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テーマ:生き方上手(685)
カテゴリ:心理・セラピー
前回お知らせした斎藤学先生の「オープンカウンセリング」ですが、
とても興味深く参加させて頂きました。 (前回「公開カウンセリング」と書きましたが「オープン…」でした) 初めてお会いした斉藤先生は、優しいお父さんのような雰囲気でした。 ざっと相談者の方のお話を聞いた後、かなり突っ込んだ質問をしては、 その方のこれからの生活に役立つであろう助言を、 ポンポンとして行かれます。 始めは「そんな質問をして、大丈夫だろうか?」と ドキッとする事もありました。 でも、少し話を聞くだけで、すぐに問題の本質を見抜かれるようで 鮮やかな進行ぶりに感嘆しました。 内容は守秘義務なので、書くことはできませんが、 先生のお話で、心に残った言葉が2つあります。 一つ目は 「人と自分との境界線を、しっかり引こう」 例えば、誰かに言われた言葉が「カチン」ときたら、それは 相手が境界線を越えて、こちらに侵入してきたという事。 そして自分の境界線の引き方も、ちょっと弱かったという事。 そう考えてみると、確かに人間関係のトラブルは、 ほとんどが越境問題ですね。 大家族で暮らしていた頃は、境界線を越えるのを大目に見るのは 当たり前の事だったでしょう。 でも、核家族が普通になった今、 お互いに上手に境界線を引くのが、これからの大切な知恵ですね。 2つ目は 「自分を甘やかそう」 何をやっても自身が持てない、自分を好きになれないと思える時は、 「そんな自分をたっぷり甘やかしましょう」との事でした。 これは「自分を大事にする=自尊心を持つ」事。 で、この「自尊心」をどう持つか、学校では教えてくれないし、 そもそも基準などありません。 だから「よくやったね」と、理屈抜きで甘やかしてあげればいいそうです。 そうすることで、自分を大事にする感覚が生まれ、 将来何かあっても、自分で修正する力ができるそうです。 この「自分を大事にする大切さ」は、私も心理で学びましたが、 今の日本人に大きく欠けている事かもしれません。 公開なので、問題を深く掘り下げる事はせず、 これからどうするかに焦点を当てたお話が、素晴らしかったです。 ただ、そのやり方を腑に落とすというか、 納得する作業は、相談者ご自身でやる感じでした。 セラピーは、この「腑に落ちて」頂く事を、とても大切にしますので、 そこが大きな違いかな、と感じました。 今日も読んで頂いて、ありがとうございます♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年01月26日 23時24分45秒
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