さきほどYahoo!ニュースを読んでいたら
山田邦子さんに続いて
今度はアグネス・チャンまで乳がんの手術をしたという
記事があって、本当に驚きました。
いつも思うのは、芸能人がガンになると大抵
「早期」だとか「初期」だとか
「手術成功」だとか
「退院後、すぐに仕事に復帰」という見出しが
おどっていること。
今回のアグネス・チャンも、手術して退院したら
仕事は少しだけキャンセルして
すぐに戻る・・・みたいなことが書いてあったけど
そういう記事を読むたびに、ものすごい違和感を感じてしまいます。
乳がんに関していえば、早期(非湿潤がん)であれば
治癒率は9割を超えるというのはわかるんですが
Yahoo!の乳がん特集のページとか読みに行っても
「早期なら治る」というのを連発しすぎているように思うのです。
早期で発見することも
治ることも、もちろんいいことです。
でも。
実際に「早期」で見つかる人が
全体の何パーセントいるのかわかりませんが
ごくごくわずかな数字だと思います。
自分で見つけたという場合は
腫瘍がある程度まで大きくなっているのがほとんど。
「早期なら治る」があまりにも頭に植え付けられてしまうと
世間の人は(もし罹患しても、切れば治るんだ。
手術しても、1週間くらいで元の生活に戻れるんだ。)って思って
危機感を抱かないような気がします。
そんなに甘い病気じゃないんですけど
健康な人に危機感を持って、とか
わかってほしい、というのは無理な話かもしれませんが
影響を与えやすい立場にいる人たちに
うかつに(というか軽率に)発言してほしくないな~というのが
正直なところ。せめてもうちょっと勉強してほしいなぁ。
ここ最近、読売新聞の朝刊に載っている
医療ルネサンスの記事(山田邦子さんの体験談)を読んで
ますますなんとも言えない違和感を感じまくっている私です。
乳がんになったけど、普通と変わらない生活をしているのよ、
もう元気になったのよって、アピールしたい気持ちも
わからなくはないんですけどね