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テーマ:我が家の小鳥(2335)
カテゴリ:読書
フクロウの生態について米女性生物学者が書いた本の続きです。
1,2と下にありますので、そちらを先に読んでからどうぞ、、、 2歳の誕生日は ステイシーが病気で入院の為何もしなかっがようですが、3歳の時また生きているマウスを与える事にしました。 と言うのは、Wesleyがステイシーの目の前で ペットの文鳥(フェンチ)の籠を落とし逃がして空中で鷲掴みに捕らえ食べてしまった(この事件で他の文鳥はすぐに 鳥好きな友人に譲りました!)のを見たので、マウスでもう一度試してみようと思ったわけです。 以前と同様バスルームに マウスを放すとWesleyは前回と同じく 怖がって端で縮まっていました。 マウスの方も前回と全く同じく 全然警戒心なしで、顔を洗ったり背中を向けたり。 でも 今回ステイシーは待ってみる事にしました。マウスは昼寝!!をしたり、餌を貰って食べたり、大胆不敵です、、 退屈な長い3時間がたった頃、ウェスレーは渾身の勇気をふるって、そろりそろりと近づきマウスの背中を脚でそっと触りました。それから注意深くそっとマウスを握ると! 怒ったマウスがガブリとウェスレーを齧り、驚いたウェスレーは マウスを取り落とします。 あ~ぁ、駄目かと 止まり木にウェスレーを返そうとしたその時、マウスがチョロチョロっと逃げ出したのです。 その瞬間、ウェスレーが嘴を使って電光石火のごとく一撃でマウスの首を折り即死させました。 ビックリしたのは、ステイシーだけではなく、ウェスレー自身もで、暫くの間何が起こったのか両方ともわからなくて 固まっていました。 そして判った途端 ウェスレーは獲物を持って 高らかに勝利の雄叫びをしながら大行進です。ステイシーに’野生のネズミは3時間も待ってくれないよ~’と言われてもなんのその、、、、 しかしその後 急に野生に目覚め、ステイシーを3日間拒否し威嚇し続けました。その後まるで何もなかったかのように、元に戻りましたが、、、 ステイシーはその後、ずっとお誕生日にこのプレゼントをして何時も同じようになったそうです。 3年半たった頃、すっかり成長したウェスレーはステイシーを伴侶と決め、巣作りに励むようになりました。 そしてある日、昼寝でふわふわした柔らかい物の夢を見たそうです。(フクロウは夜行性なのでステイシーも 付き合い、その為昼寝をするそうです。) フッと目覚めると、ウェスレーが必死になって餌のネズミを彼女の口に入れてました、、、、! ぎょっとなって吐き出すと、ネズミの匂いが鋭く口中に充満しており、慌てて洗面所に走っていくと、ウェスレーがネズミを運びながらピッタリ付いて来ます。 そして、肩に止まるやまた必死になってネズミを食べさせようとしました。食べた振りをしてもちゃんと見ぬいて餓死させないように(?)と しっかり見張っています。 そして、夜中は闇をにらんでステイシーを守ろうとしたり、、、、、、 まだまだ沢山の面白いぎょっとするような実話が山ほどですが、19年間、ステイシーと共に信頼と愛情に満ちた生活を送り、最後はステイシーの腕の中で静かに亡くなりました。死因は肝臓癌で癌細胞が肝臓を埋め尽くしここまで生きたのが不思議なくらいだったようです。 その頃重病を患ったステイシーの為に 頑張って生きていたのかな、と思いました、、、人間にたとえると120歳だそうです、、、、 *注 以下は飼って見たい人の為に グロテスクな餌に関しての現実です。 フクロウのはネズミ(マウス)が主食で98%、小鳥などが2,3%だそうです。 Barn Owlなどの小さめなフクロウは日本に住むネズミ(ラッツ)だと大きすぎる為 輪切りにして出さないといけません。 雛の時期は一日6匹、成長してからは3匹、羽毛が生え変わる時は7匹ほど食べるので、冷凍庫に冷凍し、食べるたびに解凍し、熱いところが無いか調べてから与えます。 空腹であれば、マウスなら頭から一口で丸呑みなので良いですが、食べ散らかす事が多いです。 それから、フクロウは猛禽類なのでインコのように群れて暮らす鳥と違い、成長すると人や他のペット(犬、猫)などを厳しく選ぶようになり、基本的に伴侶以外は近寄る事を許さなくなるようです。そのため、旅行など家を長く空ける場合 餌を与えてくれる人を探すのは非常に難しくなります。 まだまだ沢山の 知恵がこの本にはありますので、読まれると良いと思いました、、、、 本のHPは http://www.wesleytheowl.com/ です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.10.15 06:44:55
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