なおこ屋バスの移動販売日記　～破産へのケータリング目録？～

おはやうございます、永き眠りよりようやく放たれました。

まず突然旅立つ事になった１５日の日記から・・・

１５日夜

まず翌日の１６日に岐阜岐南に行かねばならないので道検索（名神と東名阪＆東北北陸道併用の２パターンの道がある）していたのだけど、もちろん名神は高いノヨネ。
でも後者はややこしそう・・・
道に迷ってる間にアイスが溶けそうで怖い。

んで、トラック乗りの友人に電話して聞いてみたら
「５時間かかると思っとき。特に２２号線は広い道だけど朝はババ混みやで。」

なんだとーーー
３時間くらい＋予備１時間くらいだと思ってた・・。
予備みて６時間か・・・
うーむ・・・
アイス怖いな・・

いてもたってもいられず、急遽冷凍庫２機積んで出撃を決行した。

午前１時半家を出る。
「どうせこの時間に出るんなら」とケチって天理東インターから２階へあがる。

遠いわ、遠い・・・なんしか遠～いねん・・・
登坂車線をトレーラーに紛れて５０ｋｍ・６０ｋｍの低い次元で追い抜き、追い抜かれ・・・

下り坂では「速い車についていけば大丈夫だ」の法則に従って排気ブレーキをバシュバシュいわせながら駆け抜けといた・・・。
ネットで調べたところ、目的地までは「２２１ｋｍ」とか書いてたんだもの・・・


眠気は２時半ころがピークだったかな・・
一刻も早くついて寝たかった。

ようやく坂道から平坦な道に抜けたころ、路肩に止まって発電機をかけて走行してみたけど・・

やっぱ～ダメですね！
発電機は穏やかに走ってもすぐに止まる！
さ～急いで走らなきゃ！！

小牧ＪＣＴだったかな？まで行かず、これまた高速代をケチって清洲で降り、２２号線を北上。一宮木曽川ＩＣより１区間だけ北陸道を走り各務原で下車。

目的地を確認しつつ、空が明らかに明るくなっているのを確認しつつ、ぎりぎりまで寝たいので先に最寄のコンビニまで行って食料を調達・・・
寝起きの現場作業の方たちと紛れて弁当コーナーを闊歩した。

空も明るい午前５時、発電機をかけて後部厨房の作業台ステンの上で毛布かけて寝た・・・。

１６日

寝れたがな！！
硬いなぁ・・・と思いつつ寝たステンの上でも人間は極限を超えると寝れる事が判明。
９時、出勤してきた副店長さんの指示に従い準備開始、１０時開店！！

んで、今日のバス



ちなみに、愛媛出店よりバスはパワーアップしております。

お店の方たちにも可愛い！とバスは好評。
自慢のバスだもの・・・。
速度計も燃料メーターも水温計も狂ってるけどな・・・

んで、今日はアイスクリーム（バニラｏｒミックス）２８０食。

出るワケは無かった・・・・

２８０食出る場合を想定しての冷凍庫温度管理の作戦はバッチリ準備してきてあるのだけど（車にもともと付いてる物含め、冷蔵装備は４機）逆にアイスをあらかじめ出しておかないと硬くて取出しが大変ですがな！！


暑いのが嫌な私はエアコンをかけて楽勝の雑誌鑑賞、読み終えてからは車内の清掃・・・

無事に午後７時閉店・・・

が、ここからは大変だった。
お店にいる女性従業員の方々（１０名ちょっと）に残りアイスを配布・・・
は当然なのだけど、

「あの、これに詰めてもらいたいんです」

「あ、私も！みんな持って来てるんです！」

と続々タッパーが現れたがな！！
しかもデカイ・・・

皆さん、タッパー詰めを手伝ってくれたというものの、なんしか入れても入れてもタッパーが現れるねんなぁ・・・

しかし、このとき良かったのが、皆さんアイスを召し上がられた際にすでに「あ、このアイス違う！美味しい～」と仰ってくださっていたものの、注ぎ分けたりするとなおさらこのアイスマニアの私の拘り高級アイスはわかって頂けたようで「美味しそう～」とか言いつつ、アイスを注ぎつつ、つまみ食いや・・・

いいねん、それはいいねん・・・
けど、つまみ食いしたスプーンをそのまま容赦なくアイスに突っ込みはるねんなぁ・・・

ま、まぁそれが行き渡るのは店内の同僚さんだからいいけど・・

しかしこの量が半端なく出てしまい、明日の分も割り込んだような割り込んでないような・・・

念のため確保してあった同じアイスを販売してる店に仕入れに赴く事にした・・・
「あぁ～ここはどこやねん・・・」とつぶやきながら・・・

そうそう、アイスを注ぎ別けながらお店の方たちとこんな話をした・・

私「やっぱ、名古屋っていうかここら東海の方たちは味噌味が大好きなの？関西人がソース好きなみたいに・・・」

お店の方「ん～やっぱ味噌カツは最高だよね！（味噌）煮込みもいいけど・・・
カツとかおでんとかはやっぱ味噌で食べるよね？」

この時点で十分おかしい・・・

私「いやいや、ローソンでもおでん用に味噌を置いてるのは名古屋とかだけだよ！フツウは出汁で食べるんですよ！」

お店「えぇ！！そうなの！？考えられない！でもカツは味噌だよね？味噌しかないよね！？」

私「ソースとかですよ、ソースかつ丼とか知らないですか！？」

お店「美味しいのかな・・・」

別のお店の方「それやったらあそこの店の味噌カツ食べてみて欲しいよね、○○とか・・△△とかの煮込みも美味しいけどね」

お店Ａ「あぁ～、美味しいよね！○○の煮込み最高！うどんの硬さもちょうどいいし、濃さ（味噌の）も・・・」

お店Ｂ「そうそう！！硬さも濃さもホントちょうどいいよね！！」

これを１０代？か２０代前半の巻髪のちょっとハデな女の子達の会話なのか・・
うどんの硬さの話題で皆が共感しとる・・・
なんぼツウやねん・・・
おかしい・・・・

今晩は折角なので確かに味噌モノを食べようと思っていたのだけど、現場を出て仕入れを終えて１０時を回っていたので、その日は仕方なくスーパーで半額のお惣菜を買って食べることにした・・・

眠かった・・・。

ホテルが結婚式場も併設された石畳のリゾートホテルのようなところで、しかも７階の夜景も見えるナイスな部屋だったのだけど、（しかし爆安の４７００円）そのまま就寝・・・
いや、終身・・・

１７日

目覚ましを３機がけした甲斐あり、無事に起床。
現場へもスムーズに到着して出勤してきた店長さんに御挨拶。

しかし何気なく店長さんのカバンにもタッパーが潜んでいるのを確認。
うーむ・・・・今日も最後にあるな・・・

その日も無事に営業を終え、従業員さんたちのタッパー詰めをして道の混み具合を聞いて途中まで下道を走る事にした。

もっと安いＧＳは無いんかな・・・と思いつつスタンドを見送ってたら山道になったがな・・・
真っ暗や・・・何もあらへん・・・

時折、目的の「桑名東まで３０ｋｍ」という標識が出てきて、道が合っている事は確認できるものの、
「逆に言ったら桑名東まで表示すべき大きな市は無いんかいな・・・」
という感じ。

真っ暗な山道の中にようやくＧＳを発見して給油して安心したら急にお腹が減った（笑）。

すぐそばにあった「ラーメン」の看板にフラフラと吸い込まれるように入店した・・・。

「まだかなー」と思いつつ走ると遠く感じる事を行きで覚えたので、帰りは心を無にして走った・・・。

しかし、天理東ＩＣを下車して限界を超えたのでローソンで暫く寝て、帰宅したのだが、荷を降ろす力なく、発電機をかけて冷凍庫を作動するだけすると、布団にスライディングした・・・。