カテゴリ:タイ便り
先週の9日から行われていた、タイのプミポン国王在位60周年記念祝賀行事の数々も
明日で(?)一通り終わるらしい。 タイの人たちから熱烈な敬愛を受けている王様のことだから(それにタイ人のお祭り好きな性格も あって?)、国中が大盛り上がり な、ワケだけど、私はテレビでその華やかでロイヤル~な行事を眺めただけで終わってしまった。 あー、残念 街に出て雰囲気だけでも味わいたかったな。 ところで・・・ 昨晩、ワールドカップの日豪戦やってないかなーと思ってテレビをつけたら、 どこのテレビ局もまだ記念式典の中継中。 各国からの来賓が超スロ~スピードの電動トゥクトゥクに乗って、次のプログラムが行われる 会場に向かうところだった。 で、その次のプログラムっていうのが「ロイヤルプロジェクト」について紹介するビデオの上映。 それを見ていて思い出したのが「フォン ルアン」(=王様の雨)の話。 タイの東北部(イサーン)では度々雨不足で干ばつに悩まされていて、農民の生活は不安定。 タイで最も貧しい地域と言われている。 そんな農民の困難をなんとかしたい、とプミポン国王は心を痛められ、 その解決法を探るために真剣に研究された。 そして、空に雲はたくさんあるのに、散らばっていて凝縮していないため、「雨雲」にならない、 ということに気がつかれた。 そこで雲の中にドライアイス(?みたいなもの?)を散布してバラバラになっている雲を凝縮させ、 人口的に雨を降らせる、という方法を考案された。 さらに実用化に向けて専門家チームに研究させ、今から37年前(仏歴2512年)に実験成功。 ・・・というのは、以前タイ語学校で読んだテキストからの受け売り。 今なお、「王様の雨」プロジェクトは継続中で、必要に応じて人口雨を降らせているらしい。 確かに去年だったか、その前だったか、どこかで「フォンルアン」計画実行中というニュースを ちらりと聞いたことがある。 今のところ、「ここに降らせたい」って場所にちゃんとを降らせるのが まだ難しいらしいのだけれど(狙った場所に降らせるための精度に問題ありってこと) 発想もおもしろいし、なによりも王様が常日頃からタイ国民の生活のことを真剣に考えておられる証し。 素晴らしいっ ・・・と、ますます王様ファンになってしまう私なのでありました。 そういえば、プミポン国王は音楽の面でも才能があり、自ら作曲された曲がいくつもあるそう。 そのうちの1曲だけ聞いたことがあるんだけど、それが「サーイフォン」(英語名:Falling Rain)という曲。 歌詞もついていたけど、どんな内容だったかは忘れてしまった。 シンプルな曲だけど、さっきテレビでBGMとして流れてたのを聴いたらとっても素敵♪ ジャズっぽいお洒落な感じのアレンジだった。 王様作曲の曲を集めたCDとか発売されていそうなものだけど、もし見つけたら買いたいなー。 さてさて、 今年の雨期はちゃんとが降るのでしょうか。 バンコクにいたときは、今年は例年よりも降っているように思ったのだけれど、 こちらに来てからは、毎日降りそうで降らない日が続いている。 「王様の雨」、素晴らしいけれど、できれば出番がないに越したことはないよね。 今年はどうかな・・・ *今、夜11時半。まだ祝賀行事(晩餐会?)の中継が続いてます。ちょうどお客さんが 帰られるところみたいだけど・・・こんな遅くまで行事が続いて、さすがにお疲れじゃないのか心配です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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