珪藻土クロスの良し悪し
漆喰や珪藻土の塗り壁に憧れていたわたしですが、予算の関係で工務店の標準仕様だったクロスを採用しました。でもクロスにも珪藻土クロスというものがあります。「珪藻土のクロスだなんて、なんだかばったもんみたい・・。」なんてことを思わないでもなかったのですが、好奇心から寝室だけ珪藻土クロスを貼ってもらいました。珪藻土って、植物性のプランクトンが長い間堆積して出来たものらしいです。ビニルクロスと違ってテカテカしてなくて、ざらつきのあるナチュラルな素材感があります。見た目のナチュラル感だけでなく、湿度の高い時には湿気を吸い取り、乾燥時には水分を放出してくれて、その上、消臭機能までついているそうです。以上が珪藻土クロスの良い点です。続いて難点を。画像のように、物が当たると黒くなっちゃいますし、それを水ぶきでもしようものならシミになります。サンゲツのHPで珪藻土クロスの取り扱いについて以下のように書かれています。「自然の泥土が成分なので水拭きするとシミが残ったり表面がハガレたりとトラブルの原因になることも。普段はホコリをはたく程度のお手入れにして、手垢などが付いた時には消しゴムなどで軽くこするようにお手入れしてみてください。」画像の黒い汚れは掃除機があたってできた汚れです。消しゴムでとれるのかどうか、試してみました。少し残っていますが、根気よくこすっていけば落とせそうです。ただ、消しゴムがこんなになりますけど・・。何度も何度もやさしくこすって少しずつ落ちる感じで、簡単に落とせるわけではないんです。天然素材ならではの味わいを手に入れるためには、天然素材ならではのデリケートな部分を把握して、上手に付き合っていかなければいけないようです。珪藻土クロスを使うなら大人の寝室くらいにとどめておいた方がよさそうですよ。子供部屋になんて使ったら、手あかや物がこすれた黒ずみで真っ黒になるのもあっという間でしょう。洗面室やトイレも水がかかるのでやめた方がよいでしょうしね。「いつか塗り壁にリフォームしてやる!!」と思って諦めた塗り壁でしたけど、お手入れのしやすさを考えると、私にはクロスでよかったのだと実感しています。でも、「天然素材ならではの味わいを手に入れる為なら汚れぐらい我慢できるわ!!」と思える方にはお勧めです。見た目のナチュラル感は普通のクロスでは手に入れられませんからね。ブログランキングに登録しております。更新の励みにしておりますので、一日一回、応援ポチっと宜しくお願いします! m(._.)mペコッ