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カテゴリ:立原道造の森
GW始まりました。
都周辺は、相模湖IC40キロ、小仏トンネル付近35キロの渋滞だそうで まあ、オヤジが今年も弁理士試験前のなな猫には関係ないのですが(^^;) 今日は、立原道造記念館の春の展示を なな猫的にお知らせしたいと思います。 文京区弥生の、東大の弥生門という門の真ん前にある 瀟洒な文学館です まず3F展示室を入りますと、 常設展示の、道造が生前出した2冊の詩集、 『萱草に寄す』と『『暁と夕の詩』。 何度見ても、楽譜様の造りが素敵ですね。 そして、10歳[]の頃のクレヨン画や鉛筆画。 火事や電車道を描いた、東京下町の昭和初期の風景がそこにあります。 小学校の通信簿はほとんど全甲。 いまでいえばオール5ですか 「歌唱」だけ乙というのも面白い。 4年生のときの「発育」も乙、「栄養」が丙で、将来の道造の姿を彷彿とさせます。 手造りの『滑稽読本』も面白いです。 14歳のときに書かれた「いかノ観察」。 わたしの好きな、パステル画[燕とぶ」など、 中学生の道造の世界が垣間見えます。 愛用の机上に置かれた[文集ノート]にはパステルの詩。 パステル パステルは やはらかし。 うれしかり、 ほのかなる 手ざはりは。 うれしかり、 パステルの 色あひは。 [筑摩版立原道造全集第3巻所収] さて2Fに降りると、 帝国大学の学生証や工学部の講義要目、学修簿など 大学時代の道造を見ることができます。 岸田日出刀教授の講義ノートも面白い。 因みに、この岸田日出刀を検索すると、Wikipediaには 「岸田研究室には丹下健三、前川國男、立原道造、浜口隆一が在籍した。」 とあるんですよね。 日本屈指の建築家たちと、道造がちゃんと並べて周知されていました。 だって、2Fの展示室の 目が泳ぐような素晴らしい建築図の数々、 「或る果実店」や図書館の設計図など。。 そしてそういったものをサラッと手紙に描いた書簡など もう、何度見ても言葉もない素晴らしさです。 さらに2Fには、立原道造賞第2回授賞作品の 桑野洋紀氏作「棚田風景に佇む東屋」も展示されています。 詩人・立原道造と、建築家・立原道造を満喫できる春の展示。 どうぞ、是非お出かけください。 ★立原道造記念館 春の展示案内★ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008年05月03日 12時05分12秒
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