カテゴリ:ビジネス
昨日のブログでも書いたけれども、ヘッドハンティングが頻繁に行われていることからも、優秀な人材の確保は、大きな課題になっていく。
地場の会社の対策、他外国企業の対策を見てみると、日系企業は対策が遅れていると認識せざるを得ない。 まず、賃金の低さである。台湾系、香港系、地場の会社では、ブルーカラーとホワイトカラーの賃金の差が激しい。ブルーカラーについては、大差はない。むしろ、日系企業のほうが給与が高い。しかし、ホワイトカラーの給与は、日系企業の倍出している。肩書きが変わると極端に給与があがる。日本人の給与を聞いたら、大概安すぎる!と驚く。「中国は人件費が安い」という考えで、ホワイトカラーに高い給与出さないのか。あるいは、日本の感覚(ブルーカラーの人も、ホワイトカラーの人も月給に差がでない)を持ち込んでいるかのどちらかだろう。 日本だと、問題になるような給与や待遇の差をつけても、中国人は気にしない。役割が違えば、給与が違うのは当然と割り切って考えるか、上昇志向が高く、上を目指すがのどちらかである。 次に、評価の問題である。日本人従業員に慣れた人にとっては、中国人の働き方に驚くだろう。がむしゃらに働く人間と、働き具合の悪い人間と両極端である。ここで、日本風に、年功序列など持ち込むと、がむしゃらに働くという上昇志向のある人間は、さっさと会社を去る。残るのは、仕事ができなくて(しなくて)給与をもらえると思っている人間になる。地場の会社では、頑張るものは、出世が早く、怠けるものは、解雇されるというシステムである。 他に福利厚生などもある。 地場の会社、台湾系の会社、香港系の会社、皆、うまいこと利用している。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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