東京なな猫通信

病気療養中のなな猫です。
今日は朝からちょっと調子よかったので
身体慣らしのお散歩にようやくＧＯ。


まだまだ本調子ではないので
手始めに、近くの二本榎木通りをブラブラしました。
ちょっと歩いてみたら、びっくり。
全然歩けない。
もともと、けっこう早足のなな猫ですが
いつもの倍もゆっくりしか、どうしても歩けないんです。
フシギなものですね。
どこか、患部のお腹をかばってしまうのかな。


まずは、ご近所さんの高松宮様邸。

　　　　　　　　　　

ここはいま、主がいないはず。
いつだったか、何年か前にオヤジと車で出かけてたら
ものものしい警備体制がいきなり付近に敷かれていて
黒い車が出入りしていたんだけど、そのときは知らなかった。
あとでニュースで、宮妃が亡くなられたと知りました。
だったら天皇陛下とか来られたわけ！？
って、ミーハー気分が湧いたんですけど、あとの祭りで。

屋敷を守っている人たちしか住んでいないんじゃないかな。
ここが今後どうなるのか、近隣住民としては気になるところです。
このまま、宮様邸跡として残してもらいたいような、
それとも、有栖川宮公園みたいに一般開放してもらいたいような。


　　　　　　　　　　　
高野山別院というのが、高輪にはあるのですね。
東京に越してきてすぐの頃、「高野山！」なんて
田舎者のなな猫、妙なことに感動したりしたものでした［笑

　　　　　　　　　　

その、一軒隣がお寿司屋さんで
そのお隣が、プロテスタント系の高輪教会。

　　　　　　　　　　　

お寺と教会がお寿司やさんをはさんで並んでいるというのも
八百万の神さま崇拝の国ならではの光景か。

撮らなかったけど、このお寿司やさんにはちょっと思い出があります。
東京に越してきて、はじめてここらを歩いたときに
行きつけの、江戸っ子が集まるお寿司やさん、ていうのに憧れて
ちょっと入ってみたんですけど
なんだかほんとに、いつも集まるご近所さんたちで一杯で
ちょっと、いちげんさんお断り的な空気を感じ
オヤジ、怒って、ちょっと食べて出てきてしまいました(-_-)


こんな歯医者さんも。
なんかオシャレ。
看板が。
地方にはない感じ。東京風。

　　　　　　　　　　　


このなな猫通信を書き始めた最初の頃、
高輪や三田を歩いて、写真を載せていました。
そのページは削除してしまいまして
仕事が忙しくなってしまって、
近所の街歩きも全然できなくなっていたのですが
今日、また、この高輪消防署まで歩いてこられて、嬉しかった。

　　　　　　　　　　　

陸の灯台と言われた高輪消防署。
ここの、てっぺんに登ったことがあります。
所員の方にお願いすれば見学させてくれるのですが
上から見ると、とても高くて、愉しかった。
こういうところも、壊さないでずっと残してほしいものです。


消防署でＵターンして、また二本榎木通りを逆戻り。
高輪は、寺町だった。
そして、寺町には、和菓子屋さんが多い。
お寺の行事に、和菓子はつきものなのですね。
たくさんあるのですが、今日はまず、こちらの一軒をアップ。

　　　　　　　　　

小さな間口がきれいに掃き清められていて
ここのお菓子はとても美味しいです。
泉岳寺饅頭は絶品ですよ。


行きにはあまり、目をとめていなくて
帰りに、歩いていた人が「おお！」という感じだったので気づいた、
通りを入った奥にある、梅が満開のお寺。

　　　　　　　　　

わたしが病院のベッドでウンウン言っていたあいだにも
春が来ていたんですね。



第一回なな猫静養散歩の最後は、とらや。
やっぱり和菓子屋さんです。

　　　　　

寅さんのとらやとは関係ないらしい。
ご主人は、江戸っ子口調のおじいちゃんで
戦前からお店があるそうです。
ほんとの東京弁、真似できないですねえ。


ちょっと歩いただけでしたが
ほんとに疲れた(>_<)
退院して明日で2週間。
なな猫、まだまだ、「静養」が必要なようです。