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テーマ:中国&台湾(3304)
カテゴリ:桂林・陽朔旅行記
桂林・龍勝の旅の続きです。
その日は桂林市内に宿泊、翌朝早く車で出発し、中国有数の棚田が広がる龍勝へ向かいました。 龍勝は桂林市内から北西に約80kmのところにあり、その南30kmのところにあるのが今回私が行く「龍脊梯田」です。 龍脊梯田は、標高300mから1000mほどの場所に広がり、傾斜角度は30度以上、ところによっては50度近くになると言うことです。 したがって、田んぼ一枚の面積はとても狭く、「カエルが飛び跳ねると、田んぼ3枚を跳ねる」と言われるほどなんだそうです。 この棚田の開墾は、少数民族のひとつであるチワン族によって元代(西暦1300年頃)に始まり、清代初期にほぼ今の姿になったそうです。 さて、車は桂林を出発して1時間ほど走ったあたりで、山沿いのわき道へ入っていきました。 しばらくすると龍脊梯田の入り口に到着、ここから先、観光客は入場料が必要になります。 龍脊棚田1 posted by (C)Nao このあたりには、多くの少数民族の集落が点在しています。 そのうちのひとつ、ヤオ族の女性達は髪が長いことで知られていますが、その長さは身長とほぼ同じくらいだそうです。 普段は写真のようにして、巻く様にしているのですが、あまりにも長いので、髪を洗う時には川で洗っているのだそうです。 ヤオ族の人たち posted by (C)Nao さて、急な道をさらに走ると大きな駐車場に到着、そこから歩いていくことになります。 棚田までは道が急で大変なので、人を乗せて登っていく「籠」もありました。 龍脊棚田案内板 posted by (C)Nao 私は駐車場から歩いて登ることにしました。 最初は広かった道幅も、登るにつれてだんだん狭くなり、やがて人ひとりがやっとの細い道になりました。 龍脊棚田2 posted by (C)Nao そのうち前方には、斜面に張り付くように建物が建っている小さな集落が見えてきました。 この家々の多くは旅館らしく、観光客も結構宿泊しているようです。 龍脊棚田3 posted by (C)Nao その集落の中をさらに登っていくと、視界が開け周囲一面に棚田が広がっていました。 麓から天に向かって延々と連なるその棚田の風景は、未だかつて見たことの無い光景でした。 いったいどうやって、数百年も前にこんな斜面に田んぼを開墾したのか不思議ですね。 龍脊棚田5 posted by (C)Nao それから棚田の最高地点まで登ってみようと思ったそのとき、ぽつりぽつりと雨が落ちてきたかと思ったら、あっという間に豪雨、おまけに雷までが鳴り出しました。 しばらく様子を見ましたが、止みそうに無いので、頂上行きは諦めることにしました。 龍脊棚田4 posted by (C)Nao 私がここに行った時は秋でしたので、田んぼには黄金色の穂が実り、そのため棚田の景観が、少しはっきりしなかったですね。 ベストシーズンは、春先の水を張った頃のようで、その頃の棚田の景観は、とても素晴らしいようです。 他からの転載で恐縮ですが、ご参考にお楽しみください。 龍脊梯田6 posted by (C)Nao それから歩いて下りて行き、駐車場へ着く頃には、雨も止んでいました。 駐車場では、民族衣装を着たチワン族のおばちゃんたちが、観光土産を買わないかと迫ってきます。 チワン族の人たち posted by (C)Nao そんなおばちゃんたちを、何とかかわしながら車に乗った私は、香港への帰路に着くため、一路桂林両江空港を目指しました。 さて、以上で桂林・龍勝への旅のご紹介を終えたいと思います。 長らくお付き合いいただきまして、ありがとうございました。 今後は引き続き、桂林・陽朔の旅について、ご紹介していきますので、よろしくお願いします。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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