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カテゴリ:心理・セラピー
前回の日記の「国立オリンピック記念青少年総合センター」で開かれた
「フォーカシング・ワークショップ」ですが、とっても参加したい理由がありました。 「フォーカシング」を学ぶのにふさわしい本に 「やさしいフォーカシング」(アン・ワイザー・コーネル著)があります。 著者のアンは、フォーカシングの創始者 ユージン・ジェンドリンの一番弟子の1人であり、 現在では、世界最高のフォーカシング・トレーナーと 言われています。 そのアンが、今回のワークショップの講師をして下さったのです。 それも3日間! 1日7時間を3日という事で、最初は大分迷ったのですが(だって体力が…)、 場所もそれほど遠くない所なので、思い切って参加を決心しました。 後で分かったのですが、今回の来日は5年振りとの事。 この次は何年後になるかも分からず、やはり行ってよかった! フォーカシングは「体を使って、自己の気付きを促し、こころを癒していく」 独特の方法です。(「やさしいフォーカシング」より) 感情は、体の感覚として現れます。 例えば「胸に穴があいたように寂しい」とか「腹をくくる」とか。 このようなはっきりした感覚でなくても、何となく気になる感覚がありますね。 ほら、胃のあたり、胸のあたり、肩、のど、何か感じませんか? その感じにそっと注意を向け、 その感覚に寄り添い、その感覚にぴったりな言葉を探していきます。 ぴったりした言葉が見つかると、フェルト・シフトと呼ばれる、 「ぴったり」という感覚と、開放感が得られます。 実は、私はフォーカシングがあまり得意ではありませんでした。 1人でやっていても「フェルトシフト」が、あまりよく実感できないのです。 けれど、今回のワークショップで、これは普通の事だと分かりました。 アンによると、フォーカシングは2人で行うのがベストだそうな。 1人が体の感覚に意識を向け、もう1人はガイド役をするのです。 その方が、より微細な感覚に意識を向けていられるそうです。 初めてお目にかかったアンは、常に笑顔を絶やさない、 穏やかで、お茶目で、優しい方でした。 時々片言の日本語を交え、ゆっくりした英語で話してくれます。 通訳も、アンが来日する時はいつも同じ方だそうで、 時々アンと小声で打ち合わせながら、滑らかに訳して下さいます。 通訳して下さる会はいいですね。 同じ事が2度話されて、お陰でノートを取る時間ができました(^^)。 次回に続く。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年11月02日 23時37分49秒
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