表会のために一応先生に2回ほど見てもらいました。 見てもらってよかった～・・・反面間に合わないかも～ まず、譜読みがぜんぜんなっていなかった。 リズムも全く違うところがチラホラ。 そしてぜんぜん唄えてなかった。 どうもチャイコの楽譜は簡単だけど難しい理由に、ちゃんと旋律を唄えるかといった ところにあるようです。 指使いが難しいだけではなかった… 間に合いそうも無いので超ゆっくり弾きます。 でも、見てもらってよかった、今まで勘違いで弾いてることの何と多いことか！ あと6日間ベストを尽くすぞ！禁酒だ！ ハンガリー舞曲もどうしても弾けないところ先生に指使いを教えてもらったら 少し弾ける可能性がでてきました。 しかし、3曲やっつけるのってちょっと欲張りすぎたかな… 最近激しい曲が多かったので明日調律師さんにメンテしてもらうことにしました。 ピアノもリフレッシュさせないと… -----Original Message----- From: [mai??????@mb.plaza. rakuten.co.jp] Sent: Friday, December 07, 2007 10:16 AM To: ??????@nifty.ne.jp Subject: 7日の日記

  2007.12.07

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• 僕のピアノコンチェルト

  日曜日に見てきました。 感想は・・・ ピアノシーンを沢山期待している人には少々期待はずれかも。 この話、邦題の「僕のピアノコンチェルト」や、予告編を見た人は、 天才少年のスポ根ピアノ道と思っている人が多いし、それを期待していると思うので す。これはソニーミュージックとYAMAHAの策略か… （映画の中で、ヴィトスのピアノはYAMAHAだけど、先生のところはスタインウェイと いうところは、謙虚かも…） しかし…原題は「ヴィトス」で主人公の少年の名前なんですね。 頭脳は大人、心は12歳の少年が、家族、恋、将来に悩み成長していく話なんです。 ピアノは大きな柱だけど、別にピアノの話ではないと思う。 特に、彼の祖父との交流がとても暖かく微笑ましい。 おじいさんかなり良い味出していた。スイスの名優らしいです。 全体的に緩やかで、少々退屈な面もあるけれど、いい映画でした。 幼少のヴィトスも、（私の悪魔っ子の甥にそっくり）12歳のテオ君演じるヴィトスも とても良い。 やっぱり、ピアノのシーンが少ないのがどうも残念。 一応私の中では、78点かな。 8月にテオ君公演あったけど来日したら聴いてみたいな。

  2007.12.04

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• 演奏の録音

  ピアノムシの発表会のCDや、自分のピアノ発表会の音源、いままで聴いたことって まったくなかった。 いつも、思うように弾けなくて悔しい思いをしていたのでとても恥ずかしくて聴く気 になれない。 ひょんなきっかけで、ピアノムシの音源を聴くことになった。 ほかのもの探していて、パソコンに入れたらたまたまかかったとかそういう理由。 で、恐る恐る、勇気を出して自分の演奏聴いてみた。 悲愴第1楽章。 まあ悲愴と言うより悲惨！ 思い切り走りすぎているし叩いてるし全く酷い。 でも、思った以上に酷くない！ので安心してしまった。 確かに他の出演者と比べると稚拙な演奏ではあるけれど、ところどころよいとこもあ るし、よく弾いたって感じ。ちょっとホッとした。 で、もう一つの音源、1年半前の大人になっての初めての発表会の音源も聴いてみ た。 愛の夢3番。 はっきり言って笑ってしまった！ゲラゲラ笑った。 笑える演奏！ある意味すごいかも～ロマン派というより現代音楽風に仕上がっていて なんだかすごいぞ～！！！ 夜中に1人で大笑い。 自分の演奏を客観的に聴くのも今後のためになるかも～とちょっと成長したような気 がした。

  2007.12.03

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• またもや弾けない楽譜を買ってしまいました

  アマゾンで大人のピアノデュオという連弾の楽譜を買ってしまいました。 CDつきなので、譜読み嫌いの私でも模範演奏を聴けばどんな曲かわかります。 CDがあるのは、音楽と向き合うのにはどちらかというとマイナス要因ですが、私のよ うに譜面を読むのに難ありの人のためにはよいものです。 一応お気に入りが、リベルタンゴ、剣の舞、ルパン三世、 今日、ピアノの上手な友人に連弾を誘ったら、クラッシックしか興味ないみたいで… サンサーンスの白鳥か、バッハかモーツアルトだったら付き合ってくれそう。 夏ぐらいから、ハンガリー舞曲の連弾を他の友人とやっているけれど、あまりうまく いかない。自分のテクニックが追いついていないみたい。 それほど難しい曲ではないと思っていたのに人とあわせるのって難しい。 それでいて1人の練習って音が少なくてつまらない。地道な作業。二人で弾くと楽し いのだけどね。 人とあわせることは、正確に弾くことの練習にもなるし、音をちゃんと聞くようにも なる。気ままに弾くことを少し自重しないと、本当に進歩しないと最近思う。 来年は、そういう地道なことを少しやってみようかと思って、いろんな人に連弾申し 込もうと思っています。どなたかもし、声をかけられたら是非、応じてください。 銀座のYAMAHAで、出会ってしまいました！弾けない楽譜！でもほしかった楽譜！ プレ様編くるみ割り人形と眠れる森の美女のピアノソロ楽譜。 輸入版で4000円。2台ピアノのシンデレラはさすがに買わなかったけど、超うれしい! まさか、プレ様編の楽譜が日本で手に入るとは… でも、かなり難しい、というか技巧的に普通の人には弾けないですね。 音大生以上？でないと… でも私のプレ様コレクションがまた増えました～LOVE！

  2007.12.02

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• ベーゼンがYAMAHAの傘下に！

  今日の日経新聞に、衝撃的な記事。 ベーゼンドルファーがYAMAHAの傘下に。 日経新聞によると YAMAHAは、シェア18%で最大手といえど、中国のメーカー珠江が17%と迫っている。 そうそう、中国はユンディ.リや、ラン・ランのおかげでピアノブームらしい。 人口も多いし、スラインウェイのラン・ランモデルもあるらしい。 のだめでも、RUIやユンロンなど中国人ピアニストがちゃんといるし。 で、YAMAHAも高級化で生き残りを図る。 ベーゼンドルファーも06年は約三億円の経常赤字。 YAMAHAの販売網でベーゼンを売り込むと共に、日本の生産技術で同社を再建。 ここがポイント。 電子技術では再現できない音作りのノウハウを得たい考えだ。 ベーゼンがYAMAHA傘下になることで、YAMAHAのピアノの音や、クラビノーバの内臓音 もより本物志向になるかも。 YAMAHAのお店でベーゼンドルファーが求めやすくなるのは、ピアノファンとしては 大歓迎ですね。

  2007.11.29

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• 3声の曲に挑戦

  全く、バッハとは縁がなかったのですが、チェンバロ習うようになってバッハも弾く ようになりました。 プレリュード4曲目にして、3声の曲。 今までは2声だったので結構弾くの大変。 もともと、外声、内声とか言われてもさっぱりわからなかったのだけど。 先生の説明聞いてやっとわかりました。 声部は、上からソプラノ、アルト、テノール、バスがあって、今回の曲の場合、 ソプラノ、アルト、テノールからなっている。 それぞれが自分のパートを歌って主張している。 楽器に例えると、ソプラノがフルート、アルトがバイヲリン、バスがバスかしら。 なるほど、それぞれの楽器を一つの楽器で表現していて、伴奏と言う概念がない？ シンプルだけどとても難しい。ソプラノの歌をアルトが追いかけたり、それぞれが自 分の歌を主張するからたまに、不協和音も生じたりしている。 先生曰く、バッハのそういうところは現代音楽に似ているのよ。 へ～。 じゃあ、ロマン派とかは、そういう内声とか、外声とかないのですか？ 古典派ぐらいから、機能和声っていうのになったそうです。 例えば、モーツアルト、ハ長調の曲。 ド～ミ～ソ～シ～ソレソ～だとすると、ドソミソ、ドソミソ、レソファソ、レソファ ソってなる。和音で言うと、ハ長調のドソミソは1度、レソファソは何だろう？5度属 ７？のシ抜き？ よくわかんないけど、左手は伴奏で、その調のメロディーにあった音があてがわれ る。 音楽の作りってわかったら面白いなあと思う反面結構複雑、でも1つの楽器でいくつ も歌えたら楽しい。 そう、チェンバロの調律、私はバロッティなんだけれど、平均律と違うから、 調によって、曲調が違う。平均律の場合、移調しても曲の雰囲気は同じとされてい る。 古典音律の場合ちょっとづつゆがみがあるから、ここがまた面白いところ。 今やっている曲は、ニ長調で、イメージとしては勝利とかはつらつした曲調だそうで す。

  2007.11.28

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• 子供のころのピアノ教室

  音楽雑誌を見ていたら、ロン＝ティボー国際のガラコンサートの話題が載っていた。 15年ぶりの日本人の第1位ということですごいことらしい。 このコンクールの日本人の審査員が海老彰子さんというピアニストで、日本だと最近 では、大江光さんの作曲したものを演奏したりしているけど、どちらかと言うと海外 でのほうが評価が高い。 ショパンコンクールで入賞もしているのに日本で海老さんを知っている人って結構少 ない？ で、私のちょっとした自慢が子供のころ、海老彰子さんの先生？と同じ先生？に習っ ていたってこと。 海老さんのお母です。 海老家は、姉妹芸大入学、彰子さんは学生時代にコンクールに優勝確か日本で学ぶこ とはないと中退したかと思うんだけど... 子供のころに、母が「すごい先生に習っている」と私たちに言い聞かせて習いに行か せたけど全くそのすごさを理解できなかったし、我が家は、誰一人として目がでな かった... 確かにスパルタですごかったのは記憶にあるけど… どんなにすごい先生に習ってもやっぱりやる気と才能がないとダメなんだなあとしみ じみ思ってしまった。 でも、子供のころのあのスパルタがあったからこそ、今ピアノをまた始められるんだ なあと感謝も…指使い一つ一つ指導されたおかげか譜読みは全く苦手だけど… 海老さんが小山さんぐらい日本で活動していたらもっと自慢できるのに～とそんなつ まんないことしか今は思えない自分がいたりして… 全くもって凡人なんてこんなもの。

  2007.11.27

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• 免許の更新

  自動車免許の更新に行ってきました。 日曜日なので混んでいました。 そして3年前とはずいぶん変わっていました。 まず、新しい免許証には本籍欄空欄なんです。 これは個人情報保護の観点からなのでしょうか？ 本籍はICチップに情報が入れられます。 今回から、4桁の暗証番号を2つ登録します。 これを入力することによって本籍の確認をするようになります。 3年後もこの暗証番号が必要になるので、番号を忘れないようにしないといけませ ん。 （暗証番号の書いてある用紙を出力してもらいます） ICチップの付いている分免許証も厚みがあります。 IC搭載免許証導入は東京を含めまだ導入を始めている県は少ないみたいです。 それから、普通免許の区分も変わります。 今まで普通の人は中型になります。 中型車は中型車（８ｔ）に限るとかいてあります。 ８ｔと言っても、８ｔトラックを運転できるのではなく、車両重量含め８ｔらしいで す。中型だと１０人のりまでＯＫらしいです。 高齢者のドライバーについてや、道路交通法なども３年もするとずいぶん変わるよう で、講習受けてよかったとおもいました。 私は、違反ドライバーなので２時間講習、昨日の見すぎたので少々辛かった。

  2007.11.25

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• チャイコフスキー

  私の好きな作曲家といえば、何と言ってもベートーベン。 ピアノ弾くとなると、ショパンは欠かせないが、チャイコはどうも・・・ ピアノ曲と言ってもピアノ協奏曲が有名なくらいで、確かに子供のための小曲は沢山 あり素敵な作曲家ではありますが。 ピアノムシの発表会でチャイコを選んだのも、季節物で行こうという軽い気持ちか ら...いまだ譜読みもママならない状態です。 特に６月の舟歌は弾きにくい。難しいと言うより、和音が押さえ難い。 曲の雰囲気が、ゴンドラ？のような小さな小船を長い櫂でゆっくり漕いでいく情景や 流れる風景、水面の揺らめき。そんな情景が浮かんでくるし、ちょっとセンチメンタ ルで、憂いのある乙女心...失恋して異国を一人旅しているような... 曲は入り込みやすいんだけど、とにかく弾き辛い。 たまたま、音楽雑誌の記事で中村紘子さんのインタビュー記事を読むと面白いことが 書いてあった。 モーツアルトからリストの時代をピアノにとっての「幸福な時代」と称し、この時代 にほとんどのピアノの名曲が生まれた。でこの時期の作曲家の多くがピアノの名手で もあった。なので作曲家は、弾くことの快感も織り込むことが出来たのだと... チャイコのピアノ協奏曲第１番が、当時ニコライ・ルービンシュタインからこき下ろ されたのも、チャイコはピアノをそれほど得意としていたわけではないので「弾くこ との快感」を味わわせることが出来なかったのではと書いてありました。 紘子さん曰く、「四季」も実はとても弾きづらく、ショパンやリスト、ラフマニノフ だったらこうは書かなかっただろうと言うところがいくつもある。とのことでした。 なるほど、確かにと、妙に納得してしまった。 ただ、ピアノを弾く快感は別として、チャイコの曲はバレ音楽など物語があったり、 四季のように詩から曲をイメージしたり、メロディーはとても美しい物が多いと思い ました。 チャイコのことを少しわかろうと、たまたま持っていたチャイコフスキーメドレーを 弾き始めました。簡単にアレンジしてあるので弾きにくいことはないのですが、やっ ぱりね和音、変に凝ってる。 でも、メドレーっておいしいとこ取りできるから楽しいです。 ほとんど一夜漬けで練習して、練習会で弾いたらやっぱり弾けませんでした。 でも、白鳥の湖とか、くるみ割り人形とか、１２月に向けてピッタリな感じがしてき たので、機会があったらまた弾いてみようと思ってます。

  2007.11.24

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• ピアノの発表会

  大人になってのピアノ教室の発表会２回目。 １年半に一度開催。 出演はちびっ子１３人と大人２人。 あと講師演奏。 練習では、どうにか閊えず通して弾けるようになったかなと思っていましたが、 やはり人前で弾くのは緊張します。 母親曰く、「そんな小さいこの前で弾くのに何緊張するの？」と全く理解してくれま せん。母は、人前で披露するということの経験がほとんどない人だし... 曲目は、かれこれ１０ヶ月ぐらいレッスンをしたショパンのスケルツォ２番 基礎のなさを露呈すると言うか、単純な音階のところで転んでしまうことが多かった です。緊張しているし仕方ない。 でも、今まで人前で弾いた中では一番気持ちは入っていた気がします。 流れで弾かなかった。そこが自分では成長したかなと思っています。 ピアノムシのお友達も見に来てくれてとてもありがたかったです。 私の両親はあまりピアノに興味がないというか、ピアノの演奏よりも自分の子供がほ かの子と比べて劣っているかどうかとか、先生にお礼しなくちゃとか体裁のほう気に なるみたいです。 私の演奏についても全くコメント無しでした。 やっぱり人がどう思っているか気になるので聴いてみると、 「繰り返しの多い曲ね。お母さんには音楽のこと良くわからないわ」でした。 本当は、身近な人のコメントってとても励みになったり参考になったりするのです が、 少々がっかり。 ピアノムシのお友達は「良かった」と言ってくれたのが救いかな... 先生も、「良かった」と言ってくれたし... ただ、どの人もそうだと思うのだけど、自分の部屋で気ままに弾いている演奏と比べ ると、「私はもっと弾けるはず」と… 練習と人前で弾くピアノのギャップをどれだけ埋められるか。 練習の多さが自信につながるのでしょうが、来年に向けての課題です。

  2007.11.23

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• 憧れのグランドピアノ

  新宿で友人と待ち合わせの暇つぶしに輸入ピアノ店に入ってみました。　 以前HPを見たことがあったのですが... 思ったより狭い店舗。 でもスタインウェイやベッヒシュタインなど中古とは思えない美しいピアノが並んで いました。 アップライトは200万円台からあり、コンパクト。 グランドも奥行１５５や１８０ぐらいの小さな物が展示。 O180は480万円でした。（１９２０年製） 私が気に入ったのはアンティークタイプでS155という奥行１５５ｃｍの小さなグラン ド。鍵盤が象牙でペダル部分がリラの竪琴のモチーフで、艶なしの木目。 値段はナント550万円也～。 はなから買えないんだけれど、スタインウェイといえば中古でも800万円と思ってい たので、買えなくない！と思い、ローン返済など聞いてしまった。 頭金250万だと10年払いで月3万円台。 重さが250kほどなので、大人4人と考えたら、木造でも床の補強必要ないという... 家の者と相談してみます！ と親にしたものの、一蹴されてしまった。 「いったい誰がそんなの弾くの…」 「大体、ピアノが残っても、この家がなくなるかもしれないだろ」 そうだった、一応この家は私のものでないし、自営業の父の担保物件でもあった... そうそう、10年なんて何が起こるかわからない。 お店の人曰く、スタインウェイは、中古でも値段が下がらない。資産価値がある。逆 に昔のもののほうが木が硬く酸性雨などの影響も受けていないので良い物が多いと か... ヤマハは、30年持たないけど、スタインウェイは孫の代まで持ちますよ。 私に子供はいないから孫もいないし... ヤマハは消耗品か～。うちのピアノも40年。確かに鍵盤の反応や弾き心地は、グラン ドより落ちるし、なんだか最近音も気に入らない。 たしかに、お店で見せてもらった550万のピアノの音は、柔らかく癒される。 でも国産で200万あればおつりが来る。300万円の差の音色を聞き分ける力や、そのピ アノ弾きこなしピアノを持て余さないという力は全くない。 やっぱり職業にしてないとこのピアノを持つ資格はないかも・・・ 最近ロードショウ公開される「僕のピアノコンツェルト」はＹＡＭＡＨＡが協賛して いて、随所にＹＡＭＡＨＡピアノとそのロゴが出てくる。 スタインゥエイは音もブランドのて歴史も素晴らしいが、日本人の私は、ピアノをこ れだけ広め、音楽を身近にした日本国産のピアノを応援したい。 丁度、朝日新聞夕刊で、ピアノにまつわる逸話が連載されている。 ピアノメーカーの先人たちはピアノに熱い思いを寄せ、海外には未だ追いつかないこ とも多いが、ピアノ音楽を広めた功績は、世界のブランドに負けないと思うのだ。

  2007.11.03

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• 気になる人

  読書の秋...と言っても本を読むのは苦手。 私の中では、沖縄ブーム、韓流ブームのあとは、ロシアブームではあるのだけれ ど... ロシアって近くて遠い国。 カラマゾフの兄弟の新訳買ったけどやっぱり挫折しそう。 王様のブランチで福岡伸一さんの『生物と無生物のあいだ』の紹介をしていたので読 むことにした。 じつは、福岡さん気になる人だった。 NHKの『課外授業ようこそ先輩』という番組で初めて知った人だったのだけれど、そ の口調や授業内容がとても興味深く面白い！ この番組結構面白いのだけど、福岡さんの授業はわかりやすく、「この人凄い！」と 目をつけていたのだ。 例えば、ホワイトボードにねずみの絵が書いてあって、その中には黄色い丸いマグ ネットが沢山貼ってある。生徒たちに、同じように黄色いマグネットを3つぐらい持 たせて、絵の中のマグネットと交換させる。 三つとって三つ入れる。見た目は全く変わらない。電気を消すと、ほとんどが夜光塗 料が塗ってる黄色のマグネットに！（当初貼っていたのは塗料は塗ってなくて子供た ちの握っていたのには塗ってあった） 分子レベルでは動物は常に変化していると言うことを目で見せる。 そのほか自分の食べた物と排出した物の重さを量り、その差は何かと考えさせる。 （呼吸からでる炭素が答えだったかと...） このあいだも、爆笑問題の番組にでていた。（見そびれたけど） 本の話に... たいした話ではないのだけれど、彼の文章は魅力的でして... アメリカの大学で研究員をしていて、初めはニューヨークに拠点を置いていたがその 後ボストンに移ったのだけれど、ニューヨークとボストンの違いを振動と言ってい た。 どちらも素晴らしい都会だが、ニューヨークで私を鼓舞してくれた何者かが欠けてい た。と、それが振動だそうだ。 その振動のことを、通奏低音とも表現していて、 （本のP204あたりを読むとNYの体にしみこむ振動について詳しく書いてあります。） この人音楽通だなあと思っていたら、研究室にバッハの楽譜とかが置いてあるらし い。（爆笑の番組の制作者談としてコメントが書いてあった） なんだか、自分の目をつけた人がクラッシク好きだったり、共通点があるとちょっと うれしい。（福岡さんは二枚目と言うより個性的な顔？） オーケストラのコンサートを聴きに行ったとき、オケのハーモニーやダイナミックな 音より、チェロやバイヲリンなどの弦楽器の音にならないような小さな振動にとても 心動かされ、また驚いたことを思い出した。 CDでは表現できない、胸に響く振動。こういう快感を味わいたくてコンサートホール に向かうんだな。（最近そういう演奏にあまりであっていないけど...） ＮＹに行くと、また違った振動が味わえるのだろうか。

  2007.11.01

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• 絵画お買い上げ

  私の住んでいる町は、昔池袋モンパルナスと言われ（今そう呼んでいるだけかも、私 は、アトリエ村と呼んでいた）たところで、若い絵描きが集まっていたのです。 寺田政明とか、長谷川利行とか、丸木俊とか...知る人ぞ知るって感じの。 モンパルナスではないけど、佐伯祐三や熊谷守一もまあこのあたりに住んでいまし た。 そんなにすごい有名でなくても沢山絵描きがいて、良いもののこっているんです。 芸術って人の好みだから何とも言えないんですが、2年前に、佐田勝さんという方の 版画を買って、その版画の対になる版画が今回また出ているというので椎名町のギャ ラリーに買いに行きました。 が、一足遅くその版画売れてしまってがっかり。 やっぱり出会いって大切でその時買わないともうだめなの。 残っている絵で、ガラス絵が何点かお気に入りがありました。 この作家、ガラス絵では大家（と言ってもあまりガラス絵自体マイナーな手法なのだ けど）でして、最終日だったせいもあり、店主が「お安くしますよ」と耳元でささや いたので、3点も買ってしまった。 一つは、ハイビスカスと蝶、もう一つはモミジアオイ、もう一つは貝とハマユウのよ うなお花。 どれも、沖縄をモチーフにしていて、シンプルながら沖縄好きにはたまらない素敵な 絵なのです。 ところで、池袋モンパルナスの近辺には漫画家も集まっており、トキワ荘もこの辺に あったのです。ちなみにここを解体する前に弟は記念に下駄箱の板盗んできてまし た。 横山光輝もこの辺に住んでました。 池袋と江古田に音楽大学もあるので、私はこの町を、芸術の町として活性化させたい のですが...と野望を持っています。 なんだか、この町でアトリエ村というと、老人ホームの名称なんですね... 良い案はないものだろうか～

  2007.10.20

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• プレ様の悩ましい～東フィル公演

  木、金と、東フィルの定期公演へ行ってきました。 ソリストは、アレクサンドル・メルニコフ 木のプログラム プロコフィエフ　ピアノ協奏曲2番ト短調作品１６ アンコール プロコフィエフ　つかの間の幻影？だったかな小品弾いてました。 ベートーベン　交響曲第6番へ長調「田園」作品６８ 金のプログラム プロコフィエフ　ピアノ協奏曲2番ト短調作品１６ アンコール スクリャービン　詩曲　嬰ヘ長調作品３２の１ チャイコフスキー　交響曲第4番へ短調作品３６ 感想として、 プロコは良かったです。マエストロもソリストもロシアの人だし... 私のプロコのイメージって前衛、破壊的、暗い。 でもそんなことなく、特に1楽章はかなりロマンティックだし、確かに私には意味不 明な雄叫びというか、内なる叫びというのか、やっぱり破壊的。若さゆえの...みた いなのがあるんですが、坂本龍一っぽかったり、大河ドラマのBGM風だったり、その 当時は前衛だったりしたけれど、現代音楽や、劇音楽にすごく影響していると思われ るフレーズが盛りだくさんでした。 このピアノ協奏曲若かりし作品ですが、自身の作品、ピーターと狼や、ロミオとジュ リエットの片鱗をイメージするところもありました。 （プロコとの最初の出会いは子供のクラッシクっていうレコードのピーターと狼のお 話つき音楽です） ただ、ピアニストやオケとしてテクニックを見せるのには素晴らしい音楽なんだけれ ど、日本人には特に理解しづらいのではと思いました。 ベートーベンの田園は、これまた物議をかもしだしそうな演奏でして、田園と言え ば、その風景をイメージし、音楽に身をゆだねていれば心地よいと思うのですが、今 回の演奏は全く違う。風景をイメージするより、交響曲としての構成を突き詰めたと 言うか、プレ様の音楽哲学を提示されたような... 悩ましい音楽。聴いていて、各楽器の絡み合いとかそれによる立体感とか、そういう ことの発見がありました。勉強になりました。 その反面、音楽に身をゆだねて心地よい気分になりたかった期待は裏切られ、大きな 宿題を渡された感じもしました。 （実際帰りに、結構怒っている人がいて、これも珍しいことだと思うのだけれど。 疲れてきてるのにもっとまともな演奏しろと、落書きしている人が...ここまで怒っ ているところを見ると、オケに個人的な恨みでもあるのでは、と勘繰りたくなるが、 確かに、アルファー波は出てこなかったかな。緊張しまくり。） チャイコは良かったと思います。 曲も良い曲だし。私はこの曲初めて聞いたけど、バイオリンとか結構変わっていたけ ど面白かったです。 （こんなのはじめてみた～。でも面白くてなかなかいいよね。と言って帰っている人 もいたし...） プレ様曰く、「クラッシックを生で何度も聴きにくるのは、新しい発見をしたいから ではないか。そうでなければ、家にいたほうが良いでしょう。」「演奏者は楽譜を通 して作品に秘められた潜在力を見つけそれをもっとも輝かしく聞かせる音にしなくて はならない」だそうです。 他人の真似はしたくない。そんな時間は自分にはない。とも昔のインタビューにあっ たし... 私は、大きな宿題を出され途方にくれています。 音楽の楽しさや自分の感性以上に、奥深さや、オケの規律を勉強しないとなかなか音 楽を理解したり表現したりできるようにはならないな。と思いました。 ピアノのアンコールはどちらもとっても素敵でした。

  2007.10.19

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• 来年の熱狂の日は・・・

  今日、母の誕生日プレゼントを買いに行ってきました。 以前から、秋川雅史さんがゲスト出演するクラッシックコンサートを見たいと言うの で、チケットがプレゼント。 ずいぶん前に発売していたので2階席になってしまったが、まあ良いでしょう。 チケットぴあに行ったらクラッシック最新情報の秋号が置いてありました。 毎年行なわれるクラッシックイベント熱狂の日、来年はシューベルトらしいです。 シューベルトと言えば歌曲『美しき水車小屋の娘』ぐらいかしらない・・・ 冬の旅も聞いたことないし～ あと、ピアノ曲の即興曲ぐらい... 魔王！あれシューベルトだったっけ（のだめと同様にシューベルトとシューマンの区 別が付かない...） どうも自分には縁のない作曲家なのですが、ベートーベンと同じ時代を生きた人だ し、お互いを讃えあった中の天才です。(ちょっと神経質なイメージあるけれど） イベントまで時間があるのですこしシューベルトについて勉強してみようと思いまし た。

  2007.10.16

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• メルニコフのピアノ

  東フィルの定期公演に行ってきました。 コンダクターは、もちろんプレ様です。 演目は、 チャイコフスキーバレエ音楽「眠りの森の美女」より～ ベートーベンのピアノ協奏曲5番「皇帝」 カバレフスキー歌劇「コラ・ブルニョン」序曲 ショスタコービッチバレエ組曲「ボルト」より～ シチェドリン管楽器のための協奏曲「お茶目なチャストゥシカ」 結構マニアックなプログラム？ ロシア人だからそういう選曲になるのでしょうが... シチェドリンの曲はほとんどジャズのような変奏でこれ指揮するのも弾くの大変 て言うような曲で、オケとプレ様はかなり満足だったみたいだけど、理解するのが ちょっと難しい音楽かも。（シチェドリンは健在の現代音楽家のようです） チャイコやショスタコも良かったですが、(ボルトは、普通の演奏じゅんじょとは全 く違うプログラムでしたが、盛り上がって終わる感じがしっくりしていました） ピアノ協奏曲のソリストアレクサンドル・メルニコフは、私好みのピアニストでし た。 この曲自体とっても好きだけど、改めて聴いてまた好きになりました。 メルニコフのピアノ、ベートーベンの曲作りの緻密さと、モーツァルトの子供っぽい 奔放さを併せ持ち表現できるピアニストのような気がします。 独特な雰囲気の持ち主で、ピアノを弾きながら音楽の世界に入り込んでいると思え ば、自分のパートでないところでは、じ～っと穴が開くほど指揮者を凝視。 観客の拍手に応えるときも、はにかんでいるのか、30歳すぎているのに、アピールし ない。 もしかしたら、音楽以外のことは全く興味がないし、ちょっと浮世離れした感じ（例 えて言うなら、山下清みたいな...） ソロピアノもきっと良いと思いますが、彼のコンチェルトはとっても良いです。 残念ながら席が悪かったのですが（プレ様見たさに前から2番目の真ん中だから、 音が飛び越えてしまって...）また聴いてみたいピアニストです。 プレ様の指揮について... 選曲がオケ泣かせというか、逆にオケ冥利なのか...チェロとか、打楽器とか、管楽 器とかのソロパートのある曲が多く、緊張感ある演奏でした。 タクトを振る姿もエネルギッシュだったり楽しそうに首でリズムとったり、自分が歌 を歌っているように振ってました。(またピアノ弾いてほしい～） 管楽器はやや完璧ではなかったけど、終わった後はソロパートをちゃんと観客に紹介 し拍手で讃えるところが彼らしい。 やっぱり、オケはチームワークだけど一人ひとりのレベルアップですものね。 木金もプレ様とメルニコフのコンビで、聴いてきます。（プロコのピアノ協奏曲）

  2007.10.14

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• ワーグナーは三角関係好き？

  今回、オペラ見て思ったんですが... トリスタンとイゾルテってまあ今で言う不倫とか、略奪愛ですよね。 タンホイザーもヴィーナスの色香に迷い恋人エリザベートを捨てて愛欲に走る男の話 だったかと... パンフレットによると、トリスタンとイゾルテの初演の指揮者はな～んとコジマの旦 那さんのハンス・フォン・ビューローだったそうです。 コジマはその後ハンスと別れワーグナーと実質婚。子供にも沢山恵まれたそうです。 この、コジマ、リストの娘さんだから、リストはワーグナーの義理の父親ですね。 ワーグナーは自分のパトロンの奥さんにも手を出して追い出されたりと... 愛に関しては奔放ですね。 音楽家ってそういうものなのでしょうか・・・ のだめにでてくる登場人物で女たらしの松田という指揮者がいるんですが、彼もワー グナー好きなんですよね。（俺様って罪な男てなかんじの人。一応イケメンです。） ワーグナーの音楽って華やかで、ドラマティックで（歌劇ですからね）、 ワーグナー好きになりました！

  2007.10.12

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• トリスタンとイゾルテ

  見てきました。ベルリン国立歌劇場オペラ。 演目はワーグナーのトリスタンとイゾルテ。 一言で言うと、良かった～！高いお金出してみただけのものはあります。 話のあらすじは トリスタンとイゾルテは敵。 トリスタンはイゾルテの婚約者を殺してしまう仇。 その時にトリスタンは深い傷を負いその傷を治せるのがイゾルテのみ。 イゾルテはトリスタンの傷を直す時に恋をしてしまう。 これは劇の前に知っとく予備知識（らしい） で船の上から物語りは始まる。 (一幕) な～んとそんなイゾルテのことをトリスタンは自ら遣えるマルケ王の妃にと つれて帰る使者となっている。 イゾルテは恨みと恋心とが混じった怒りで、トリスタンを道ずれに死のうと 毒薬を侍女のブランゲーネに用意させる。 で二人でその毒薬を飲むのだが... なんと、この毒薬、毒薬ではなく恋の媚薬だった。 侍女はイゾルテが死んでしまっては困ると苦渋の決断で薬を差し替えた。 二人は恋に落ちる。 (第二幕） 二人は後ろめたさを感じながらも王の目を盗んで逢引きしている。 王の家臣でトリスタンの親友のメロールはこのことを王に密告。 王は現場を見て嘆く。 その時の歌が「本当に守ったのか」(と言う曲らしい）が とにかく泣ける。 歌の内容は、私は先立たれた妃に子がなかったので、トリスタンをわが子のように思 い自分の後継に考えていた。周りの者は新しい妃をと進言したが断ってきた。 だが、トリスタンが妃を迎えないならこの国から出て行くというのでやむなく妃を とったのだ。そして迎えた妃はこの上なく素晴らしく、優しい娘だった。だが、あま りに美しすぎて私は床を一緒にすることもなかった。トリスタンとメロールの親友の 絆も私への密告、出世の野心でもろくも崩れ去る。私は何を信じたらいいのか... (こんな感じの内容） トリスタンは自らメロールの向けた刀に身を投げ出す。 (第三幕） 瀕死の状態でトリスタンは自分の故郷に帰ってきて、うなされながらイゾルテを待っ ている。（普通、ここまで女々しく女を待つのかって言うくらい。王様の嘆きを聞い たら普通は、王様に対する報いの歌が出ても良いと思うんだけど全くなく、イゾル テ、イゾルテって感じ） で、イゾルテははるばるやってきたところで、トリスタンは息絶える。 そのあとまたまた、王様がやってきて、ことの経緯をブランゲーネから聞き、 媚薬のせいで恋に落ち、トリスタンが自分を裏切ったわけではないと知り心を改め る。 そして、自分は身を引き、トリスタンとイゾルテを結婚させようと思っていたのに。 と歌う。（王様ブラボー！） でもときすでに遅し。 イゾルテは愛する人を失ったこと、愛すると言うことを歌って幕。 (本当はイゾルテもあとを追って死んでしまうんですがね） イゾルテと王様の歌がすごく良い！ブラボー！ トリスタンは、たぶん良いけど太っちょなので、なんだかね～。素敵なイメージにな らないんですよ。 私、3階の端の席で（それでも26000円）字幕、舞台見難かったけど、オケの様子も見 えたりして良かったです。 なんか大河ドラマ生オケで見ているような感じ。 また機会があったら見に行きたいです。

  2007.10.11

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• トロールの森

  トロールと言えば、ムーミントロールに代表される、北欧の妖精。 ムーミンのことカバと勘違いしている人いませんか？ 妖精なんですよ。 私の好きなグリーグの曲でもトロルドハウゲンの婚礼の日 トロルドハウゲンとは地名ですが妖精の住む丘と言うのが和訳です。 どんな素敵なところなんでしょうかね～。 でトロールの森ですが、こちら日光にあるペンションなんです。↓ http://www007.upp.so-net.ne.jp/troll/troll.html ちょっと素敵じゃあないですか？ ピアノムシの来年の活動予定に合宿とかに提案しようかしら。 有志で行きませんか？

  2007.10.10

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• ベートーベン運命

  最近、プレ様指揮のベートーベン交響曲全集を購入して聴いています。 （プレ様がソリストのベートーベンピアノ協奏曲も全曲出る予定） 福田総理もクラッシック好きのようで好きな曲は「運命」だとか... まさに、総理になる運命を持っている人と持っていない人っていますからね。 彼は、総理になる運命背負っていたんでしょうね。 (棚ボタ総理って感じします） 個人的に福田さん好きです。 この運命、1楽章はあのジャジャジャーンは有名ですが。 今までちゃんと聴いたことがなく、このジャジャジャジャーン｛ベートーベン曰く運 命動機(運命はこのように戸を叩くと言ったそうです～ライナーノーツより）｝の響 きから、人は運命から逃れられないと自分で勝手に解釈していました。 でもちゃんと曲を聴きなおすと、運命を克服し苦悩しながら勝利する。 人間は、そういうものに立ち向かう強さと力を持っていると、励ましてくれます。 ベートーベンって変わり者だったろうし、イマイチ女にもてない風で苦悩も多かった と思うのですが、曲はいつも人間らしい弱さや悩みを持ちつつもちゃんと克服し讃え るそんな曲作りをしていると思います。 人間賛歌。ベートーベンの曲にはいつの時代も人々に対する応援歌となっているよう な気がします。(最終章とかちょっとオリンピックのファンファーレっぽいし） だからいつまでもベートーベンは愛されているのでしょうね。 ちなみに交響曲5番の「運命」の表題は、日本で良く好まれてつけているらしいで す。 どうも私の年の場合、ベートーベン運命といえば、発毛剤のCM 「髪はなが～い友達」のイメージがすごく強すぎる。

  2007.10.09

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• 芸術の秋

  先週、仕事の資格テスト一通り受け終わり今週から好きなことに時間が費やせます。 芸術の秋、食欲の秋、読書の秋、 秋は何かと催しが多いです。 新聞屋さんにもらった美術館、展示会の招待券で、展覧会はしごしてきました。 上野では、山下清展。こちらは混んでいて入るのに時間がかかりそうなのでやめまし た。裸の大将のドラマの影響でしょうかね... 日本橋三越。 こちらは印象派とエコール・ド・パリ展。 それほど混んでいるわけでもなく小品ながら良い絵が展示していました。 この絵画吉野石膏のコレクションと言うから驚き。 普段は山形美術館で常設してある作品らしいです。 モネの森の絵とか、マチスの花瓶に生けたアネモネとか、ルノアールの肖像画とか ドガのパステル画の踊り子とか... 印象派はやっぱりいいですね。 心が癒されます。 音楽の印象派も絵画同様癒されますが... ピアノの場合、個人的には癒し系よりやや主張があるほうが好きです。野獣派？ 六本木でミッドタウン、サントリー美術館では、屏風の展覧会。 狩野派の鳥や動物の絵は素晴らしいと思いつつも、屏風絵の評価の仕方わからない。 興味ないというか... とにかく六本木は混んでいた。 もう少し空いていると絵巻物の人々の表情や暮らしぶり見るのも楽しいのでしょう が... 人に酔ってしまった。 一応、芸術の秋を満喫した一日でした。

  2007.10.07

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• 発表会の曲

  １１月２３日にピアノの発表会があります。 曲はショパンのスケルッオ２番でかれこれレッスンはじめて８ヶ月以上経つかも。 そのくせ、あまり上達しておらず、やはり基礎のなさを実感。 最近ハノンを少しずつ弾き始めるようにしました。 あと、ピアニストみたいに早く弾くの止めました。 今日は、先生が初めの音についてアドバイスがありました。 最初のシのフラット「もっと深い音で」と言うのです。 深い音の意味がわからないのだけれど、鍵盤を押したあとにもう一度力を入れるよう な感じらしいです。そうするとｐでも鋭い音でなく幅のある深い音が出るそうです。 アップライトだとちょっと難しいかもしれないけど、そんな感じ。 発表会の曲、先生は何弾くのかと言うと、 今回はリストにしようかなと言っていました。 前回はラフマニノフの楽興の時だったのですが、今回は のだめでおなじみの、リストの二つの伝説。 波の上を歩くパオラの聖フランチェスコの予定だそうです。 先生の生徒はちびっ子が多いのですが、いつも先生が最後にすごい曲を決めてくれる し可愛いので、羨望の眼差です。 演奏活動とかは今は全くしていないということなのでちょっともったいないですね。

  2007.09.28

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• バレンボイム、ベルリン・シュターツカペレ

  バレンボイムが弾き振りすると言うので行ってきました。 サントリーホール満員御礼！ 演目は、ベートーベン ピアノ協奏曲4番 交響曲3番英雄 帝王ですから、チケットも帝王級。 Sが25000円。私は、ケチってA席22000円。 このケチったのが良くなかった。 ホール右端の1階18列40番と言う席。 ２階のせり出したところの下で、ピアノを聴くなら 左より、右が反響板の具合もありよいと思ってこっちにしたんだけど。 この席が良くなかった。 管楽器の残響がすごく響く。 弾き振りのため、ピアノの位置が客席から真後ろになり、しかも指揮をするため反響 板がはずされている。 バレンボイムと言えば、ベートーベンと思っていた私ですから、かなり 楽しみにしていたのですが。 確かに、ピアノソロ部分はさすがと思う部分もあったけれど、ベートーベンのコン チェルトの難易度自体はそれほど高いほうではないし、やっぱりオケとの調和が... ピアノとオケとの掛け合いがイマイチしっくりこない。 しかも反響板がないせいか、オケとのハーモニーが全く聞こえてこない。 私には、バレンボイムのペダルを踏む音ばかり聞こえてきてしまった。 そうなると曲に集中するどころではない。 そして、泣きっ面に蜂のごとく、私の後方から、とんでもない大きないびきの音が！ しかも失礼なことに、このいびきの主、曲が終わる２秒ほど前に起き、曲が終わると 同時間髪入れないで、大声で「ブラボ！！」 私の周りの人は、怒りを通り越しあっけにとられる始末。 (皆高い金払っているんだぞ!） 英雄は、まあ普通。 良いんだか悪いんだか... 席のせいなのか、私の好みなのか、全くベートーベンの生き生きした魂を感じられな かった。 ホントに普通。たぶん国内のオケのほうがずっと良い。 なんだか、バレンボイムの指揮する姿、ジャックニコルソンが酔っ払って暴れている 風にしか見えずなんとも滑稽だった。 指揮する姿もパワフルでもなければ美しくもない。 アンコールで客席に挨拶する姿は、確かにチャーミングで素敵な音楽家なのだろうな あと思ったけれど。 まあ、ブラボーの嵐だったし、皆満足したのだろうが、なんだか、帝王が裸の王様に 見えてしまった。 このオケそもそもオペラの伴奏オケだから、まあこんなものかな。 もっと完成度の高いオケだったら、弾き振りはしないかもねと、思ってしまった。 決して悪くない音だけど、好みじゃなかった。深みがないというか・・・ でも、もっと編成の少ない曲ならまだしも、ベートーベンは指揮者か、ソリストどち らかに徹したほうが良いと思った。（私の前の席にいたご婦人方も休憩時間にそんな 話しをしていた） バレンボイムの名人芸が見られたことは貴重な体験として。 １０月にバレンボイム音楽監督のオペラのほうも鑑賞。 こちらのほうは期待したい。

  2007.09.27

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  スピネット

  7月に一目ぼれしてしまった楽器。スピネットです。目白にあるあるギタルラ社で中古のものを購入。30万円弱とお手ごろです。スピネットを一口に言うと、チェンバロの普及版と言ったところでしょうか。これを買うまでは、ピアノと親類みたいなものと思っていましたが、どちらかと言うとリュートに近い楽器です。鍵盤は55鍵あり、バッハや初期のモーツアルトはこれで充分だそうです。調律はチューニングメーターを使って自分でやります。A=440でも良いのですが、習っている先生の調律がヴァロティという調律なのでA=415と、ピアノと全く違います。ピアノをやっている音感の良い人にはちょっと弾いていて気持ち悪いかも。古典調律にはいくつも種類がありミーントーンやケルナー、ヤングなど...いろいろあるそうです。どういう決まりか知りませんがとりあえず機械で調律します。弾き方も全くと言って良いほど違います。腕を使わない指先だけでの表現。レガートしない。デタッシュは、弦楽器特有の奏法でしょうかね？以前読んだベートーベンの子供用伝記で、ベートーベンのモーツアルトの演奏についてこんなことが書いてありました。「大変うまい演奏だが、音がプツプツと切れるような弾き方」なるほど。チェンバロのような楽器を弾いていたらピアノの演奏もそのようになるかもしれませんね。バロック音楽と言うと、平均律のようにきっちりしているような気がします。私も実際そう思っていました。ただ、バッハの平均律は、翻訳のミス？らしく実際は平均律では演奏されていなかったそうです。ウェルテンパードの訳をそうしてしまったとのことでした。実際、バロックの楽譜は、ロマン派以降の楽譜のように、細かい指示が書いていません。私のチェンバロの先生とお話した時に、「ベートーベンはメトロノームの開発に協力して一儲けしようとしようとしたことがあるらしい」と私が言うと、「つまらないものを作って」と言うようなことを言っていました。音楽は、人間の鼓動にあわせて作ってあるから機械や型にきっちりはめることないと言うのが先生の持論。確かに、緊張して鼓動が早くなると演奏も早くなるなし。バロックと言う言葉には、不完全と言う意味もあるそうで不ぞろいな？だったっけな...楽譜に書いていないことを自分で考えたり表現するのが奥深いところのようだ。シンプルな音だからこそ自己表現が重要。他人がどう思っているかなんて良いんですよ。自分がよければ。チェンバロの調律師さんも言ってました。楽譜って言うのは、小説などの本と同じで、そこに書いてあるものがすべてだけれど、弾く人、朗読する人の声色や抑揚でいろいろな表現の仕方があるって...一つ一つの音を大事にする事を改めて考えさせられる。いろいろな楽器に触れてみるのも良いものだと改めて思いました。

  2007.09.09

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• グリーグの話

  図書館で、グリーグ生涯と作品と言う本(音楽の友社）を借りた。 モーツアルトやベートーベンなどのホント違ってグリーグの本ってあったんだって感 じ。 グリーグと言えばピアニストの母の影響でショパンをこよなく愛していたと聴き、 ロマン派にくくられるところもあるが学生時代などショパンやシューマンなどの亜流 と言われ作曲することに悩んだいたこともあったらしい。 民族的音楽への動きは北欧ならではの音楽を見直そうと言った機運ややそういったも のへ傾倒する若い音楽家との出会いがあったらしい。 そしてグリークには才能があった。 グリークの作品を聴いてもやはりイタリアでもフランスでもドイツでもオーストリア でもない独特の香りがする。 ショパンもマズルカやポロネーズのようにポーランドらしさがあるように。 この本の中であるエピソードが興味深かった。 リストとの出会いである。 まだそれほど有名ではないグリーグの楽譜をリストが本屋で見て、 リストのほうからグリークに会いたいと手紙を送ったのこと。 リストは２回目の面会の時にグリークのピアノ協奏曲を初見で弾いたそうで、 その演奏の素晴らしさと言ったらグリーグは生涯忘れなかったそう。 リストはピアノ協奏曲に対してアドバイスをしそれを取り入れて今日のグリーグのピ アノ協奏曲が出来たとか。 グリーグ２０代のときリスト５０代後半、このころは僧侶だった。 その後もリストは支援してくれたらしい。 以前もリストの本を読んだことあるけれど、リストってイッちゃってる人みたいなと ころあるけれど、ベートーベンのモニュメントのため大枚出したり結構良い人なんだ よね。 そのほかブラームスやチャイコフスキーとも会見したことがあるらしく、それほど音 楽にゆかりがあるとは思えないノルウェーで、当時そこまで大成したなんてよほど運 が良く才能があったのだろうなあ。

  2007.08.25

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• スピネットの調整

  購入したスピネットも我が家に来て１ヶ月と少し。 部屋に順応してきて、出ない音などが出てきました。 部屋の環境は湿度５０％前後が最適とすると、この夏の湿度 この部屋は７０を超えていて、劣悪。 今日は、ギタルラ社(購入した目白のお店）の方が調整に来てくれました。 スピネットはチェンバロの普及版でイタリアの家庭に１台と言うくらい当時は 愛用された楽器らしいです。 鍵盤が付いているのでピアノに似ているようですが全く弾き方が違います。 弾き方についてはおいおい覚えたいと思っています。キーワードはデタッシュかな？ 今弾いているのが、バッハのプレリュード短い曲ですがなかなか難しく(楽譜自体は シンプル）奥が深いです。 バッハのプレリュードについて、「バッハの曲は教会のイメージがありますね」 と言うと、それもそのはず、「もともと、キリスト教のミサに訪れる人のための前奏 曲。人が集まり始めてミサが始まるまで、延々と弾き続けるのが前奏曲で、そのなか の凝縮したものを譜面として残しているんですよ」とのこと。 なるほど、ミサの心の準備のBGMと言ったところかしら... オペラや舞踊の前奏曲ももちろんあり、その演目にあった前奏曲があるとのことで、 ピアノ曲で前奏曲と言うと一つのジャンルのように思ってしまうが、なるほどと思い ました。 バロック音楽の場合、指定が少ない分、曲目に意味がこめられているとか。イタリア 風、フランス風、曲目からイメージして曲を作り上げていく。とても自由度の高い音 楽だそうで、今まで持っていたバロックのイメージとはずいぶん違うなあと思いまし た。

  2007.08.23

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• 初連弾！

  ピアノムシのお友達のＡｍｉさんと秋葉原でスタジオ練習してきました。 ラオックスで持っているスタジオでヤマハのグランドピアノC3でした。 今日練習したのは、前回のピアノムシ発表会で連弾組みがいまして、 連弾て楽しそう...とちょっと憧れていました。 何人かにお勧めを聞いて、私好みのハンガリー舞曲の5番をＡｍｉさんに頼んで連弾 することにしました。 途中までですが、初めて合わせたのですが、（Ａｍｉさんは初見です）なんだかいい 感じです。 実際の指定よりかなりスローですが弾いていて楽しい！ Ａｍｉさんもこの曲、結構気に入ってくれました。 なかなか人前だと緊張してうまく弾けないけれど連弾は人とあわせることに集中する ので、ソロより良いかもしれないです。 ９月にピアノムシの練習会があるのでこちらでまた練習したいと思っています。 最近は、以前弾いたことのある曲の棚卸しをしています。 11月にピアノの発表会があるのでこちらのスケ２を集中的に弾かねばなりません が... ピアノムシ発表会は、時間の関係で、新しい曲か、持ち曲を練習しなおすか思案中。 最近弾いているのが、 ランゲの花の歌 ウェーバーの舞踏への勧誘 どっちも２５年以上前に弾いた曲で全く弾けなくなっていました。 舞踏への～は、中３か高１の時の発表会で弾いた曲で、こちらか、 グリークのトロルドハウゲンの婚礼の日をピアノムシの発表会で弾こうかなあと思っ ています。 スタインウェイのピアノということなので、舞踏への～のほうがいいかな～。 間に合わないかなあ～って感じです。 さてさて、練習会のあと銀座の山野楽器へ楽譜を見に行きました。 Ａｍｉさんは、楽譜にこだわりがあるようで、楽譜をよく読むって言ってました。 同じ曲でもいろいろな楽譜を見比べたりもするそうです。 見習わなければ。 良い楽譜、良くない楽譜があるようで、(ピアノを習うとこの楽譜でと指定されるこ ともあります）でも私には全く違いがわかりません。 楽譜を開いて勝手に閉じない楽譜が良い楽譜だと思っているし。 でも、Ａｍｉさんの話し聞いて、音に対して、音楽に対してもっと真摯に向き合おう と思ってしまいました。 どうも私の場合、譜読みが苦手で、なんとなくこんな感じ～で弾いてしまうのです。 Ａｍｉさんに影響され私も弾けもしない楽譜を買ってしまいました。 ラフマニノフの、バガニーニの狂詩曲の、ラプソディーの部分のソロ編曲。(こんな 楽譜あるんだ）同じくラフマニノフのヴォカリーズ、ピアノ協奏曲２番の３楽章ピア ノソロ編曲版、ベートーベン３２の変奏曲。 沢山楽譜を買うと一瞬やる気になるんだけれど...そのやる気は家に帰るともうなく なっているのよね... ついでに、CDも買ってしまった！プレ様のスクリャービンのソナタと、アシュケナー ジのラフマニノフの楽興の時。これ良い曲なのよ～。 Ａｍｉさんと、連弾のあとは是非２台ピアノもやりたいものだよね～と盛り上がり楽 しい一日でした。 そのあと私はチェンバロ教室へ。 今週は会社夏休みとって休んでますが結構忙しいのだ。

  2007.08.22

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• 7月も終わり

  ここ数ヶ月日記書いてません。 仕事で結果が出ずへこんでいるせいもありますが、7月2日に正会員証券外務員1種の 試験、 8月8日に保険専門、変額保険、と資格試験が続いているのです。 どうにか1種の試験は受かりました。 （これで、先物、デリバティブの証券商品が販売する資格があるそうです。） 資格試験というのは、物を売る以前の問題なのでまあとらなくっちゃならないんです が、最近やる気が全くなく、勉強してません。 気持ちばかりが焦る。ピアノの練習まるでしていないし... 証券外務員については1日有給、1日ずる休み（具合がちょっと悪かった）で、ほとん ど一夜漬けで受けたのでもう何にも覚えてません。 とりあえず8月8日すぎたら色んな事したいです。

  2007.07.31

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• プレ様発見！？

  朝、NHKのニュース見ていたら、 ロシアの国家賞？(何の賞だか？）の授与式をしていて、 おじいさんの作家だか文学者が表彰されていたんだけれど、 その会場の中に、一瞬アップで映る中年男性が！？ あれ～プレ様じゃないですか！ 10日にコンサートが終わったかと思ったら、もうロシアで式典出席ですか～？ 外人って似ているから見間違いかもしれないけど… その国家賞とか言うのプレ様3回ぐらいもらっているからたぶんそうだと思う。 朝からちょっと萌え～でした。

  2007.06.13

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• ドキドキ！ピアノムシ発表会

  楽天ブログでお付き合いしているピアノサークルの発表会が土曜日にあります。先週は、プレ様ウィークで全くピアノに触れていなかったのですが、今週はがんばって(今更ながら)練習して本番に備えます。小岩駅から徒歩15分ほどのアーバン小岩というところが会場。楽天、「ピアノムシ」で検索してもらうと出てきます。入場無料です。私の演奏は置いといて、皆さん結構上手な方が揃っています。お近くにお住まいの方、音楽がお好きな方はお立ち寄りください。大好きなベートーベンになりきるつもり。

  2007.06.11

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• プレ様のオケその３ブレハッチ！

  今回の聴いた3回の公演の中で、段違いに良かった！ これ聴いた人たちははっきり言って幸せだった思います。 15,000円だったけど充分すぎるほど、もと取った！ 今回、きっと何かやってくれるだろうと思っていましたが、 サプライズが！ 実は、このオケ弦の音も良いのだが管楽器が相当うまい。 弦やる人って多いからレベルも高いけど、管楽器って演奏人口が少ない分 あたりはずれが…。 昨日の樫本君は弦だったので、音の調和もとりやすかったのだろうが、 あまりにオケの音が繊細でピアノの音とは合わないかもと、上原さんのラフを聴いて 思っていたがそんな心配は無用でした。 まずソリスト ご存知のラファウ・ブレハッチ 演目 チャイコフスキー　幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」 ショパン　ピアノ協奏曲第1番 ここで一つサプライズ ブレハッチピアノソロアンコール ショパン　ワルツ嬰ハ短調64-2 ショパン　ワルツ小犬64-1 ドボルザーク　交響曲第9番「新世界より」 プレ様オケのアンコール Jシュトラウス2世　ポルガハンガリー万歳 ハチャトゥリアン　バレエ音楽ガイーヌよりレズギンカ （アンコールは1日目と同じです） プレ様オケにとってチャイコは、定番でお手の物なのでしょう。 CDも出てますが、なかなか良い曲です。 あまりチャイコって好きじゃなかったんだけどいいなと思いました。 何より、今回の目玉、ショパンのピアコン１！ まず、やってくれたなと思ったのが、 今回管弦楽の部分、プレトニョフ編曲だったのです。 ブレハッチのショパンコンクールの音源と比べると、よりピアノを引き立てた編曲に なっていると感じました。しかもオケの音が細やかで、旋律はたぶんそのままなのだ けど、楽器のハモリがものすごく凝っているんですね。音が多いのに澄んでいる。弦 だけでなく管楽器がかなり活躍。良くこの微妙な音出すなって感じでした。 小さなニュアンスの音もはっきり絡んでくる。 ショパンのちょっとオケに対する解釈の雑っぽさを排除して彼のロマンティックなと ころを前面に引き出した感じ。 ブレハッチの演奏も、コンクールのときと比べると柔らかい、ショパンより、より ショパンらしい響きに思えました。 この曲が始まり、ピアノの第一声が出た途端、思わず感涙！鳥肌出てきました。 ブレハッチも、オケを理解していて、まさしくオケとピアノのハーモニー！ こんなに多彩なピアノの音と、絶妙なオケとの調和が取れるものかと驚きました。 まさに、アメージングです！ ショパンコンクール優勝のあと、「ショパンの生まれ変わり」といったキャッチフ レーズとあまりの人気で正常な評価は出来ないなと、聴かずにいましたが、 この生まれ変わり、もまんざらウソでもないなといった感じがしました。 見た目、王子様のような気品があり、まだあどけなさの残る彼。 もちろん、曲が終わるとブラボー！飛んでました。 プレ様と一緒にアンコール挨拶。 その後、ブレハッチ1人が登場して、まず、64-2を披露。 拍手大喝采で再度登場。 小犬を披露。 どちらも、超有名なショパンのワルツ。 ピアノソロのアンコールを快諾したであろう？若しくは薦めたのか？ プレ様の粋な計らいです。 プレ様を知らず、ブラハッチ目当ての人はそんな風に思わないかもしれないけれど、 （ソリストがメインでプレ様オケがおまけと考えている人も多いかと） ピアニストとしても音楽家としても、巨匠のプレ様が、自分のオケのコンサートで ソリストにピアノソロ2曲もアンコールで弾かせるなんて並みの器量では出来ませ ん。 （普通面子とかあるでしょ…） で、私にはこうも思えたのです。 ピアニストとしてのプレトニョフとの決別。 今までピアニストとして評価されてきたけれど、若く才能のあるピアニストが沢山出 てきている。彼らにバトンを渡し、自分は指揮者、音楽家としてより深いところへ行 こうと…（ブレハッチのショパンのソナタ3番、ニュアンスがプレ様の弾いた3番と比 べても近いところがあるし、かなり相性のよいだろうなと感じはしました。） ピアニストは10本の指で表現するけれど、指揮者は1本のタクトで無数の音を表現す る。それが自分の思い描く音楽になったらこれ以上幸せなことはないし、もっと多く のことを聴衆に伝えられるだろうと… まあ、これは私の勝手な解釈ですが…（彼は最近ピアニストしての活動を休止、指揮 者に専念すると宣言し、残念ながら10月に予定されていた日本でのピアノリサイタル もキャンセルしたのです） ドボルザーク新世界よりは、日本人の大好きな曲だし、このオケの魅力が十分に発揮 できる曲でした。 この曲の最後は体が熱くなってきました。 最後は、ブラボーの嵐でした！ 本当に良かった。 アンコールはこじゃれていて、プレ様も楽しそうにタクト振っていました。 大満足なのに、もっと聴いていたい！そう思わせる今回の公演。 プレ様は、私にとってピアノの神様であると同時に、クラッシック音楽を聴く機会を 沢山用意してくれる先生でもあります。 ブレハッチのソロピアノリサイタルのチケットも思わず買ってしまいました。 6月はクラッシック音楽三昧です。

  2007.06.06

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• プレ様オケその２　樫本大進

  プレ様の公演も2日目です。 ソリストは樫本大進 演目 シベリウス　フィンラディア シベリウス　ヴァイオリン協奏曲 チャイコフスキー　交響曲5番 アンコール チャイコフスキー　眠れる森の美女よりワルツ グラズノフ　「ライモンダ」スペインの踊り シベリウスの曲はあまり聴く機会なかったのですが、今年はクラッシック界北欧ブー ムです。 樫本大進、良いですね。 最初は緊張の面持ちだったけれど、ドラマティックなヴァイオリン良いです。 チャイコで熱くなって、アンコールでクールダウンそんな感じです。 今日のコメントは少々淡白。 その理由は、プレ様オケその3にあります。 明日に続く

  2007.06.05

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