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東京なな猫通信

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 人間様@ 愛誤ヒトモドキは何故バカなのか? うぜえよ売人奴アザラシも他の生き物やってん…

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2008年02月05日
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カテゴリ:なな猫 動物騒動
以前、わたしの日記にも時折登場し、
お会いしたことのない人もよく知っている[笑]H賀さん。

実は、膠原病を持っておられて、また倒れて入院されていたのですが、
もうすぐ退院の運びとなり
昨日、友人とお見舞いに行ってくることができました。

H賀さんは、いつもほっぺの真っ赤な
とても可愛いおばちゃんなのですが[目上の方に失礼]
長年、目黒で人知れず
本当に、文字通り人知れず、猫保護ボラをもくもくとしてきた方です。

ずっとお一人で働きながらご両親を看取り
野良猫たちの世話に、人生の時間とお金と愛情を捧げ尽くしてきた半生でした。
はじめて友人にH賀さんのことを聞いたとき、
その信じられない生活に唖然としたことを思い出します。


別の場所に長年働いて得たマンションを持ちながら、それは人に貸し、
ご自分は目黒の、もんのすごいボロアパートに住んで
猫をいっぱい出入りさせても文句言われないようにしておく。
それだけでも普通ではないのですが(^_^;)

一日仕事のあと、夕方帰ってきて、家に保護した猫たちの世話をし
食事を摂り、夜まで数時間の仮眠。
そして夜中に起きて、あちこちで待っている野良猫数十匹の餌場を
朝までかかって回る、
そして早朝帰宅して少し休み、また仕事に行く……。


そんな生活をたったひとりでしてきた女性が、この日本にいたのです。
誰も出来るわけじゃないし、しなさいというわけではないのですが
それでもやはり、すごいなと。
ただただスゴイなと、思います。

誰に褒めてもらえるわけじゃなし、
むしろ敬遠されがち、少し異常なヒト、あの「猫オバサン」とか言われ
たったひとり、毎日毎日、雨の日も雪の日もたくさんの猫たちの世話をする。
少し休んだらと人に言われても、みんな待ってるからと、
待っている顔がわかるからと、夜中に出かけて行く。
本当に、待っているのは、喜んでくれるのは、
猫たちだけなのです。


H賀さんは、単に猫をたくさん保護してしまう、無責任な人ではありません。
家に保護した子たちは、どれも皆、行き倒れていたり
行き場がなくて引き取るはめになった子ばかり。
でも、そのおかげで何匹の猫たちが幸せになったことか。
幸せな里子になって巣立った猫たち、
猫の里親さんになってくださった方たちのもとには
H賀さんが届けた小さな歓びが確実にあります。


今回倒れて、いろいろH賀さんも今後のことを考えられ
親しい方たちと相談され
いまいる猫たちを相応しい預かり先に分散して
東京を引き払うことになりました。

うちにも、その中の一匹、仮名「つくしんぼ」が来ました。
【って、なな猫家、増えてる(^_^;)】
うちでH賀さんちから来た猫は、ほかにも、あの有名な
シッコタレの女王・オヤジラブの桃がいます[笑
         ↓このヒト
      momo



H賀さんが倒れたのは、そんな餌廻りをした後の、夜明けのコンビニで
眼が回ってバターンと倒れ、横たわっているのに、
誰も助けてくれなかったそうです。


いま、たくさんの動物たちがいろいろな形で苦しんでいます。
昨日も、福岡でブリーダー崩壊の報が入り
50匹の犬たちが、電気も止められた場所で
餌も水も与えられず、苦しんでいると聞きました。
少しずつ、ボランティアの方たちの援助が始まっていますが、まだまだこれからです。

数匹預かってくることの出来た方の話では
痛々しいほどガリガリにやせこけた身体で信じられない速度でご飯を食べ、
何倍も水を飲み干したそうです。
ダックスだのチワワだの、みな所謂よい犬種の子たちが、です。


簡単に大金が儲かるとでも思えるのでしょうか、
安易に動物の命を売り買いする、動物に愛のない業者の問題に加え
またコレが、安易にショップやブリーダーから動物を買い、
きちんとした避妊去勢もせずに増やしてしまい
気づいたら30匹、50匹で家内崩壊という、動物飼養不適格者も後を絶ちません。

増やさないまでも、きちんとした躾も施せずに飼うために
吼える、粗相する、うるさい、めんどくさい、
そんな理由で、これまた簡単に保健所に
飼って、名前をつけて、お服を着せてお散歩させて
可愛がっていたはずの犬猫たちを、そうした人に限って持ち込みます。
しかもリピーター【常習者】として。

保健所で里子を捜してくれるところもあるにはありますが、短い期限つきで
大抵はあっと言う間に、20分間地獄の苦しみのうちにのたうち回っての殺処分です。
保健所に持ち込む飼い主たちは
自分の手を汚したくなくて、
どうしても飼えない事情がある場合に、獣医師のもとで
飼い主が抱っこして安楽死をさせることから逃げ
保健所で働く人たちに辛い思いをさせているわけです。


虐待者の脅威も増える一方で
あちこちで少しずつ裁判も増えていますが、多くは泣き寝入りです。
シッポや身体の一部を切られたり虐待されたりして
瀕死のところを保護された動物たちも多く、
一生3本足、盲目、下半身不随などで生きていかざるをえず
安楽死を奨められて亡くなる命も多くあります。

やさしい人に助けられて、運良くからだの傷は癒えたとしても
人間が怖い!
そのこころの傷は、犬猫とはいえ、一生残るのです。


さらに、飼っていた犬猫たちを手放す人たちの背後には
いまの日本の現状があります。
離婚や借金で家を手放さざるを得なくなる、夜逃げ、
そうしたことで、つぎのアパートでは飼えないからと里親を募る。
募る人はまだ良い方で、多くは元の家に置き去り。

東京・猫17匹置き去り。
岡山・猫20匹山に捨て逃げ。
神奈川・糞尿まみれで疥癬にかかった飼育放棄のマルチーズ
山形・引っ越しで置いて行かれたラブラドール。
千葉・電車にキャリーごと置き去りにされたダックス。
大阪・夜逃げの置き去り猫17匹。
珍しくもなくなりました。


それを見過ごしに出来ない人たちが、苦労して犬猫たちを少しずつ保護し
或いは保健所から引き出し[救出]、或いは飼養放棄者から譲り受け
大抵は避妊処置もされていないので自腹を切って処置し
治療し、捨てられたこころの傷【動物にもこころの傷が残ります】を
あったかいおうちとやさしい膝でいやしてやり
良い里親を捜して、終生の家を与えてあげます。

その努力や費用は、並大抵のものではありません。
家は、たちまち犬猫保護仕様の部屋づくりとなり
日々、臭いや毛や汚物の処理に追われ、
治療費や餌代等もかさみます。

捨てる人、手放す人間、悪質業者たちは、
そうした多くの人たちに多大な迷惑をかけているということを自覚してほしいと思います。
人に迷惑をかけているなどとは気づきもしないかもしれません、
もちろん、動物ボランティアたちは、「好きで」やっていることです。
どなたも、迷惑をかけられているなどと思う人はいません。
ただ、実際に「結果」はそうだという意味です。

そしてもう、俄かブリーダーはやめてもらいたい。
繁殖には許可が要ります。
今、引き上げているいわゆる悪質業者と言われる人たちは
その許可が貰えなかった業者、
そして動物を抱えてしまって、まさに案の定崩壊した人たちです。

もちろん動物を飼いたいと思う人も
そんなブリーダーから安易に買うことこそやめてください。
そうした人たちがいるからこそ業者が決してなくならず
苦しんで苦しんで死ぬ小さな命がなくならないのです。


雪が降って、寒い寒い夜、
こんな日は小さな命がどうしているかと
考えずにはいられない人たちの手で
今日も、たくさんの動物たちが人知れず守られています。

たかが犬猫、
そう考えるのではなく、これも日本の、
わたしたちに直結した大きな問題であることを
たくさんの人に知ってほしいと思います。



退院後、H賀さんはご親戚の住む茨城に行ってしまいますが
いつかきっとまた東京に帰ってきたい、と言っておられました。
H賀さん、おつかれさまでした。
きっとまた、元気で東京に帰ってきてください。



●画像●
11匹の猫[小雪以外の全員]がホットカーペットに集まり、その中央にわたしが座していた。。

  猫ウジャウジャ

【猫図】

 座椅子に黒白の緑、 緑の左に黒猫の菊ちゃん、
 その手前にキジトラのかおると茶虎の草太、
 かおるの手前がつくし、その右が新之介、その手前が桃、
 ちょと離れて右手に三毛のあずき、その右に昇くん、
 机の下に、見えないけどサビボスのなな、その後ろにキジトラひかり。


ボールで遊ぶつくし。アタマの模様がチビッとで可愛い。

  ボール遊びのつくし


リビングにダラダラできるようになったリラックスつくし。
落ち着いたら、この子も里親募集開始します。よろしくです!
 
  ショボイ顔で寝るつくしアップ






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Last updated  2008年02月05日 12時28分38秒
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