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カテゴリ:なな猫の東京あちこち散歩
きのうは、久しぶりのピアノのレッスンで
表参道まで行って来ました。 帰りは、すぐ地下鉄に乗らないで 渋谷にむかってぷらぷら歩いたんですけど 道の向こう側に青山学院を見晴るかす おしゃれな青山通りに 2件、古本屋さんがあるんですよね。 1件目の外の本棚、 100円のコーナーで 佐多稲子の『夏の栞』発見。 100円だし、買ってしまった。 佐多稲子といえば、なな猫愛読の堀辰雄と 同人雑誌『驢馬』時代からのお友だち。 『夏の栞』は、その『驢馬』からのつきあいだった 中野重治の死を見送る小説でした。 なな猫、中野重治については プロレタリアの人、そして『驢馬」で 堀辰雄とも親しかったというくらいしか 知りません。 中野重治の奥さんが、女優の原泉。 なな猫の記憶では、いつもどこかの方言で しゃべっていた存在感ばっちりの おばあさん女優、そしてどこか険のある きりっとしたお顔だち、そんなくらいしか 印象のない方ですけど。 でも、堀辰雄がサナトリウムに入っていたとき ちょうどその原さんも病気で 近くの民家に仮住まいかなにかされてて そのときに堀辰雄が見舞いにきた中野と お散歩かなにかした、 そんなことを何かで読んだと あー、いま調べれば出てくるんでしょうけど ちょっとめんどうでできない。 曖昧でごめんなさい。 とにかく、その中野重治の死を書きながら 『驢馬』や堀辰雄についても 触れてある『夏の栞』。 ちょっと重いけど、読んでみよう。 それからしばらく歩くと 詩集で有名な中村書店。 ここはいろいろ有名らしいんですけど 詳しくは、なな猫、知りません。 ただ、やっぱり詩集が充実だなと。 そして見つけてしまった、 郷原宏著『立原道造 抒情の逆説』。 千円で買いました。 なな猫はまだまだ道造初心者なので とにかくお勉強中なのです。 青山通りから渋谷に向かうと 宮益坂について 近くに旦那さんの勤める事務所があります。 渋谷は会社ってイメージだから 行くのイヤだと 休みの日でもなかなか渋谷に遊びに来られない。 せめて、たまのピアノの日くらい 渋谷でウインドウショッピングでもと思いながら なな猫の帰りを待ってる 4匹の猫たちのことが気になって またまっすぐ地下鉄に乗って帰るなな猫でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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