『謎の会社、世界を変える。~エニグモの挑戦』
日本の実業家で京セラ、KDDIの創設者である稲盛和夫の経営塾を読んでいるところです。「盛和塾」を主宰し、若手経営者の育成も行っている稲盛氏は、自著で経営に悩んでいる若手の方々に、高収益企業を作り上げるための適切なアドバイスを送っています。中小企業の経営者にとっては、どれだけ力強い言葉でしょうか。すでに起業をされている経営者への参考として著わした本書とは別に、起業しようとした2人の若者の起業談義をまとめた本が3月14日(ミシマ社)全国の主要書店から発刊されます。それが最注目ベンチャー・エニグモ共同経営者(須田将啓・田中禎人)の初著作『謎の会社、世界を変える。~エニグモの挑戦』1,600円(税込)。この本は、ヤフーや楽天、アマゾンなどの大手企業が、市場を寡占していたその頃、新しいサービスを作るという強い目的をもって、敢然と立ち向かった2人の感動と興奮の起業物語です。「起業とはある意味、勝負に出る」という考えが、誰かの起業のきっかけや刺激になれば嬉しく思う、と著者は語っています。稲盛和夫の経営塾も、エニグモの「謎の会社、世界を変える」も会社を経営、あるいは起業するにあたって、その価値観を高めてくれるに値する本です。ぜひ1度目を通していただくことをお勧めします。