|
テーマ:アニメあれこれ(26876)
カテゴリ:アニメ関連
2部に亘る原作がようやく完結したと思えば、先月末に早くもアニメ2期の制作が決定、 秋から放送開始予定だそうで、エロゲ原作アニメとしては異例のスピードで企画が進んでおります。 さて、そんなlatte taleの余韻に浸りつつ、2期の放映に先駆けtvkで1期の再放送が始まりました。 efは1話で切ったという人が多かったようなので、2期の前に再放送してくれるのは嬉しい配慮。 見ていた人は2期に備えてのおさらいに、見ていなかった人はこれを機に是非。 そこで今週から1クール、折角の再放送ということなので、 以前書き溜めたレビューを再編集して掲載して行きたいと思いまして。 これからまた長文感想ラッシュになる訳ですが、どうかお付き合いお願いしますー。 それではef - a tale of memories.第1話「eve」、レビュー開始です。 ■広野紘、宮村みやこ まずは全4章に亘るefの物語の第1章を飾る、紘とみやこの物語から。 学生でありながらプロの漫画家である紘。 漫画の内容に行き詰った紘は、取材として音羽の街の教会へ向かいます。 そこで出会う、ミステリアスな風格漂う不思議な女性・雨宮優子。 取り合えず優子さんについては後で触れさせて頂くとして。 教会の前で紘はみやこと出会うこととなります。 引ったくりに襲われたみやこがたまたまそこにあった紘の自転車を勝手に借りていくという、 教会だからといってロマンチックさの微塵も感じさせない、そんな出会い。 紘が追い付いた先には、粗大ゴミと化した愛車と道の真ん中で倒れるみやこの姿が…。 焦って救急車を呼ぶもみやこはその場であっさりと目を覚ましてしまいます。 もう一度引ったくり犯を追いかけようと試みるも、敢え無く失敗。 実は財布には大してお金も入ってなく、携帯にはおばあちゃん家の番号しか入ってなく、 バッグも買い替え時だったとの事らしく、これまたあっさり諦めちゃいました。 そんな掴み所の無い性格の女の子・みやこ。 ひろひろとみやみや、お互い可笑しな名前のカップル。 とても初対面とは思えない、仲の良い二人の男女はどこへ向かうのか…。 ■堤京介、泉絵美 映研部員の京介と、その交際相手であり映研部長である絵美。 カメラマンである京介は、クリスマスの街並みを写真に収めています。 そんな中、街頭で通りすがった女の子に何か惹かれるものを感じる京介。 それが彼が始めて見た、新藤景の姿なのでした。 「また?またなの!?」という絵美の台詞から、京介のプレイボーイさが伺えます(笑) アニメではあまり詳しく描かれない2章の物語ですが、その代わりか 紘とみやこの物語において終盤で少し重要な役割を担うことに。 6話以降の景との絡みが見所です。 ■麻生蓮治、新藤千尋 「僕はずっと思っていた。いつか自分が特別な人間であると言われる事件があると。 いつか、自分には才能があると認められる何かが見付かると。 ずっと昔から僕の頭の中には、お姫様を守り、幾多の戦いを乗り越えるナイトになった、僕がいた。 …でも、そうなるには間に合わなかったなぁ…どうしようかな」 1話冒頭は蓮治と千尋の出会いから。 一応このアニメのメインは蓮治と千尋の2人みたいです。 3章の物語で、実は原作が発売されてからまだ1ヶ月ちょっとだったり。 原作よりアニメが先行した訳ですが、原作との相違点を探すのもまた一興かと。 上の台詞は蓮治が冒頭のシーンでぼやいていた物。 何だか割りと共感させられる部分があるのですが(笑) そんな中二病患者の彼の日課は、誰もいない無人駅で一人で本を読む事。 が、その日は既に先客がいたのでした。 それが新藤千尋との初めての出会い。 「帰りのホームルームで、進路希望調査のプリントが配られた。 子供の頃に見るような未来の夢ではなく、具体的な将来を決めて来いという事だ。 “お姫様を災いから守って戦う王子様になりたい” そんな夢を書いても良い歳は、とっくに過ぎていたし…。 そうなるには間に合わなかったなぁ…どうしようかな」 Bパート冒頭でも蓮治の中二臭さがむんむんとしてきます(苦笑) そんな訳で無人駅で千尋と2度目の邂逅を果たす蓮治ですが…。 初見の人でも雰囲気で掴めると思いますが、千尋は少し訳ありなんですよね。 それは2話のラスト(神アニメ認定の決め手となる訳ですが)で触れさせて頂くとして。 たった3度会っただけで千尋に抱き付かれたりと、蓮治も嬉ながら困惑している様子。 いつも一人で空を見上げてるだけだった千尋が蓮治に惹かれた理由は、 蓮治の「またね」という一言にあったのです。 昨日の私から、今日の私へ。 ■火村夕、雨宮優子 efの物語の中核を成す2人。 優子さんも夕も、教会で誰かを待っているというのですが… そんな2人の役割は、若い男女達に「大人の意見」を忠告すること。 アニメではそれ以上は描かれないので、2人の過去は秋から始まる2期を待つとして。 今後も様々なシーンで現れては意味深な言葉を残していってくれることでしょう。 ■背景 この作品を見る大きな切っ掛けになった背景画。 雲模様や月と夜空、教会のステンドグラス等、どれをとってもとても芸術的でした。 中でも空の描き方は特徴的。 原作ムービーの新海誠監督の特徴を巧く盛り込んでいます。 また、シャフト制作は伊達じゃなく、実験的とは言えど斬新な演出が随所に見られます。 メールの件名の「絶望した!」や、飛んで来たチラシの裏に書かれていた「nice boat」、 こなたとあきら様による東方風なゲーム等、微妙なパロディの入れ方もお上手で(笑) 一見手抜きに見えるもそれがまたお洒落だったり、演出面だけでも見る価値はありだと思います。 特徴的過ぎる故、好きな人は好き、嫌いな人は嫌い、と意見が分かれるところではあるのですが。 それでもアニメとしてのクオリティの高さも確かなもの。 と言う訳でお気に入りの背景シーンからキャプ。 以上、ef第1話レビューでした。 1話ではメインキャラを大方出しておいて、作品の雰囲気を感じてもらうと言ったところ。 まだまだ序章、物語は2話以降で動き始めることになります。 1話で気に入られた方は勿論、そうでない方も2話以降できっと好きになるはず。 どうか1話で切らないで、是非とも最後まで見て欲しい作品です。 12話のラストシーンではきっと涙が止まりませんから(笑) やはり長文になってしまいましたが、以上、シャフト信者のナスビがお送り致しましたー。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jul 11, 2008 12:07:39 AM
コメント(0) | コメントを書く
[アニメ関連] カテゴリの最新記事
|
|