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カテゴリ:日本のこと
日本一の名捕手と言われた古田敦也兼任監督が、昨日の神宮での試合を持って現役を引退しました。
香港にいた時は、プロ野球中継と言うものがないため、あまり関心をもって見ていませんでしたが、どこのチームを応援するかと言われれば、やはりヤクルトスワローズです。 そのヤクルトで18年間活躍してきた背番号「27」の姿は、これから神宮では見られなくなってしまいました。 その成績は、最近でこそパッとしませんが、この18年間で5度のリーグ優勝(4度は日本一)、通産2000本安打など、輝かしいものを残しています。 98年からはプロ野球選手会会長に就任し、04年には球団再編問題で、史上初のストライキを決断しました。 あのときの彼のリーダーシップは、今も強く印象に残っています。 監督になってからは一度も胴上げはなかったけれども、ヤクルトの中での信頼は厚かったに違いありません。 ニュースで写した球場での最後の挨拶の場面で、感激に涙を浮かべ、言葉に詰まるシーンが、とてもさわやかで印象的でした。 そして、観客席のフェンスによじ登り、ファンに少しでも近いところで、感謝の気持ちを表すところはいかにも古田らしく、これこそファンへの最大のサービスなのではないかと思いました。 昨今は大リーグに人気を奪われがちなプロ野球ですが、またひとり球史に残る名選手が引退してしまったことは、残念でなりません。 「また会いましょう!」と言う彼の最後の一言を信じて、また彼の姿を目にすることが出来ることを期待して、彼との再会を待ってみたいと思います。 下の写真は、学生時代によく観戦に行った神宮球場へ向かう途中にある絵画館。 先日たまたま用事があって近くを通ったのですが、久々に懐かしさがこみ上げてくるようでした。 またプロ野球観戦行ってみようかな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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