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Oct 5, 2005
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カテゴリ:中国語
きょうは、やっと語学オタクらしい話題を書きます。(笑)
長いですが、読んでやってください。



(前置き)
僕は中国語を勉強しています。やったりやめたりで、上達は一進一退といったところですが、
トータルすれば、けっこう長い時間になります。また、それと同じ状況にあるのが、韓国語で
これもブランクがあって、最近また勉強しようと思っているところです。

中国語・韓国語といえば、発音に有気音、無気音
(韓国語では呼び名がちがいますが)というのがありますよね。
これは、日本語には無い概念なので、日本人にはわかりにくいもののひとつです。
でも、息を強く出しながらだとか、息をおさえながらとかで練習して、
それなりに発音できるようになり、聞き取れるようにもなったのですが、
今ひとつしっくりこないものがありました。
どれだけ強く息を出せばいいのかとか、どれだけ息をおさえればいいのかというのが、
よくわからなかったのです。
無気音だって、ぜんぜん息がでないわけじゃないし・・・。

韓国語で、「~したいです」というのを「~ゴ シッポヨ(go ship'oyo)」といいますが
「ポ」が激音(有気音)なんです。
韓国でこのフレーズを使ったとき、張り切って、思いっきり息を
出しながら言ったら、笑われましたもん。(笑)
不必要に強かったわけですよね。

そのしっくりこなかったのが先日晴れたのです。それも本屋の立ち読みで(爆)
ある中国語学習月刊誌の中にある記事でしたので、読んだ方もいらっしゃると思いますが、
そのことについて書こうと思います。(前置きが長くなってしまった)



(STEP1)
まず有声音と無声音を理解しましょう。
日本語の音を例にしましょう。(アルファベットも日本語のローマ字ととらえてくださいね)
「タ(ta)」「カ(ka)」と「ダ(da)」「ガ(ga)」を子音、母音にわけて発音してみましょう。
発音するときに、のどに手を当ててみましょう。
t,kだけ発音するとのどは震えませんが、aの音は、のどが振動します。
d,gは、それだけ発音しても、のどが震えます。
(フォニックスの練習のようにやってみてください)

のど(声帯)を震わせながら出す音を有声音、震わせない音を無声音といいます。
ですから、日本語の子音k,t,p,sなどは無声音、g,d,b,zなどは、有声音です。
(他の子音は説明に関係ないので省きます)
それに対し、母音a,i,u,e,oは、どの音も有声音です。

では「タ(ta)」と発音したとき、tの音を出したときはまだ、声帯が振動していませんが、
aの音を出したときに声帯が振動します。
(ほんのちょっとの時間のあと声帯が振動しはじめますよね)
一方「ダ(da)は、dの音を出したときから声帯が震えます。そのままaの音に移行していきます。
この違いわかりますか? 
なんのこっちゃと思っている方、もう一度よく読んで、
違いを理解してください。
あとの有気音、無気音の説明の理解に不可欠です。

もしわからないかた、質問してくださいね。




(STEP2)
ここで、基本的なことを確認しておきますが、日本語では、清音(か、た)と濁音(が、だ)
の区別があるのに対し、中国語では、それはなく、有気音、無気音の違いで区別されます。
(韓国語を説明に加えると、複雑になりすぎるので、中国語だけで説明します)

ここからのアルファベットは中国語のピンインと理解してください。
(g,d,z,bは、日本語の濁音の子音ではありません。無気音の子音です。)

中国語を習うと、無気音は、息を抑えて出す音、有気音は、息を強く出して出す音と習います。
これらの音を、さっきの声帯がいつ震えだすかということで、説明すると、こうなります。

有気音の「他(ta)」は、息を強く出すため、tの音をだしてから、aの音で声帯が震え始めるまでに少し間(ま)が
生じます。べつの言い方をすれば、tの子音の音がながく響いている。
無気音の「大(da)」は、息を抑えて発音するので、dの子音だけでは声帯は震えないものの、すぐに
aの音で声帯が震え始める。間(ま)があまりないわけです。子音の音が響く時間が短いということ。
(念のため、再度確認しておくと、ここでのdは、ピンインのd。日本語の濁音ではありませんよ。
韓国語であらわすならttと表している濃音です)

中国人は、子音の音が長く響くか、短いかで、有気音、無気音を区別しているそうです。
息を強く弱くというのは、発音の手段にすぎません。
相手の口の前に手をだして、風を感じて区別してるわけではないんですね。
あたりまえですが。



(まとめ)
ちょっとまとめますと:
日本語の「ダ」は、発音してすぐ、声帯が震えるので、間(ま)が
中国語のta(有気音)は、tの子音の音がしばらくひびいて、
それからaの音で声帯が振るえはじめるので、その間(ま)の長さをとします。
(感覚的にわかるように数字であらわしてみました)
すると中国語のda(無気音)の間(ま)は、0.1といったところでしょう。

daの音は、前後の発音の影響によって、に近づき、「だ」と聞こえることもあります。
また日本人が、中国語のdaの音を「だ」行の音で代用するなら、それで通用するそうです。
それも、声帯が震えるまでの間(ま)の長さだけで、区別しているからです。

この説明で僕は、霧が晴れたようにすっきりしたのです。
それは、感覚的だったものが、ことばによって十分説明されて、理解できたからです。
みなさんは、どうですか? やはり霧がはれましたか? 
それともまだわからないですか? よけいわからなくなりますか?



(余談)
ちょっと余談になりますが、日本語でも英語でも、
意識しないだけで、無気音、有気音を発しています。
日本語でも英語でも、前後の発音の関係によって、「た」(清音)を0.1~1の間で発音し、
「だ」(濁音)は0で発音しているわけです。
0.1~1ということは、ときには0.5くらいの音も発し、
そういうとき中国人には、どっちつかずでよくわからない音ということです。






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Last updated  Oct 6, 2005 01:49:48 AM
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