15年振りの「阿波踊り」
大学時代サークルで毎年行っていた徳島の阿波踊りに、実に15年振りに行って来た。 これまで大学時代以外も合わせると、7回参加した阿波踊りも、まだまだ知らないことがいろいろあって、今回最大の収穫は「総踊り」であった。 テレビなどの映像でも観たことがない光景にあっけに取られた。これは圧巻だった。 両側に8段ずつ桟敷席が設けられた、約120mの長さの南内町演舞場を、なんと16の有名連全員が、整然と並んで踊り込んで来た。 鳴り物200人、踊り子1,000人に達するかというこの踊りは、選抜阿波踊り大会も比にならない。期間中毎日午後10時から10時半までの「合同フィナーレ」である。 あまりの音の大きさに、桟敷席の外から覗き込む観客の方々が大勢おられたが、その中にいる自分たちは、この瞬間に出会えた満足感に浸って見物していた。 思えば、これまでは「大学連」に所属して、1日3回程度の演舞場のくぐり抜けを待つ時間が大半だった。その間、広い橋の上や道路上で、「ワッショイ」と言われる踊りに興じながら、飲んで浴びてはしゃいでいた。だから、他の踊りを見るなんてことは少なかった。 いい勉強になった。まだまだ奥が深そうなので、今後の楽しみが増えた気がする。