テーマ:タイ(3327)
カテゴリ:タイ便り
久しぶりに映画館で映画見ました。 よく考えたら、出産してからは初めて! 長ーい沈黙を破って観に行った映画は『Kwam Suk Kong Kati(カティの幸福)』 以前の日記でちらっと紹介した『カティの幸福』という本を映画化したものです。 ちなみに原作者のンガームパン・ウェーチャチーワ(Ngarmpan Vejjajiva)さんは、 姉弟そろって「時の人」ですな~。 Kati(タイ語で「ココナッツ・ミルク」の意)は、9歳の女の子。 地方(アユタヤ県のどこか)の「水辺の家」で、 Katiの記憶には、おぼろげなお母さんの姿が残っているけれど しかしある日、おじいさんが 原作は児童向けの短編小説で、ストーリーもシンプル。 映画もまさにそんな感じ。 でも・・・・・ いや、もともと私が超・涙もろいんですけどね Katiがお母さんに再会するシーン、セリフもなく、涙もないのですが、 それに続いて、Genwaii Thongdeenok監督が 「もし自分が映画化の権利を獲得できなくても、このシーンだけは それ以降は観客の涙を誘う意図もないであろう、ごくごくさりげないシーンでも ストーリー自体は(しつこく言うようだけど)あくまで静かに淡々と展開します。 また原作にかなり忠実なので、原作を読んだ人にとっては でもとにかく映像が美しい! 監督もインタビュー(#1)で 「原作が有名すぎるので観客の多くがストーリーを知っている。 (特に原作を読んだ人にとっては)ストーリー展開よりも、映像を通してKatiの世界を味わうところに 特にKatiが祖父母と住む「水辺の家」(アユタヤ県のどこか、という設定)の場面は必見。 料理の得意なおばあちゃんが料理する色とりどりの香辛料が並ぶ台所、 お坊さんが舟で托鉢にやってくる水辺の風景、 Katiとおじいちゃんが、舟をこいで蓮をつみにでかけるシーン などは特に、色鮮やかな絵本をめくっているかのようで印象的でした。 Katiが通う、田舎の素朴な学校での授業や通学の風景もいい。 農村部の小学校を訪問したことがあるけど、ほんとにそのまんま。 あ、あと、Katiを演じる女の子が、とってもキュート 将来は『フェーンチャン』でノイナーちゃんを演じたフォーカス・ジラクンちゃんのように このKatiちゃんのかわいさと、映像の美しさを楽しむだけでも私は満足でした 私が観た映画館では英語の字幕スーパー付きだったけど、 私も余裕があればもう1回観に行ってもいいかな~。
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