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カテゴリ:かぶきぃず
顔見世。
諸般の事情で豪華にもなったが。 仁佐玉の麗しいこと。 阿国が愛しい山三に夢の中で逢うという舞踊劇。 一応綺麗どころ選抜隊と思われるビジュアルを誇る女形たちが阿国に侍っているが 抜きんでた阿国は・・・・・人心を惑わせるほどの美しさ。 衣装もすぐに自前と判るほどのモノ。 ・・・・・・・半端ではないしどけなさ。 たとえ「生物学的に女」や「女として卓越した女性」では到底及ばない。 今年女の人が演じた阿国を観たけどやはり絶品。 この夢か現か幽玄の美を見せ付けられて山三。 確かに並んでも美しいし華もある。 しかし。 明らかに膝がついてゆけていない点と 衣装が「もしかしてまだ彼の丈のまま?」てな布余りで痛々しく。 かなり阿国が動きをカバーしていたが辛そうで。 夢の中の人物が人としての痛みを背負い 現実の世界にいる人が無機質なまでに美しいというのは複雑ぢゃ。 タダでさえ細面ってのはやつれて見えるので大変ぢゃ。 事情が事情なだけにニザを悪く言っている声は聞こえなかったが。 体調や何やかやを考えると負担は相当なものと思われる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011.03.09 12:06:37
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